カンパニーのみなさんの仲のよさが伝わってくるエピソードがたくさんうかがえました!
終演後の会見での様子もお届けします! 藤ヶ谷さん、真彩さん、鶴見さんに加え、潤色・演出の生田さんも登壇。再演ということで、前回に引き続き主役のドン・ジュアンを演じた藤ヶ谷さんは「前回よりも全てにおいてパワーアップをしていなければ、というプレッシャーがありました」。ですが、信頼できるカンパニーのメンバーとともに、このような状況の中でも「乗り越えていける自信があります」と力強い意気込み。手応えはどうですか?、という質問に戸惑い生田さんに質問を振る姿に、前回から続いてのタッグで強い信頼感がうかがえました。
宝塚歌劇団を退団後、初のミュージカルへの出演となる真彩さん。男性との共演ですが、という質問に「男性女性というよりひとりの人間として、またパフォーマーとしてみなさんと完成度を高めていきたい。男性だからドキドキするというか、マリアがドン・ジュアンに対してどう思うかという視点で演じたいです」。
鶴見さんも前回から引き続いての出演。藤ヶ谷さんのさらなる成長を目の当たりにして「藤ヶ谷君のドン・ジュアンには人間としても“つかみ”がある。ドン・ジュアンは芝居や歌が上手いだけじゃダメ。彼以外には考えられないですね」と大きな手応えを感じているようでした。実は藤ヶ谷さん、役としての深みに加え体もパンプアップしたそうで、舞台上でチラ見えする胸筋は要チェックです!
前回とは異なるのがコロナ禍という状況。「前は稽古が終わった後にご飯を食べに行ってそこから生まれるものもありましたが、今は限られた時間の中で最大限の工夫をして前へ前へ進んでいけるように、みんなで試行錯誤をしていました」と藤ヶ谷さん。生田さんも「苦労というより、この状況下で自分たちに何ができるのかを考えて前向きに取り組んでいこうという団結力が生まれました。たいちゃんを中心に盛り上がり、一丸となって舞台に向かえることが誇らしく思います」と胸を張ります。座長の藤ヶ谷さんは、ドン・ジュアンといえば…のバラのモチーフをあしらったチームウェアを、前回の出演メンバーやスタッフさんの分を含めた110着ほど作成してみんなに渡したそう。素敵なエピソードでした。
「初演とは全く違う状況ですが、僕たちが表現できる場所があるのは本当に感謝しかない。応援してくださるみなさんの期待に応えられるよう、その日にできることを出し切ると決意し魂を削って演じています。エネルギーあふれる作品を多くの方に感じていただきたいです」(藤ヶ谷さん)
「素敵なキャストやスタッフのみなさんと出会えて、こんなに幸せなことがあっていいのかと思うくらい毎日が充実しています。劇場で公演することの大切さを改めて感じていますので、ぜひ観ていただければうれしいです」(真彩さん)
「舞台の上に立つ喜びを感じながら、最後まで藤ヶ谷君をはじめとするみなさんと、エンターテイメントの力をお届けしたいです」(鶴見さん)
「メインキャストのほか、たくさんの方々にご出演いただいています。このセットは初演からわれわれのセビリア。床の傷には、初演メンバーのものもあるのではないかと思っています。誰ひとり欠けることなく、大千秋楽まで駆け抜けていきたいです」(生田さん)
ミュージカル『ドン・ジュアン』東京公演は11月6日までTBS赤坂ACTシアターで公演中。DVDの発売も決定しているのでぜひチェックしてください!
撮影/田中亜紀 イラスト/春原弥生 構成・文/淡路裕子
ミュージカル『ドン・ジュアン』
【東京公演】
10月21日(木)~11月6日(土) TBS赤坂ACTシアター
作詞・作曲:フェリックス・グレイ
潤色・演出:生田大和(宝塚歌劇団)
出演:藤ヶ谷太輔/真彩希帆/平間壮一、上口耕平、天翔 愛/吉野圭吾、上野水香(東京バレエ団)、春野寿美礼/鶴見辰吾 ほか
▶︎公式サイト
待望のDVD化が決定!
【内容】
・公演本編
・特典映像(予定)
・藤ヶ谷太輔×生田大和(潤色・演出)×キャストによる座談会
・舞台セット設営完成までのタイムラプス
・ブックレット
さらに、11月12日までに予約すると、ビジュアル写真&舞台写真満載の別冊フォトブック付き“スペシャルエディション”をお届け!
※別冊フォトブックは、DVDパッケージサイズ、約50ページを予定。DVD発送時に、DVDお申込み1枚につき1部を同梱。
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