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LIFESTYLE インタビュー

2021.11.02

「言葉ってとても不思議で、自分で解釈して使ううちにどんどん成長していくんです」|アン ミカさんインタビューvol.2

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スーパーポジティブな発言と存在感で人気のアンミカさん。彼女がプロデュースした2022年の手帳『ポジティブ手帳2022: 365日、アンミカ思考で幸運体質!』(以下・『ポジティブ手帳』)が話題。なんと、発売翌日にはAmazon売れ筋ランキングの第1位にランクインしました。 その人気の理由は、実用的かつ持っているだけでポジティブになれること。今回はDomani読者に向けて、「よく生きるため」のヒントと手帳の活用術について伺いました。 2回目の今回は、アンミカさんの人生について伺います。

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手帳に「現状はどう?」「私の生きる目的は?」と、自問自答していました

──アンミカさんの大きな転機はいつだったのでしょうか。

アン ミカさん(以下敬称略):トップモデルを志した18歳の頃です。当時、仕事も人脈もなく、暗闇に立っているような毎日でした。どうしてもモデルとして活躍したいという情熱だけが私の支えだったのです。どこから何をしていいかわからない時代は、手帳に「現状はどう?」「私の生きる目的は?」などと書いて自問自答していました。

それと同時に、自分の東洋的でアバンギャルドな個性を磨き、東京のモデル事務所の門を叩くこともしていたんです。すると、不思議とさまざまなチャンスがやってきたんです。そこになりふり構わずに邁進しました。

若き日の私の目標は、パリコレに出ること。どうしても叶えたかったので、関係者の話を聞き、パリへの道を作る必要がありました。そこで私はヘアサロンを1軒1軒回って、「パリコレのヘアメイクをした経験はある方はいませんか?」と聞いたんです。すると、何軒目かに「私の友達がヘアメイクをしているよ」という方がいて!そこからご縁を頂き、他にも自分の「似合うと好き」を近づけるべく個性探求をするなど模索しつつ、自らパリコレモデルの道を開拓していったのです。

そして念願のステージに立ったのは、それから2年後の21歳のとき。ひとつ実績があると仕事は広がっていきます。モデルの仕事は喜びだらけでした。親からもらった遺伝子を生かし、自らを表現する。それで、世の中に認められるのですから幸せです!

──具体的に動かないとだめですね。

アン ミカ:そうなんです。これはなんでもそうだと思います。仕事のことも、家族のことも望んで行動するから動いていく。それには十人十色のいろんなパターンがあります。今、満足していないなら、「そこを変えたい」という強い思いと覚悟が、人生を動かしていくんですよ。

──とはいえ、自分は変わることができても、相手が変わることは難しいと思うのです。Domani読者の場合、上司や同僚などの人間関係、子どものことや、パートナーのことについて、悩んでいる人もいます。

アン ミカ:上司のパワハラ、夫のモラハラ、子どもが反抗する……それらはもちろん、周りに原因があることもありますが、人と人との波動の問題もあります。

人間には波動があり、それが共鳴し合って生きてるので、実は自分が変わることで、相手が変わってくることがとても多いんですよね。

人と人は鏡です。「私が絶対正しい!」と思い込んでいる人は人を裁くようになり視野を狭くします。常に頭を柔らかくしておくことも大切です。

パワハラ、モラハラなど自分の尊厳が脅かさせていると感じる人は、まず、「私は価値のある人間だから、私の信条に従って生きる」と、自分に宣言することが大切だと思います。大切な自分を守るために、相手に流されないようにする。不本意な環境に置かれていたり、不当に扱われているなら、そこから1歩を踏み出す勇気を持つのです!

