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2018.04.26

ワーママ必読!パパを上手に使ってラクになるための8箇条

 

なんとかとハサミは使いようといいますが、夫も同じ!?仕事に家事に子育てに、すべてを女性が背負う必要はありません。

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社会学者 田中俊之さんからママたちへ 「夫を上手に家事、育児に巻き込もう!」

家庭内の平和を保つためにも、お互いがイライラしないよう夫の操縦術にも使える8のルールを心に刻んでおきたいところ。早速チェックしてみましょう。

1.自分の領分だと思い込まず、ときには子育てを〝手放す〟

ママたちの不満に多く挙げられる「子供が泣くと、夫が『ママがいいって』と子供を押しつけてくる」という問題。迷惑に思う反面、自分が抱くと泣き止むことをうれしく感じることはありませんか? 家事・育児の分担を望んでいても、それを自分の領分だと考え、手放せない人が実は多いのです。すると、夫が手伝ってくれてもやり方に口出ししたり、「時間がかかるから」と先回りしてやってしまったり。それでは夫のやる気を削いでしまいます。家事も育児も人によって考え方が違うのですから、ときには夫のやり方に任せて。

2.家庭内に「TO DOリスト」を持ち込まない

合理性や生産性というのは仕事における考え方。これを家庭内に持ち込むと、家庭が職場化してしまいます。子供は合理性とは対極にあるコントロールの利かない存在。にもかかわらず、TO DOリストどおりに「午前中に洗濯をして、病院に行って…」と効率よく動こうとすると、言うことを聞かない子供や、休日だからとダラダラすごす夫にイライラ。ママが不機嫌だと子供にも悪影響を及ぼしますし、パパも家にいづらくなり、仕事が終わっても家に帰らない〝フラリーマン〟が増える要因に。

3.「子育ては、楽しいけれどストレスである」ことを認める

どんなに子供がかわいくても、子育ては身体的にも精神的にもストレスになりえます。このことを認めなければ、仕事以外の理由で、子供をだれかに預けることに罪悪感をもってしまうでしょう。自分だけの時間をもつことも大切。大事なのは、リフレッシュしてまた明日から頑張ることです。

4.夫に、子供と一緒に子供番組を観てもらう

子供にテレビを観せることに罪悪感をもつ方もいますが、「クマさんが出てきたね」というように問いかけながら観れば、テレビも絵本を読むような感覚で観ることができます。そして、その役割を、ぜひ夫にお願いしてください。最近は、親が観ても面白いようにつくられた番組も多いので、意外と大人もハマるもの。夫がその番組に興味をもてば、「このキャラクターが出てくる図鑑を買ってみよう」と思い立ち、次は一緒に本を読むようになるかもしれません。

5.どんなに忙しくても、自分の趣味や習い事を諦めない

子供が生まれると、趣味や習い事をやめてしまう方が多いですが、子供を預けてでも続けてください。子供が小学校高学年になり手がかからなくなったときや、先の話ですが仕事を退職した後、やることがなくなり、喪失感を覚える人は多いのです。これからは女性も定年まで働く時代。退職後も楽しめるものがあれば、充実感を得られます。

6.地域の託児つき講座に参加してみる

自治体が運営する市民講座というのは、意外と充実していて、託児サービスがついている講座も増えています。興味があることを学べますし、共通の趣味や悩みをもった人たちが集まっているので、地域に友達ができるかもしれません。託児サービスを利用すれば、講座に参加している間ひとりになれますし、その間、夫もフリーになれます。もちろん夫に講座に参加してもらい、あなたが自分だけの時間をすごすのもいいでしょう。家族ですごす時間も大切ですが、夫婦で別行動をし、ひとりになる時間を確保することも必要です。

7.夫に家電を選ばせる

家事は凝るのではなく、いつだって手を抜く方法を考えるべきです。そのために、食器洗い機、乾燥機能付き洗濯機、ロボット掃除機など、家事をラクにするものはどんどん取り入れましょう。そして、買うときには夫に選ばせてください。そうすると、その家電にまつわる作業は自分の担当だと感じて主体的に動くようになります。たとえば、食洗機を買うと、専用の洗剤が必要だとわかり、どの洗剤がいいか吟味し出します。すると、普段から洗剤に気をくばるようになり、なくなれば自分で買ってくるでしょう。家電から派生する細かな作業にも目が向くようになり、結果として家事を総合的に理解できるようになるのです。

8.玄関に飾る花を、夫婦で買いに行く

花は数日たつと枯れるので、花を見ると、時間の流れを感じることができます。さらに、花は種類によって値段に差があるため、どの花を何本買うか相談することで、夫婦の経済感覚の違いを知り、すり合わせていくのにも役立ちます。また、家と職場をひたすら往復している夫は、近所に花屋があることにも気づいていないかもしれません。しかし、花を買うことを習慣にすることで、近所の花屋を探すようになり、徐々に地域にコミットしていくでしょう。

社会学者

田中 俊之さん

たなかとしゆき●1975年東京都生まれ。大正大学心理社会学部准教授。専門は社会学と男性学。『男が働かない、いいじゃないか!』(講談社)など著書も多数。2歳の男の子のパパ。

Domani2018年3月号『男もつらいよ。ワーパパの哀しみブルース』より 本誌撮影時スタッフ:イラスト/ツグヲ・ホン多 構成/木戸恵子

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