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LIFESTYLE 雑学

2025.05.31

ボールペンの正式名称は?そのほか日常で使うものの正しい呼び方も解説

私たちが日常的に使っているものの中には、正式名称ではなく通称が一般的になっているものがあり、「ボールペン」もその1つです。本記事では、ボールペンの正式名称を主軸に、そのほかさまざまなアイテムの正式名称も紹介します。知っていると周りに自慢できるかもしれない、正式名称に関する知識を手に入れましょう。

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ボールペンの正式名称とは

ボールペンで線を描く様子を描いたイラスト

(c)Adobe Stock

私たちの日常に欠かせない「ボールペン」ですが、実は正式名称が存在する身近なアイテムの代表例でもあります。まず最初にボールペンの正式名称を紹介しますので、日常的に使用するアイテムへの理解を深めましょう。

正式名称は「ボールポイントペン」

ボールペンの正式名称は「ボールポイントペン」です。ボールポイントペンという名称は、ボールペンの構造に由来します。

ボールペンのペン先には、非常に小さな金属のボールが付いており、ここがくるくる回るとボールとペン先の隙間からインクが送り出され、文字が書ける仕組みです。この金属のボールを「ボールポイント」と呼ぶことから、ボールポイントペンと呼ばれるようになりました。

なお、一部の国や商標では『ball pen』と称される場合があるものの、基本的にボールペンという名前は外国では通じにくい呼び方です。もし、英語圏の国でボールペンと言いたいときには「ballpoint pen」もしくは「pen」を使いましょう。

身近なものの正式名称

ノートパソコンやメモ帳、ペン、スマホなどのグッズのイラスト

(c)Adobe Stock

通称と正式名称が異なるアイテムは、ボールペン以外にも数多く存在します。意外な正式名称がある身近なアイテムを5つ紹介しますので、ぜひ知っておき、ものに関する知識を広げましょう。

シャーペン

シャーペンの正式名称は「シャープペンシル」です。こちらはご存じの方も多いかと思いますが、そのほかの豆知識も一緒に覚えておくといいかもしれません。

日本では大正時代のはじめごろ、シャープ株式会社の創業者でもある早川徳次氏が初めて国産のシャーペンを発売しました。発売時は「早川式繰出鉛筆」という名前でしたが、のちに「エバー・レディー・シャープペンシル」に改名。それがやがて「シャープペンシル」と略され、最終的には「シャーペン」として定着したといわれています。

なお、シャーペンは和製英語です。もし英語圏の国でシャープペンシルと言いたい場合には、「mechanical pencil」という単語を使用しましょう。

マジックテープ

開閉が簡単にできることから、ベビー服やバッグの開口部など、さまざまなものに使われているマジックテープ。こちらの正式名称は、「面ファスナー」といいます。

「マジックテープ」は、株式会社クラレの登録商標です。日本で最初に面ファスナーの生産・販売を始めた株式会社クラレが、面ファスナーの特徴を端的に表した「マジックテープ(=魔法のテープ)」という名前を発案し、それが世間に定着したのです。

現在マジックテープは、株式会社クラレの関連企業であるクラレファスニングが製造・販売しています。クラレファスニングでは「フリーマジック」や「マルチロック」など、さまざまな面ファスナーを開発しているそうです。

コロコロ

ロール状の粘着シートでごみを集める掃除道具のことを「コロコロ」と呼んだりしますよね。今や一家に一台あると言っても過言ではない定番アイテムですが、正式名称は「粘着カーペットクリーナー」といいます。コロコロは、粘着カーペットクリーナーを数多く販売する株式会社ニトムズの登録商標です。

コロコロの発売当初、株式会社ニトムズは「粘着カーペットクリーナー」という名前で販売していました。しかし商品が普及するにつれユーザーが軒並み「コロコロ」と呼ぶようになったため、発売から2年後に正式な商品名として採用したという経緯があります。

アットマーク

メールアドレス前半のユーザー名と後半のドメイン名とを区切る文字として使われているアットマーク(@)。実はこれにも「コマーシャルアット」という正式名称があります。

元々アットマークは、商品単価を表す記号として使われていたものです。1971年頃、電子メールの開発者であるレイ・トムリンソン氏がメールアドレスを区切る記号として初めて用いたことから、IT用語として広く普及したといわれています。

世界各国にはさまざまなアットマークの通称が存在しますので、いくつがご紹介します。

・アメリカ:at sign・at symbol
イタリア:chiocciola(意味:カタツムリ)
韓国:골뱅이(意味:巻き貝の総称)
ドイツ:Klammeraffe(意味:クモザル)
・フィンランド:kissanhäntä(意味:猫の尾)

ホッチキス

私たちが一般的に使用しているアイテムの中には、正式名称がはっきりしていないものもあります。それが紙を止めるときに使用する「ホッチキス」です。

新聞用字用語集では「ホチキス」が正式名称として定められており、JIS規格(日本産業規格)では「ステープラ」が正式名称として決められています。つまり、どちらの呼び方でもOKなのです。

ちなみにホッチキスと呼ばれるようになったのは、日本で初めて販売されたアメリカ製のステープラに「HOTCHKISS No.1」と刻まれていたからだといわれています。この刻印はブランド名(E・H・HOTCHKISS社)を記したものです。

まとめ

紙にNAMEと書かれている写真。赤いペンが置かれている

(c)Adobe Stock

  1. ボールペンの正式名称は「ボールポイントペン」

  2. さまざまなアイテムに正式名称が存在する

  3. ものの呼び方は日本と海外とで大きく異なる

正式名称に関する知識を持っていると、普段使っているアイテムの見え方が微妙に変わってくるはずです。そうなることで、人生がほんの少し豊かになる可能性があります。正式名称に関する知識を得て、日常にささやかな彩りを加えましょう。

メイン・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock

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Domani編集部

Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。
https://domani.shogakukan.co.jp/

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