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2021.09.21

「タカラヅカ・ライブ・ネクスト」の船出に拍手喝采!彩凪 翔さん主演『アプローズ』観劇レポ

宝塚歌劇団OGで構成された「タカラヅカ・ライブ・ネクスト」の旗揚げ公演に行ってきました! 熱いステージのレポを、イラストとともにお届けします。

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“夢組”の記念すべき第一弾公演は彩凪 翔さん主演の『アプローズ』〜夢十夜〜

昨年設立され、大きな話題をさらった「タカラヅカ・ライブ・ネクスト」。このたび、宝塚歌劇団を卒業したメンバーによる主催公演の幕が上がりました! その名も『アプローズ』〜夢十夜〜。

今年4月に退団したばかりの元雪組男役・彩凪 翔(あやなぎ・しょう)さんを中心に、現役時代から歌や踊りに定評のあった頼もしいメンバー7人が集結。東京公演では元月組トップスターの彩輝なお(あやき・なお)さん、兵庫公演では元雪組トップスターの水 夏希(みず・なつき)さんがスペシャルゲストとして華を添えます。バンドによる生演奏とともに、ストーリー性のある約1時間半のショーを魅せてくれました。

19世紀初頭から続く古いオペラハウス「テアトル・アプローズ」を舞台に、長い時間をかけてそこにたどり着いた翔(彩凪さん)。翔が来るまでの200年間、愛する舞台に棲みついて見果てぬ夢を見続ける「夢見るものたち」。彼らが出会って切磋琢磨し、信頼関係を築くまでの十夜のエピソードをショーに仕立てた作品。

どことなく幻想的な舞台に、白い衣装に身を包んだショウが登場。退団後に、舞台上で初めて目にする彩凪さんは、男役らしいハンサムさをまとわせつつ柔らかなオーラもあり、中性的な雰囲気でした。「私はここに立つために長い旅をしてきた」というセリフに、退団後もきっと素敵な舞台人としての姿を見せてくれるに違いない!と、勝手な思いを重ねてしまった私です。

ストーリーテラー的な役を担っていたのは、現役時代からダンスに定評のあった元月組男役の貴千 碧(たかち・あお)さん 、元雪組娘役の笙乃茅桜(しょうの・ちお)さん、元宙組男役の風馬 翔(ふうま・かける)さんのスリーダンサーズ。貴千さんと風馬さんの“情”を感じるキレッキレのダンス、横分けの前髪がチャーミングな笙乃さんのスッとしたバレエベースのダンスなど、見どころがたくさん。宝塚歌劇の振付助手もしている風馬さんが、今公演でも部分的に振りを付けています。

「おらんぴあ」の場面で人形が実体化して風馬さんになる演出があるのですが、なんと衣装が黒とピンクのミニワンピース。意外な姿で存在感がありました。

在団中と変わらぬ美しい歌声を聴かせてくれるのは、元星組娘役の音花ゆり(おとはな・ゆり)さんと元雪組娘役の透水さらさ(とうみ・さらさ)さん。おふたりとも、現役時代はエトワールの常連でしたよね。透水さんソロの『ジュピター』、音花さんソロの『アメイジング・グレイス』は、輝く声が耳にも心にも入ってきて浄化される感じ。

元宙組男役の星吹彩翔(ほしぶき・あやと)さんも見逃せません。歌、ダンス、お芝居、なんでもできて舞台のどこにいても目に留まる巧者ぶりは健在で、これまた中性的でありながら確かな存在感。出演場面は多くないながらも「あ、モンチさんだ!」と確実に余韻を残してくれます。

元雪組娘役の星乃あんり(ほしの・あんり)さんは、遠目からでもひときわ小顔でスタイルのよさが歴然。在団中はどことなくキュートな印象でしたが、大人っぽくエレガントな雰囲気をまとわせていました。そういえば、新人公演で何度か彩凪さんと組まれていましたよね。そんな関係性が思い出されるのもOG公演の醍醐味かもしれません。

途中、『幸福の王子』が展開されてその切ないストーリーにキュッとしたり。彩凪さんの丁寧なお芝居が垣間見れて心を動かされ、先ほど触れた音花さんがソロで歌う『アメイジング・グレイス』で昇華…。

 

