明るい
「性格が明かる人」(40代・京都府・子ども3人)
「明るくて活発で本を読むことが好きな人」(40代・埼玉県・子ども2人)
想像力
「想像力がある」(40代・北海道・子ども1人)
自信がある
「自分に自信がある。 マイペース」(40代・福井県・子ども2人)
「表現力がある人の特徴」の設問では、「豊かな感情表現」の回答が最も多く集まりました。感情を隠さずに表情や言葉で素直に伝わってくる人は、表現力がある人という印象を与えるようです。他には、「語彙力」についての回答も挙がりました。言葉の選択肢が多いことで、人に想像させやすい話の仕方をすることができますよね。
また、「独特の視点や雰囲気」の回答もありました。言葉で伝えること以外にも、自己表現という形で身なりから雰囲気をつくることができる方もいるようです。自分の感性や考え方に自信があることで、堂々としていられるのかもしれません。
そんな「表現力」ですが、より伸ばしていくにはどのような習慣や勉強が必要になるのでしょうか。皆さんから伺った表現力を鍛える方法をご紹介します。
表現力がある人のその他の特徴は?
表現力がある人にみられるその他の特徴をご紹介します。
感受性が強い
表現力があるひとは、感受性が強い傾向があります。外界からの刺激で心が動かされ、周囲や環境の影響をうけやすい人は、見聞きしたものが心に残りやすいのです。つまり、インプットが多い分アウトプットできる表現も多くなると言えます。
経験が豊富
経験が豊富な人は、その蓄積された実体験のある知識から、広い視野と深い思考力を持ちます。様々な体験が話の引き出しを増やすほか、複数の視点から物事を考えることができるため、結果として表現の幅も広がります。同じ話をしていても、聞き齧った知識かリアルな経験に基づく話かでは説得力も違ってくるでしょう。
表情が豊か
表現力があると思われている人の中には、語彙力よりも表情や身振り手振りが豊かなパターンもあります。人が受ける情報の8割は視覚と言われていますから、表情豊かに話すことで、より表現力があるように見えるのです。
柔軟性がある
表現力がある人は、相手に寄り添った話をすることも得意です。多様な言い回しが頭の中にインプットされているため、相手や状況に合わせた柔軟性のある言葉選びができるのです。相手に誤解なく自分の気持ちを伝えたり、相手を傷付ける可能性のある表現を回避できるため、信頼関係を構築することができ、周囲からの評価が高いのも特徴です。
褒め上手
表現力がある人は、その場に合わせて適切な褒め言葉を選ぶことができます。部下を褒めたいと思っても、判を捺したように同じ言葉ばかり言っていては適当に褒めていると感じさせてしまうかもしれません。その点、表現力がある人は具体的かつ様々なバリエーションで褒めることができるため、相手のモチベーションを高めることにも繋がります。
表現力を鍛える方法や体験談
読書
「言葉が大切だと思うので読書が鍛える近道かと思う。小説でもマンガでも新聞でも、いろんな種類の活字に触れると幅が広がると思う」(40代・福岡県・子ども3人)
「色々な物語を読む、たくさんの人と話す」(40代・神奈川県・子ども2人)
「沢山の本をよむ。 人との会話。交流」(40代・岡山県・子ども2人)
「本を読み妄想や創造を鍛え頭の中でシミュレーションをしてみる事」(40代・埼玉県・子ども2人)
「本は色々な作家の癖があって面白い。 そして、スマホばかり見ないで街並みや景色人の表情を観察」(30代・千葉県・子ども1人)
経験を積む
「いろんなことを経験し、人をよく観察する」(40代・和歌山県・子ども1人)
「学生時代からの人生経験から鍛えられるものだと思うので、普段から自分の言葉で意見を話す相手を作ることが良いと思います」(30代・東京都・子ども1人)
「たくさんのものに触れたり感じたりする経験を増やす」(30代・三重県・子ども2人)
「人前で話す場面をたくさんつくる」(30代・岐阜県・子ども3人)
「新しい景色を見る」(30代・北海道・子ども2人)
人と関わる
「色々なものを見る、人に接する」(30代・大阪府・子ども2人)
「人の話を沢山聞く」(30代・千葉県・子ども1人)
「人とより多く会話する」(40代・岐阜県・子ども1人)
言語化する
「作文の練習と思って、その日の出来事を手書きで日記にしたためている」(40代・千葉県・子ども2人)
「思ったことを言葉にする」(40代・兵庫県・子ども1人)
「自分の感情を言葉にする」(40代・愛知県・子ども1人)
作品に触れる
「アートに触れる」(30代・岡山県・子ども1人)
「映画を観る、本を読む」(30代・静岡県・子ども1人)
「自然や美術などいろんなものに触れる」(30代・群馬県・子ども1人)
「テレビドラマを観て真似すること」(40代・京都府・子ども3人)
情報収集
「あらゆる情報を収集し知識を深める」(40代・埼玉県・子ども1人)
「常にアンテナを貼り、人や物事に苦手意識を持たず、自分の知識、言葉、経験を増やす」(40代・福井県・子ども2人)
考える癖
「何にでも、興味をしめして、いろんな角度から物事を考えるくせをつけること」(30代・富山県・子ども2人)
「他人が立っている立場を自分に置き換えて、自分ならどんなふうに相手に説明したか、などシュミレーションする」(30代・大阪府・子ども2人)
「想像力を働かせる」(40代・岩手県・子ども1人)
感動する
「感動をする」(40代・茨城県・子ども3人)
「色々な感情を湧き立たせる訓練をする」(30代・埼玉県・子ども2人)
表現力がある人から学ぶ
「人の真似をする」(40代・福岡県・子ども3人)
「話し方をまねする」(40代・高知県・子ども3人)
ダンス
「踊りなどの表現力を身につける習慣をつける」(40代・神奈川県・子ども1人)
「ダンスの練習で、音楽を聴いて、そのイメージを体で表現して即興で踊るという練習があった」(30代・福岡県・子ども1人)
伝え方を工夫する
「話す時に意識して身振り手振りを加える努力をする」(40代・茨城県・子ども3人)
「表現力を鍛える方法」の設問では、「読書」の回答が最も多く、続いて「作品に触れる」や「情報を収集する」など、インプットに関わるご意見が挙がりました。
その他に、「言語化する」の回答もあったことから、インプットしたことはアウトプットすることでより心に残ったり、身に付きやすくなると言えそうです。
また、「人と関わる」や「経験を積む」の回答から、表現力を発揮させることは、人がいてこそ必要になるので、対人関係の中で場数を踏むことでより磨くことができそうです。
心が豊かになるための「表現力」
感じたことやインプットしたことを言語化などでアウトプットすると、日常生活で発見が増えたり、心も豊かになったりしていきそうですよね。
「表現力」を高める方法として、読書や作品に触れるというアイデアも挙がりましたが、食事をして「美味しい」と感じたり、景色をみて「きれい」と思ったり、普段の生活の中で感じたことを伝えることからはじめてみるのも良いかもしれません。
感情が動いたことを具体的に伝えたいと思うことで、表現力の幅が身についていくのではないでしょうか。