3.「明日は明日の風が吹く」
3つ目の類語は「明日は明日の風が吹く」です。今日嫌なことがあっても、明日はまた別の成り行きになって、いいことが起きるかもしれないという意味を持っています。くよくよすることなく、楽観的に考えようということわざです。
このことわざは「禍福は糾える縄の如し」よりももっとくだけた表現で、どちらかというとポジティブな意味合いのほうで使うことが多いといえるでしょう。
4.「楽は苦の種苦は楽の種」
4つ目の類語は「楽は苦の種苦は楽の種」です。楽と苦は背中合わせとなっており、楽は苦を、苦は楽を生むもとになるという意味で使われます。
今の苦労はのちのちの楽につながり、耐え忍ぶことで将来良いことがあるため、今は苦しくても頑張ろうという考え方のことわざです。「楽は苦の種苦は楽の種と聞くし、試験に向けて勉強を怠らないようにしよう」などと使います。
「禍福は糾える縄の如し」を使って幅広い表現ができるようになろう
「禍福は糾える縄の如し」は人生の幸運と不運をより合わせた縄に例えたことわざです。難しい表現に見えますが、実は「悪いことがあれば良いこともある」というわかりやすい内容を表しています。
今が辛い状態でもまたいいことが起きると慰めてくれる意味と、いいことばかりではないという戒めの意味とがあり、座右の銘にもよく選ばれる言葉です。「禍福は糾える縄の如し」と類語を理解して、幅広い表現ができるようになりましょう。
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