コミュニティで助け合う
「コミュニティで助け合う」という場合には、この「コミュニティ」が地域社会を意味するものか、共通の趣味などで繋がった人々を意味するのかは限定されず、その両方に使えるフレーズです。
例文
例文
・災害のときには、コミュニティで助け合うことがとても大切です。
・オンラインでも、コミュニティで助け合うことで安心して活動できます。
・子育て世代がコミュニティで助け合うことで、負担を分け合えるようになりました。
・困っている人を見かけたら、コミュニティで助け合う心を大切にしたいです。
・この地域では、コミュニティで助け合う文化が昔から根付いています。
類語や⾔い換え表現にはどのようなものがある?
「コミュニティ」の類語や言い換えを学ぶと、更に理解度が深まるでしょう。いくつかリストアップしましたので、見ていきましょう。
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共同体
「共同体」とは、家族や村落など、血縁や地縁に基づいて自然に発生した閉鎖的な社会関係、または社会集団のことを指します。
地域社会
「地域社会」は、ある一定の地域に、共通した社会的特徴をもって成立している生活共同体のことで、「地域コミュニティ」とも呼ばれます。
趣味のグループ(ITにおいて)
SNSでは同一の趣味や興味をもった人々がグループを形成することがあります。ITにおいては、このようなグループも「コミュニティ」と呼ばれます。
【実際のエピソード】「コミュニティ」に関する成功談・失敗談
「コミュニティ」の体験談には、どのようなものがあるのでしょうか?ビジネスシーンにおいて、「コミュニティ」に関して何かしらの気づきや学びを得た実際のエピソードを紹介していきます。
【episode1】異業種交流会での上司の言葉に感銘
Kさん(管理職、38)
若手時代、私は新しいクライアント獲得に焦点を当てていました。ある異業種交流会で、部長が名刺交換を終えた方々に「弊社の顧客は単なる購入者ではなく、サービスを共に進化させる『コミュニティ』のメンバーと考えています。ぜひ、私たちの『コミュニティ』にご参加ください」と丁寧に話しているのを聞きました。単なる「顧客層」や「ユーザー」ではなく、「コミュニティ」という言葉を使うことで、継続的な関係性、相互作用、そして一体感を表現していることに感銘を受けました。この言葉の使い方が、その後のリレーションシップ構築において、私の意識を大きく変えるきっかけとなりました。
【episode2】カジュアルすぎる「コミュ」の使用
Mさん(管理職、40)
役員層が出席する会議の直前に、若手社員が私に「この提案、企画の『コミュ』にはもうシェアしました!」と明るく話しかけてきました。私は思わず「役員会議では『コミュ』なんていう略語は使わないで。『全社向けの情報共有コミュニティ』ときちんと伝えてね」と注意しました。ビジネスの場、特に経営層との会話では、カジュアルな略語はプロフェッショナルさを欠くと見なされます。このケースでは、「コミュニティ」という言葉自体の意味は合っていましたが、その場のTPOに合わない言葉遣いが問題でした。言葉を正しく使うことは、信頼感につながる重要な要素だと改めて感じました。
「コミュニティ」の英語表現
英語のスペルでは、「c-o-m-m-u-n-i-t-y」と書き、“a group of people who share something in common”(共通の何かを共有する人々の集まり)という意味で使われます。
直訳すると「共同体」や「仲間の集まり」という意味になります。語源的には「共に(com)+務める(munis)」というラテン語に由来し、「一緒に支え合う人々の集まり」というニュアンスが含まれています。
「コミュニティの場」にはどんなものがある?
「コミュニティの場」にはどのようなものがあるのでしょうか。例えば公園などは、近所のママ友が集まる「コミュニティの場」です。地域の図書館は、年代や立場を問わない「コミュニティの場」として利用されています。
近年新しく登場したものの中では、「コワーキングスペース」も「コミュニティの場」と言えるでしょう。「コワーキングスペース」というのは、個人事業主や起業家らが、オフィス機能を共有できる場です。異なる職業や環境の人同士が交流することによって、刺激を受け、新たなビジネスが生まれるという利点もあります。類似の施設に「シェアオフィス」がありますが、「コワーキングスペース」は「シェアオフィス」とは違い、オープンスペースであることがほとんどで、交流が生まれやすいという特徴があります。
「コワーキングスペース」は、最近では個人事業主や起業家の他に、さまざまな事情で自宅では仕事ができない在宅ワークの会社員の行き場としても、注目されています。
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「コミュニティ」に関するよくある質問
「コミュニティ」は、ビジネスや日常で頻繁に使われる言葉ですが、他の集団を指す言葉との違いや具体的な使い方に迷うこともありますよね。ここでは、皆さんが抱きがちな「コミュニティ」に関するよくある質問に簡潔にお答えします。
Q. 「コミュニティ」と「グループ」「チーム」の違いは?
「グループ」は単に集まっている集団を指すのに対し、「チーム」は共通の目標達成のために役割分担して活動する協働構造を持つ集団です。
「コミュニティ」は、共通の関心や価値観に基づいた精神的なつながりや帰属意識が重視され、メンバー間の相互作用を通じて自律的に維持・発展していく点が異なります。
Q. コミュニティの場の例としてどのようなものがありますか?
コミュニティの場は、共通の目的や関心で人々が集まる場所です。オフラインでは、地元の住民組織や、企業が主催する顧客向けのユーザー会などが該当します。
オンラインでは、特定のソフトウェアの愛好家が集まる専門フォーラムや、クローズドなSNSグループなどが典型例です。重要なのは、参加者同士が情報を交換し、支え合う「関係性」が生まれていることです。
Q. 「コミュニティを作る」の言い換え表現は?
「コミュニティを作る」という表現は、文脈に応じてより具体的なニュアンスで言い換えが可能です。例えば、「居場所を提供する」とすれば安心感を強調でき、「ネットワークを構築する」とすればビジネス上の連携を意識した表現になります。
また、単に人を集めるのではなく、「場を醸成する」という表現を使うことで、自然発生的な交流が生まれるような環境づくりを意図することもできます。
Q. 「コミュニティを広げる」の意味は?
「コミュニティを広げる」という場合、主に二つの意味合いがあります。一つ目は、参加メンバーの数を増やし、規模を拡大することです。これは新しい顧客層や関心層へのリーチを指します。
二つ目は、コミュニティ内の活動への熱意や交流の深さを高めることを意味します。単に人数が増えるだけでなく、メンバー同士の質の高い交流が増える状態を目指す場合にも使われる重要な表現です。
幅広く使われる「コミュニティ」の意味の再確認を
- コミュニティとは共通の価値観で支え合う集団で、地域社会からオンライン上の自律的な関係性へと意味が進化した。
- コミュニティは精神的なつながりと相互作用が核心であり、ビジネスでの安易な使用は誤解を招く。
- 広げる意味は規模拡大と交流の深化の両方を含み、メンバー同士の支え合いが重要となる。
普段の生活の中で耳にすることの多い「コミュニティ」という言葉。本来の「地域社会」という意味だけではなく、SNSなどで頻繁に使われ、接する機会も増えています。今一度、その意味を再確認しておきましょう。
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Domani編集部
Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。https://domani.shogakukan.co.jp/