総合プロデューサー・鈴村健一がセレクト! 10年以上続く即興劇『AD-LIVE』の神回とは? 鈴村さんインタビューVol.04 | Domani

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2021.09.24

総合プロデューサー・鈴村健一がセレクト! 10年以上続く即興劇『AD-LIVE』の神回とは? 鈴村さんインタビューVol.04

忙しい毎日を送る女性たちに癒しを! 頑張るワーキングウーマンたちにご褒美を!大人の女性誌による、大人の女性のための、大人の男性声優に特化したインタビュー連載『女は耳から恋をする』#耳恋。今回のゲスト、声優はもちろん音楽活動などマルチに活躍する鈴村健一さんが総合プロデューサーを務める即興劇『AD-LIVE』。10年以上続く長寿イベントである『AD-LIVE』全公演のうち「特に面白かった!」という神回を、鈴村プロデューサー自身がナビゲート!

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発売中の10月号でOggiに初登場! 声優・鈴村健一さんのインタビューをぜひチェック!

仕事に家事に育児に、毎日頑張っている女性のみなさんに、日々の疲れを忘れるようなご褒美を…! そんな想いでスタートした、WEB Domaniによる大人の男性声優へのインタビュー連載『女は耳から恋をする』。今回の耳恋は、女性誌『Oggi』とのコラボ企画。撮りおろしたポートレートやインタビューの内容を、こちらのWEB Domaniとは別に、現在発売中のOggi10月号本誌でも紹介しています。

今回のゲストである鈴村健一さんは、声優としてはもちろん、アーティスト、声優事務所社長など、様々な立場で活動していることでも有名。そんな鈴村さんが長きにわたり総合プロデュースを務めているのが、即興舞台劇である『AD-LIVE』(アドリブ)。

AD-LIVE』(アドリブ)ってどんなイベント?


ここで改めて、『AD-LIVE』というイベントについて説明を。即興劇『AD-LIVE』とは、事前に決められている大まかな世界観と舞台上で起こるいくつかの出来事をのぞき、出演者のキャラクター(役)も、セリフも、すべてアドリブによって紡がれる即興劇。キャストは肩からさげる“アドリブバッグ”の中から好きなタイミングで“アドリブワード(一般公募で集められたら様々な言葉)”を引き、それをセリフに入れこみつつ、物語をエンディングへと進めていかなくてはなりません。幕が上がるまで、いや、幕が上がってからもなお、ラストシーンがどうなるか分からない。そんな“奇跡”ともいえる舞台を毎年作り上げているのは、総合プロデューサーの鈴村さんを始めとする、人気声優の面々。瞬時にセリフを紡ぐ頭の回転の速さ、どんな状況でもそのキャラクターになりきる演技力、そして想像力、時にはアクシデントを笑いに変えるユーモア。「声」ひとつで全てを表現する――。声優という職業のそのスキルの高さを目の当たりにできる、それが即興劇『AD-LIVE』なんです。

総合プロデューサー・鈴村さんが太鼓判! 過去の『AD-LIVE』全公演のうち特にオススメの神回をセレクト!


今回は、『AD-LIVE』の魅力をもう知っている!という人にも、まだ知らないけどとっても興味がある!という人にもぜひ観てもらいたい、特に傑作だったと総合プロデューサー鈴村さん自らが太鼓判を押す、「神公演」を紹介。すべてがアドリブだからこそ同じ物は二度と作れない、そんな奇跡の舞台劇。気になったら配信やBlu-ray&DVDなどでチェックしてみてくださいね!

