しらたきと糸こんにゃくの違いとは

まずは、しらたきと糸こんにゃくの基本を確認します。地方による呼び名の違いや白と黒の色の違いなど、しらたき・糸こんにゃくに対してよくある疑問がきっと解消されるはずです。
関東が「しらたき」で関西は「糸こんにゃく」?
しらたきと糸こんにゃくはよく似ているので、見分けがつかないと思う人が多いかもしれません。
どちらも原材料はコンニャクイモですが、もともと関東では「しらたき」を、関西では「糸こんにゃく」を作っていました。昔は製法に違いがあってきちんと区別できましたが、今では2つとも同じ作り方になったため、はっきりした違いはありません。
ただし以前の名残として、今でも関東では「しらたき」、関西では「糸こんにゃく」と呼ばれやすい傾向にあります。
しらたきと糸こんにゃくの違いと使い分け
しらたきは、こんにゃく芋を粉にして水酸化カルシウムと混ぜたあと、穴の開いた筒に入れ、細長く押し出して作ります。このとき、細長く押し出す様子がしらたき(白滝)に似ていることが名前の由来です。
一方、糸こんにゃくは板状のこんにゃくを細長く切って製造しており、それを糸に見立てて名付けられたそうです。現在は、糸こんにゃくもしらたきと同じ製法で作られるようになっています。
材料も製法もほとんど同じなので、しらたきと糸こんにゃくはお互いに代用可能。太さは商品によってやや異なるため、味の染みやすさを求めるなら細めを、歯ごたえが欲しいなら太めを選ぶのがおすすめです。
色の白いのが「しらたき」で、黒いのが「糸こんにゃく」?
「しらたき」という名前のイメージから、白い糸状のこんにゃくがしらたきで、黒いほうが糸こんにゃくだと考える人もいます。
実は、しらたきと糸こんにゃくの区別に色は関係ありません。昔のこんにゃくはすりつぶして作られていたので皮が混入し、黒い色が付いていました。
その後、こんにゃく粉が使われるようになり、白いこんにゃくが生まれます。しかし、当時の人が白いこんにゃくに慣れていなかったので、海藻粉末で黒く色付けるようになった習慣が今でも続いるそうです。
つまり、色の白いのがしらたきで、黒いのが糸こんにゃくというのは誤解です。
しらたきと糸こんにゃくをおいしく食べるポイント

続いて、しらたきと糸こんにゃくの旬や、正しい保存方法、簡単なあく抜きの裏技を見ていきます。おいしく食べるポイントを押さえましょう。
しらたきと糸こんにゃくの旬と保存方法
こんにゃくは通年安定して流通している食材のひとつですが、旬は11~1月ごろといわれます。しらたきや糸こんにゃくをよりおいしく食べるには、旬の時期を選ぶのがおすすめです。
また、しらたきや糸こんにゃくは、パッケージを開けてしまうとそれほど長く保存できません。開封したあとは、水と一緒に容器に入れて冷蔵庫で保存しますが、一般的に保存可能期間は約2~3日です。
ただ、ゆでたしらたきや糸こんにゃくなら、同じように水に浸した状態でも約1週間冷蔵保存できます。未開封の場合は、常温で約1か月~1か月半の保存が可能です。
簡単なあく抜きでワンランクおいしくする
しらたきと糸こんにゃくを一層おいしくするポイントは、味付け前のあく抜きです。下ごしらえに時間や手間がかかるのが面倒だという人も、レンジを使えば手軽にあく抜きできますよ。
手順は、耐熱容器にしらたきや糸こんにゃくと、かぶるくらいの水を入れ、レンジで約3分(500W)温めるだけ。その後サッと水洗いすれば臭みが消え、おでんや肉じゃがなどのこんにゃく料理がさらにおいしくなります。
しらたきと糸こんにゃくのアレンジレシピ

しらたきや糸こんにゃくは、定番のおでんや肉じゃが以外にも使えます。「しらたきや糸こんにゃくを大量に使い切りたい」「ヘルシーな料理を作りたい」という人にぴったりなレシピを紹介します。
ご飯のおともにぴったりなこんにゃくきんぴら
カルシウムや食物繊維が豊富なこんにゃくは、きんぴらにもぴったりです。
しらたきや糸こんにゃくは、メイン食材にして一品作ることもできます。きんぴらなら多めに作って、ちょっとした副菜やお弁当のおかずに使い回すのもいいですね。また、ゆずこしょうなどを加えたアレンジもおすすめです。
カロリー控えめがうれしいこんにゃくパスタ
しらたきや糸こんにゃくはパスタにもできます。ボリュームがありながらヘルシーな、一石二鳥のレシピです。
基本的な味付けや作り方は普通のパスタレシピと同じですが、しらたきや糸こんにゃくをゆでて、あく抜きすることがポイントです。
ケチャップで炒めてナポリタン風にしたり、ニンニクで味付けしてペペロンチーノ風にしたり、明太子パスタにアレンジもできます。パスタにすれば、いつもと違う感覚でしらたきや糸こんにゃくが楽しめるでしょう。
まとめ
しらたきと糸こんにゃくは同じこんにゃく芋でできています。以前は製法や太さに違いがありましたが、現在はほとんど同じものです。
そのため、しらたきと糸こんにゃくはお互い代替品とすることができます。名称よりも、商品ごとの太さやこんにゃくの色がレシピに合っているかで選ぶのが適切です。
しらたきや糸こんにゃくは、カルシウムや食物繊維が豊富なヘルシー素材。定番の煮物や変わり種レシピで活用すれば、おいしくたくさん食べられますよ。
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Domani編集部
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