TLとは「Time Line」を略した言葉
TLとは、英語の「Time Line(タイムライン)」の頭文字をとった略語です。時間の経過とともに変化するスケジュール表や年表などがTime Lineに該当します。SNSでTLを使う場合には、何を表しているのでしょうか。
SNSではメイン画面を指す
SNS上で飛び交うTLは基本的に、メイン画面を指した言葉です。アプリなどでSNSを開くと同時に、自分やフォローしているアカウントなどの投稿がメイン画面に表示されます。
その際に時系列で投稿がアップされることから、SNS上でも「TL」という言葉が使われるようになりました。なお、TLの表示方法はSNSによって異なるため、必ずしも投稿を時系列でチェックできるとは限りません。
SNSごとのTL内容と特徴
SNSの種類によって、TLの意味合いは少し異なる点に注意が必要です。Twitter・Instagram・LINE・Facebookの、2023年7月時点でのTL内容と特徴をそれぞれ解説します。
TwitterのTL
TwitterのTLは、ホームボタンを押すと見られるツイート表示画面を指すのが一般的です。ツイート表示画面には、フォローしている人が投稿したツイート・リツイートや、「いいね」をしたツイートなどがアップされます。リツイートは投稿を広める機能で、他の人にも知ってもらいたい内容や、共感したツイートがある場合に使います。
Twitterの大きな特徴は、おすすめ・フォロー中といった2種類のTLがある点です。フォロー中のTLでは、フォローしているアカウントの投稿が一覧で表示されます。一方でおすすめのTLには、「おすすめツイート」としてフォローしていないアカウントの投稿がアップされる点に注意が必要です。なお、Twitterでは利用者の興味・関心を重視しているため、会話の返信などは時系列で表示されないケースもあります。
InstagramのTL
InstagramのTLも、ホームボタンを押すと表示される投稿の一覧を指した言葉です。Instagramには、利用者の興味に合わせた投稿を優先的に表示させる機能がついています。
独自のアルゴリズムが、利用者の閲覧履歴やフォローしているアカウントの属性、検索行動などの傾向からTLに表示する内容をピックアップします。そのため、TLの投稿は時系列ではなく、「おすすめ順」に表示されるのが基本です。ただ、ホーム画面の「Instagram」を選択して「フォロー中」を選ぶと、フォローしているアカウントの投稿を時系列でチェックできます。
LINEのTL
LINEのTLは2021年に、動画投稿がメインの「LINE VOOM」にリニューアルしました。「LINE VOOM」の特徴は、「おすすめ」「フォロー中」という2種類のTLです。「フォロー中」を選択すると、フォローしているアカウントの投稿内容が一覧で表示されます。
一方で、おすすめを選んだ場合はフォローの有無に関係なく、さまざまな動画を含めた投稿がアップされる点に注意が必要です。こちらは、タブで簡単に切り替えられます。
FacebookのTL
FacebookのTLは、過去の投稿から写真・自己紹介・友達リストなどがコンパクトに整理されており、プロフィールのような役割があります。他のSNSとは異なり、自分に関する大まかな情報をひと目でチェックできる点が大きな特徴です。
Facebookを開くと表示されるトップ画面上部の自身のアイコンを選ぶと、TLの内容を確認できます。なお、FacebookのTLでは、自分の投稿がメインに表示される点に注意が必要です。友人の投稿を含めた情報をチェックしたい場合は、画面下の「メニュー」タブから「フィード」を選ぶようにしましょう。
TLを使った言葉の意味もチェック
SNSの世界では、TLを使った独自の言葉が使われています。Twitterでよく見られる、TLを使った用語をピックアップして紹介します。
TLを追う
Twitterで「TLを追うのが大変」といった投稿を見かけた経験はありませんか。「TLを追う」とは文字通り、タイムラインの投稿をさかのぼって確認することを意味しています。
フォロワーなどの投稿が多すぎてチェックできない状況を、「TLが追えない」と表現するケースも。投稿をチェックしきれないときに、「最近忙しくて、TLを追えていません」とツイートして近況報告をするパターンも散見されます。
TL汚し
「TLを汚してすみません」のような投稿を見かけて、戸惑った経験がある人もいるのではないでしょうか。「TL汚し」は、連投した自分のツイートで、フォロワーのTLを埋め尽くしてしまうことを表す言葉です。
SNSでのやり取りは相手の顔が見えない分、投稿をする際の気遣いも少なからず存在します。意味のないツイートの連投を不快に感じるフォロワーに配慮し、「TLを汚してしまい、申し訳ありません」のように謝罪の気持ちを伝えるのです。
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