そして舞台を彩るメンバー紹介へ。トークタイムもあり、それが面白すぎました。在団中はクセの強い役が多かったという望海さん。今回のスペローズメンバーのひとりでタカラヅカでは同期だった大月さゆさんが「びんちゃん(『くらわんか』の貧乏神)もクセ強かった」と言うと、望海さんは「びんちゃんは全然クセ強めじゃない、ピュアなの」と。そうか、確かに…! 母親のお腹の中にいる頃から宝塚歌劇を観ていたという工藤 彩さんが気になっているのは、『ダンディズム!』の瓦割り風のダンス。「あれはパキパキしちゃダメなの。でも後列にいる下級生はガシガシ踊る」とコツを伝授。山﨑感音さんは『戦国BASARA』で望海さんが演じた猿飛佐助のポーズを教えてもらい、みんなで盛り上がりすぎて、村井成仁さんの紹介の前で「ブーッ」と時間オーバーの警告ブザー。なんとも楽しいメンバーです。
※今回、イラストレーターの春原さんは9/26の配信を視聴
そして『CHICAGO』へ。自由に刻まれるジャズの曲に望海さんの声は合わせるというより、なんでしょう…、楽器のひとつになって一緒に演奏している感じ。その後の曲がなんだか心に沁みて…。これから何があるかわからない道だけど、きっと望海さんは私たちにずっと素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれると強く思いました。
人気ミュージカルの曲を聴かせてくれた【ミュージカルサロン】。望海さんはピンクのライダース風ジャケットとワイドパンツにお着替え。異素材の組み合わせで洒落感ばっちり。まろやかなミルキーピンクが意外性があり、とっても新鮮! 『マンマ・ミーア』でゴ・スペローズと盛り上がり、『ドリームガールズ』の時にはジャケットを脱いで、大胆に開いた背中をババーンと見せてくれたり(スパンコールが散りばめられたノースリーブトップス)。誰もが知っている名曲を歌い上げる望海さん。伸びやかで無理がなくて、会場全体を包み込んでくれる声に鳥肌が立つよう。