神公演1:『AD-LIVE 2014111日 夕方公演 櫻井孝宏さん×森久保祥太郎さん

 鈴村さん「2014年は、初めてキャストを大勢呼んで『AD-LIVE』を開催した年。その時の森久保くんと櫻井くんの回がすごかった。森久保くんが初めて『AD-LIVE』に出てくれた回でもあるんですが、『多重人格』っていうキャラクターを持ってきたんです。それがもう、コロコロと人格が変わるんですよ。本当に見事に切り替わっていって、その演技力もさすがなんですけど、それを華麗にさばいていく櫻井孝宏くんもさすが。櫻井くんは、配達員役で来たんですが、たまたま持っていたメモ帳に、森久保さんの多重キャラクターのひとりひとりの設定をメモしながら、『あなたは〇〇さんですよね?』と丁寧に向き合っていく。それがね、『これ、本当に即興でやっているの?』っていうぐらいの出来ばえなんです。是非、観てもらいたいですね」

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▲『AD-LIVE』初期のころの公演で、舞台も仕掛けもシンプル。山奥の洋館に迷い込んだふたりの男が出会いストーリーが進むうち、「今日が地球最後の日」であることが観客に明らかになっていく。暗転や雷鳴、どことなく漂う緊張感、そんな中迷い込んだふたりの身の上や抱えている背景が少しずつ分かっていって…という舞台構造。実は『25人いる』(!)という多重人格者の森久保さんが演じるのは、どれも実際にいたらちょっと絡みたくなくなるような(笑)、ひとクセもふたクセもあるキャラクターばかり。『配達員』役としてそのキャラクター達に対応する櫻井さん。そのふたりの演技の綱引きがお見事!

神公演2:『AD-LIVE 20161030日 昼公演 浅沼晋太郎さん×下野 紘さん

鈴村さん「2016年の下野×浅沼回は、大どんでん返しが2回くらいあって、これも即興でやっているとは思えないんです。ネタバレになってしまうので、なかなか説明が難しいのですが…。『AD-LIVE』は、基本的にはお互いの役柄を事前に知らないのですが、浅沼くんが『あなたは〇〇ですよ』と下野くんにずっと言い続けることで、うまく彼を誘導していくんです。そして、ラストシーン、いよいよ下野くんがその流れに乗っかったところ、最後の最後で浅沼くんが大どんでん返しさせるっていうね。『AD-LIVE』だからこそできる、騙し合いの傑作です」


▲2016年の『AD-LIVE』は、意識不明になった人や心を閉ざした人の精神世界に入り込み、記憶を刺激して意識を回復させるという「マインドダイブシステム」という舞台設定があり、片方が演じる役の精神世界が舞台。本来は各自で自分の役柄を作り、舞台上でそれを演じるの『AD-LIVE』ですが、この年は出演者どちらかが相手も含めた2人分の人物設定、そして全体の世界観を考える、という仕掛け。浅沼さんが考えた設定に下野さんが乗る形で進んだこの公演、鈴村さんの言うとおり、詳しくはかけないのですが、最後の最後まで目を離さないで欲しい! 「裏切られる」快感を感じられる神回でした。

神公演3:『AD-LIVE 20181028日 昼公演 浅沼晋太郎さん×津田健次郎さん

鈴村さん「2018年の津田さんと浅沼さんの“時間巻き戻し”の回は本当によくできている。『地球最後の日』、地球の滅亡を知っている人類が、最後まで日常で暮らそう=「ポジティブギブアップ」という考え方にのっとって滅亡の日を迎える、という設定だったんですが、それをなんとかしようとしてタイムリープする役を津田さんがやるんです。タイムリープだから、冒頭のシーンとエンディングのシーンが同じでないと成立しない。だけど、そのためにやらなきゃいけないことをクリアしていくのって本当に大変なんですよ。自分が最初に作った通りに流れを持って行って、相手の演技をコントロールして、舞台を掌握して、見事に描ききったという。僕なら絶対できない、と感服する想いでした」


▲2014年の『AD-LIVE』のオマージュとも言える2018年は、地球に惑星ダーウィンが衝突することが分かった世界で、第1幕と2幕とで10年の時間が流れているという設定。観客は登場人物の何が変わったのか、物語がどう動いていくのか、にワクワクハラハラ。なるほど、第1幕での謎はこういうことだったのか…とすこしずつ伏線が回収される、小説のような津田さんのストーリー展開もさることながら、これまた第一幕では謎多き男だった浅沼さんの、10年後の「答え合わせ」にも注目。