そこまでできないなら、自ら、最低限できることを少しづつ行っていく。自分が置かれた状況を客観的に見るよう心掛けることが大切です。相手に対して、どのようにコミュニケーションをしているかを冷静に考えて分析してみると、解決策はきっと見つかるはずです。

──言われてみると、パートナーが嫌味を言ってくるのは、こちらも彼に対してイライラを表現している時かもしれません。子どもが反抗的な態度を取るのも、頭ごなしに叱ったときです。

アン ミカ:そうなんです。「ここで夫に嫌味を言っておこう」と思うときも人間だからありますよね(笑)。でも、それと同時に、「それをしても始まらないから、自分の機嫌は自分で取らなきゃ」と思って深呼吸して、気持ちを落ち着かせるというような大人な視点も必要です。

あとは、子どもが失敗したら「人間だもの、ミスする生き物だ、自分だってそうだった」と叱るのをやめてみるとか。上司に対してムカッと来たら、「私はこの人の望む水準に達していないんだな」と努力をしてみるとか。なにもかも成長材料に変えていくと、自分のプラスになっていきます。

このように自分の心を変えていくことで、行動も変わり、いいことに目を向けられるようになるんじゃないかしら。

手帳を相手に相談し、手帳からパワーをもらうことで、あなたの人生がいい方向に導いていく

──それには表現力もボキャブラリーも必要です。アンミカさんはいつも名言ばかりおっしゃいますが、何か秘訣はあるんですか?

アン ミカ:それは周囲の人が話している「いい言葉」をずっと手帳に書き留めているからです。私が元気がない時に、ふと仕事仲間が言った言葉、本で見たステキな表現、たまたま見かけた言葉などを手帳に残して目で読んで、読み上げていたことが生きているのかもしれません。

何度もそうしているうちに、単語の順番や助詞の使い方が変わっていき、知らぬ間に自分の言葉になって行ったものも。言葉ってとても不思議で、自分で解釈して使ううちにどんどん成長していくんです。

──とはいえ、人間はポジティブなことばかりでなく、思い出したくない過去や、人を傷つけてしまった後悔なども背負い、罪悪感のようなものを抱えて生きている人もいます。アンミカさんはそのような自分の過去を、どう付き合っているのでしょうか。

アン ミカ:過去の失敗や、人に対して行ってしまった失礼なことに対して、罪悪感がある時点で、もう良い人なんだと思うんです。自分が行ったことをわかってる。それは本当に素晴らしいことだと思います。しかし、傷つけた人がいて、その人がまだその傷を抱えているようなら、向き合うこと、謝罪することが必要です。

ちなみに、どんな人も過去があって今がある。「私は罪悪感がある。その時点で合格! もう二度と同じことをしない」と失敗から学んで進んでいくことが人生をポジティブにクリエイトしていくことに繋がるのではないでしょうか?

そして、「過去の私はひどかった。でも今はその経験を学びにして、いい人間になろうと頑張っている」と認めて、流していく。その心の傷は、何かの抑止力にもなります。今と未来を考えて生きて行けばいいと思います。

「今をどう生きるか」…私は何よりこれを大切にしています。「未来」は「今の選択の結果」ですから…。

私自身もポジティブだと言われていますが、必ずしもそうではないところがあります。悩んだり苦しむこともあるし、感情的になることもあります。だからこそ、「ポジティブな言葉」を胸に、自分を調整し、心がけていく。今を、そして、一秒後、一分後、一時間後、一年後、幸せになるような選択をしていけば、辛いことがあっても、人生を立て直していけるはずです。

手帳はそういうことができるツールだと思うのです。手帳を相手に相談し、手帳からパワーをもらうことで、あなたの人生がいい方向に導いていく。私はそんなあなたを、ずっと応援していますよ!

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『ポジティブ手帳2022 365日、アン ミカ思考で幸運体質!』1980円 小学館

六曜、新月・満月と星座、惑星の動き、一粒万倍日と天赦日など、さまざまな運を引き寄せる要素と、二十四節気ごとの養生法を記載。幼少期から占星術に親しみ、漢方養生指導士(中級)やオーラソーマプラクティショナーなどの資格を持つアン ミカならではの視点で構成された手帳です。アン ミカさんからのメッセージも満載で、使い込めば使い込むほどポジティブに。すべてページが見開き構成、ソフト素材のビニールカバーにペンホルダー付きと使いやすさにもこだわった一冊。

 

撮影/前田晃 文/前川亜紀

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モデル・タレント

アン ミカ

アン ミカさん/1972年韓国生まれ、大阪育ち。主にモデルやタレントとして活動。1993年にパリコレクションに参加。飾らないキャラクターで、バラエティ番組で一躍人気に。コスメやファッションのプロデュースも手がける。Instagram@ahnmikaofficialのフォロワーは35万人。

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