ショートカットに白い衣装の後ろ姿に「あれ、彩凪さんの影武者っぽい人が出てきたな」と思ったら、スペシャルゲストの彩輝なおさん。振り返った時のオーラはいまだ健在! 彩凪さんが憧れていたという彩輝さんとの共演&トークは、私たちにとってもレアな時間でした。彩凪さんが彩輝さんに歌ってほしいとリクエストした『ジャワの踊り子』。彩凪さんは練習の時に聴いて、号泣したとのこと。などなど、心温まることから爆笑ものまで、いくつかのエピソードを繰り広げてくれました。

ふたりで一緒に『ドリーム・ガールズ』を歌い、その後出演者のみなさんを呼び入れて『Forever Takarazuka』を合唱。聴きなれた歌ですが、情緒を感じる入りから夢っぽいアレンジが新鮮。タカラヅカからタカラヅカ・ライブ・ネクストへの道があるから永遠なんだという意味にもとれて、これからさらにどんな舞台を展開してくれるのか期待が持てました。

たくさんの人が華やかな衣裳に身を包んでゴージャスな舞台で…という宝塚歌劇の夢の世界を超え、大人が楽しめるシンプルな舞台だと感じました。東京公演は幕を閉じましたが、9/23(木・祝)〜26(日)は宝塚バウホールで開催。会場に足を運べなくてもうれしい、ライブ配信の実施も決定しています!

ここで、主演の彩凪さんと、演出の三木章雄さんからのコメントを一部抜粋してご紹介。

宝塚歌劇団を卒業して5か月ほど経ちました。新しいことを始める時、新しい作品に挑む時は、いつも必ず試行錯誤をします。今回の作品は、これまでとは違った環境で、お衣裳や魅せ方、いろいろなことを出演者全員で相談して作り上げた大切の作品となりました。出演者ひとりひとりの素晴らしいパフォーマンスをご覧いただいて、明日への希望を感じ、明るい気持ちになっていただけたらうれしいです。楽しみにしていただいているお客さまに、素敵な時間をお届けできるよう、心をこめて演じさせていただきます。(彩凪 翔さん)

『アプローズ』は「タカラヅカ・ライブ・ネクスト」の旗揚げ公演として、彩凪 翔を中心にした8人の卒業生と、ゲストの元トップスター彩輝なおを日本青年館ホールに、水 夏希を宝塚バウホールに迎えて贈る小さなミュージカルショーです。卒業生たちに新たな一歩を踏み出す場所と機会を提供するという理念の「タカラヅカ・ライブ・ネクスト」の誕生ということを踏まえた物語はやはり、「夢を追う!」がテーマです。夢と野心に燃えて劇場に現れる若者・翔は彩凪 翔。夢に生きるナイーブでエネルギッシュな姿はまさに彼女がタカラヅカで生きてきた奇跡に重なります。タカラヅカも、ライブも、ネクストも、みなさまには見えたのでしょうか?(三木章雄さん)

懐かしい気持ちで観に行くもよし、卒業生たちのネクストステージを新たな気持ちで観に行くもよし。友達と感想を言い合いながらライブ配信を観るのもよし。自由なスタイルであなたなりの十夜を楽しんでみてはいかがでしょうか。

文/淡路裕子 イラスト/春原弥生

The Beginning of TAKARAZUKA LIVE NEXT!! 『アプローズ』〜夢十夜〜

【今後の公演日程・会場】
2021年9月23日(木・祝)〜9月26日(日) 宝塚バウホール
お問い合わせ:06-6377-3888
▶︎公式サイト

ライブ配信の実施が決定!
宝塚歌劇団を卒業したばかりの彩凪 翔が挑む、新たな舞台。待望のライブ配信が決定!! ゲストには水 夏希さんをお迎え。彩凪 翔、音花 ゆり、透水 さらさによるアフタートークショーもたっぷりお届けいたします! さらに開演前には、配信視聴者限定でお贈りする彩凪 翔からのメッセージもございます♪ この機会に、ご自宅でもぜひご鑑賞ご堪能くださいませ。

【配信日程】
2021年9月25日(土)16:00公演(スペシャルゲスト:水 夏希)
※開演約5分前から、彩凪 翔によるメッセージをお届けいたします。
※アフタートークショーあり(彩凪 翔、音花 ゆり、透水 さらさ MC:星乃 あんり)。
※アーカイブ配信はございません。

【チケット発売日】
2021年9月9日(木)10:00より ~ 開演30分後まで購入可能

【配信チケット料金】
・配信のみ:¥4,000⇒[Go Toイベント]適用で¥3,200
・パンフレット郵送サービス付き:¥5,500⇒[Go Toイベント]適用で¥4,400

【チケット販売】
チケットぴあ

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