神公演3:『AD-LIVE 2018916日 夜公演 関 智一さん×福圓美里さん

鈴村さん「続いても2018年のAD-LIVEから。この年は「地球最後の日」という設定のほかに、これは『小説家が書いた小説の中の物語である』という二重構造になっていたんです。“ある小説家が書いた、「地球最後の日」がテーマの物語の中にいる人物”をみんなに演じてもらったんですね。そうしたら、『物語の外側に本当の創造主がいる』っていうことに気づくっていう役柄をやってのけた人物がいる。それが、福圓美里ちゃん。相手は関(智一)さんで、これまたくせものなんですけど(笑)。僕が作った箱庭の構造を超えてくるというその発想力とパワーに、鳥肌が立ったのを覚えています」

▲実は、この舞台は小説の中の出来事である、ということが、第1幕と第2幕との間であきらかになる『AD-LIVE 2018』。第2幕では、ストーリーの枠外にいる、小説家と鈴村さん演じる編集者が天から口をはさみ、ストーリーの進行に干渉することも出来るという構造。その小説家の妻、という設定を演じた福圓さん。物語の中の人物が、創造主の意志を超えて動き出す、そのファンタジーな世界観は必見。加えて、「本当にノープラン」で舞台に立ったという、相手役・関さんのアドリブ力も見逃せない。

神公演5:『AD-LIVE ZERO922日 夜公演 寺嶋拓篤さん×豊永利行さん

鈴村さん「2019年のトッシー(豊永利行)とテラシー(寺島拓篤)の公演はAD-LIVE史上でも『究極のおバカエンド』でしたね(笑)。全部くじ引きで決めるという遊びを効かせた年だったんです。トッシーが引いたキャラクターのここにいる目的が『ご飯派とパン派の戦争を終わらせるために』(笑)。それを膨らませすぎたふたりが収集がつかなくなって最後にアドリブワードで引いたのが『ジャングルアイランド』っていう、謎の土地の名前で(笑)。『よし!みんなでジャングルアイランドに旅立とう!』って言って終わるんですけど、もうすごく面白くて、舞台裏にいた僕は腹がよじれるほど笑いました。「ジャングルアイランド」がTwitterのトレンド入りしたくらい。これもある意味『AD-LIVE』でしか見せられないシナリオではないでしょうか」

▲キャラ設定やストーリー展開、さらには演出ギミックまで、すべてが「くじ引き」で決まるという、これまでの『AD-LIVE』に比べるとイベント要素強めの2019年。演者も思わず笑ってしまうような、予定外のハプニングの連続! 観ているこっちも楽しくなってしまうストーリー展開にほっこりしてください!

神公演7:『AD-LIVE 20181118日 夜公演 岩田光央さん×小野賢章さん×櫻井孝宏さん×鈴村健一さん×森久保祥太郎さん×浅沼晋太郎さん

鈴村さん「2018年は、企画立ち上げから10周年ということで、『AD-LIVE』の長い歴史の中で僕がいつかやりたかった、大きい会場でのメインキャスト複数人での公演というのを実現させた年でもあります。過去に出てもらったレジェンドたちを呼んでメインキャスト5人公演をしたんです。5人それぞれが事前に決めた、“最後の行動”を全員が舞台上でやったら舞台が終わるっていう決まりにしていたんですよ。その終わりのきっかけをそれぞれが持って動いているんですが、余りにも展開が慌ただしくて、演出側がその“きっかけ“を見逃してしまって。板の上にいた人間たちが、あれ? これ、終わらないぞ?あれ? これどうやって終わるの? ってなっちゃって(笑)。最後の最後に、森久保祥太郎くんが“あること”をして終わるっていうとんでもないエンディングになったんです。これはもうね、客席から『ええええ~!』って地鳴りみたいな声が上がりましたね(笑)。完全な一瞬の静寂からの、『…ええええ~!』(笑)。今でも忘れられない、伝説といっても過言ではない、『AD-LIVE』だからこその神回でした!」

▲「小説家の編集者」として舞台上には基本的に上がらなかった鈴村さんが、満を持して登壇した2018年の10周年記念公演。終盤、『AD-LIVE』ならではの“かけ違い”から、物語は思わぬ方向へ…! 出演者さえ終わりが予想できない…、これぞ、即興劇!! という要素が濃厚に詰まったこの回。奇跡ってこういう風に起きるんだ…(笑←なぜ「笑」なのかはご自身の目でご確認を!)と実感できる公演です!

