デメリットは「添加物」「栄養素」
手軽に美味しく野菜の栄養素を摂れる野菜ジュースですが、飲み過ぎは推奨されていません。
商品にもよりますが、香料やpH調整剤といった食品添加物が配合された野菜ジュースや、飲みやすさを重視して甘味料をたっぷり入れている野菜ジュースもゼロではありません。こういった添加物や甘味料の大量摂取は、健康維持に好ましくないと言われています。
また、先に説明した通り、吸収率がアップする栄養素もあれば減少してしまう栄養素もあります。野菜ジュースだけで1日の栄養素を補うことも難しいと言われているため、バランスの良い食事を心がけた上で、それでも足りない栄養素を野菜ジュースで補う、といった取り入れ方が推奨されています。
野菜ジュースを効果的に飲む方法
朝食代わりにするのはNG
一般的に野菜ジュースだけ、スムージーだけ、ヨーグルトだけ、のような◯◯だけの食事というのは推奨されていません。
管理栄養士・健康運動指導士の小島美和子さんは、朝必ず摂りたい栄養として「血糖値を上げる糖質」と「体温や代謝をアップさせるタンパク質」を挙げています。
きちんと食事を取った上での野菜ジュースであれば問題ないようですが、栄養が摂れる食事のベースなく野菜ジュースを食事代わりに飲むことは、基本的におすすめされていないようです。
補食として飲むのがベスト
小島さん曰く、野菜ジュースを食事代わりにするのは、エネルギーも栄養素も足りていないのでNGだそう。
ですが、食事の合間の補食として飲むのはGOODだそう。とくにランチが遅くなりそうなときなど、食事と食事の間が大きく空きそうなときは、野菜ジュースやバナナなどをつまんでおくことで、エネルギー切れを防ぐことができるのだとか。
ここで空腹を紛らわすためにスナック菓子などをつまんでしまうと、栄養不足になる上血糖値も上がり、お腹ぽっこりの原因になってしまうそうなので注意したいですね。
より高い栄養価を求めるなら手作りが◎
野菜ジュースにより高い栄養価を求めるなら、手作りをしてみてもいいかもしれません。
例えば食材を低速で圧搾するスロージューサーは、食材の栄養素をそのまま摂れると人気です。
野菜が含む栄養素の中には熱を受けると壊れてしまうものもあるそうですが、スロージューサーは熱を加えないので食材の栄養素はそのまま。
さらには圧搾時に空気を含みにくいので酸化によるダメージも少なく、食材本来の旨味や甘味がしっかり残った、フレッシュな野菜ジュースを飲むことができます。
野菜ジュースを選ぶときに注意したいポイント
果汁混合のものは避ける
小島さんによると、野菜ジュースは果汁混合のものはできるだけ避けた方がいいのだそう。
塩分や甘味料配合のものもあると言われているので、野菜摂取の目的で飲むなら、野菜汁がしっかり配合されたものかどうか、どんな材料が使われているのかなど、しっかり確認してから飲んだほうがいいかもしれません。
野菜ジュースを使った美味しいレシピ
野菜ジュースホットケーキ
\牛乳の代わりに野菜ジュースを使うだけ/
【作り方】
1. ホットケーキミックスに野菜ジュースと卵を加えて混ぜる。
2. フライパンに薄く油を引いて熱したら、1を流し入れて両面焼く。
3. バターやはちみつをかけていただく。
野菜ジュースゼリー
\1ℓの野菜ジュースにゼラチンをイン!/
【作り方】
1. 1ℓの野菜ジュースを鍋に1/3本加えたらゼラチンを入れる。
2. 1がふやけたら火をつけ煮溶かす。
3. 2が溶けたら残りの野菜ジュースを入れ混ぜ合わせる。
4. 1ℓの空のパックに3を戻し入れ、あら熱を取る。
5. 冷蔵庫で冷やし固めたら完成!
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