鈴村プロデューサーのさすがの解説力で、どの回もすぐに観たくなる…!  

現在公演中の「AD-LIVE2021」でも、日々新しい奇跡が生み出されているはず。今年も個性豊かなメンバーが揃っている『AD-LIVE』。全公演をライブ・ビューイング&ライブ配信(見逃し配信も!)するので、これからでも観たい公演にまだ間に合います! あなたも奇跡の目撃者になりましょう♡

奇跡の即興劇「AD-LIVE」をライブ・ビューイング&ライブ配信でも楽しもう!

事前に決められている大まかな世界観と舞台上で起こるいくつかの出来事をのぞき、出演者のキャラクター(役)も、セリフも、すべてアドリブによって紡がれる——声優・鈴村健一が総合プロデューサーをつとめる唯一無二の舞台劇『AD-LIVE』。今年のテーマは「if~建前と本音~」。日本のホテル王だった叶夢之助が創設した謎多き会社・夢之助本舗を舞台に、1幕では〝建前〟、2幕では〝本音〟を演じる本シリーズ初となる2幕構成での上演も注目ポイント。豪華人気声優・総勢13名が出演する2021年の『AD-LIVE』は、全公演をライブ・ビューイング&ライブ配信! 映画館の大スクリーンやあなた好みの環境で『AD-LIVE』の世界を堪能して。

■ 「AD-LIVE 2021」
2021年9月4日(土)・5日(日)
東京都 J:COMホール八王子
<出演>
9月4日:木村 昴、杉田智和 / ユメノスケ(CV:鈴村健一)
9月5日:諏訪部順一、吉野裕行 / ユメノスケ(CV:鈴村健一)

2021年9月25日(土)・26日(日)
埼玉県 三郷市文化会館
<出演>
9月25日:畠中 祐、八代 拓 / ユメノスケ(CV:鈴村健一)
9月26日:榎木淳弥、森久保祥太郎 / ユメノスケ(CV:鈴村健一)

2021年10月9日(土)・10日(日)
大阪府 メルパルク大阪
<出演>
10月9日:下野紘、前野智昭 / ユメノスケ(CV:鈴村健一)
10月10日:蒼井翔太、安元洋貴 / ユメノスケ(CV:鈴村健一)

『AD-LIVE』公式HPはこちら
『AD-LIVE 2021』 ライブ・ビューイング&ライブ配信の詳細はこちら

©️AD-LIVE Project

ジャケット¥88,000・パンツ¥46,200・チーフ¥7,150(ウノ ピゥ ウノ ウグァーレ トレ〈1PIU1UGUALE3〉) ニット¥30,800(Sian PR〈CULLNI〉) カットソー¥12,100(ガラアーベント〈GalaabenD〉) その他/スタイリスト私物

声優

鈴村健一

すずむら・けんいち/9月12日生まれ。テレビアニメ『マクロス7』モーリー役で声優デビュー。『銀魂』沖田総悟役、『おそ松さん』イヤミ役、『銀河英雄伝説 Die Neue These』ヤン・ウェンリー役、『バクテン‼︎』陸奥洋二郎役、『MARS RED』スワ役など数多くの人気作に出演。

撮影/三宮幹史(TRIVAL) スタイリスト/村田友哉(SMB International.) ヘア&メイク/坂本沙織(アートメイク・トキ) 撮影協力/EASE、PROPS NOW 構成/旧井菜月、福本絵里香 

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