「掃除と洗濯のこだわりがすごいんです」(福徳)
「夫婦間のしょうもない問題はあまり持ち越さない」(後藤)
――おふたりが家族や夫婦間で決めていることはありますか?
後藤:あまりルールは決めていないですが、奥さんとは子どものことについてはしっかりと共有するようにしています。奥さんも子どもの友だち付き合いのことや、学校であったことなどを、逐一報告してくれるんですよね。
――ちなみに、読者のお悩みで、〝パパにママ友同士の付き合いに来てもらいたいけど、なかなか来てもらえない〟という声が多いのですが、おふたりは行けるタイプですか?
後藤:頼まれることは少ないですが、僕は行けるタイプですね。長時間はさすがに経験したことがないですが、ちょっと顔を出すくらいなら行けますよ。
福徳:ありえない。それはありえない!
後藤:なんで?
福徳:行きたくない! 楽しめない!(笑) うちの彼女もそれを望まないですね。
――そうなんですね。それはお互いがお互いのプライベートを大事にしているからこそ?
福徳:それはありますね。お互い38歳ですし、ひとり暮らしも長かったので、一切干渉しないんです。そういうと冷たい感じに聞こえるかもしれないですが、お互いのことをまったく気にしていないんですよ(笑)。
後藤:でも、そうやろなって感じがする(笑)。
福徳:あ! そこに賞金を懸けたバトルがあるくらいだったら行きますよ!
後藤:家族間で賞金かけへんやろ(笑)。
福徳:でも、僕が行く、行かない以前に、彼女は僕が夫だということをあまり人に言ってないみたいなんですよ。めちゃくちゃイヤみたいなんです(笑)。
――きっと福徳さんのプライベートも大切にしてくれているのかもしれないですね。後藤さんは、どんなイベントがあったら、ママ友だちと1日楽しめそうですか?
後藤:う~ん。僕の周りは芸人ばかりなので、全く違う職業をしているパパさんたちの話を聞くのはおもしろそうですよね。でもまぁ、2時間くらいかな! 人によって得意不得意があるから、ママ友の付き合いに行きたくないと言っているパパのことは優しく許してあげて欲しいですね。
――夫婦間で大事にしていることはどんなことでしょうか。
福徳:僕、ひとり暮らしが長かったので、掃除と洗濯のこだわりがすごく強いんです。なので、それは全部僕がやらせてくれとお願いしたんですよ。
――なんて素敵な提案!
福徳:彼女は掃除と洗濯があまり好きじゃなかったようで、ちょうどよかったですね。
――どんなこだわりがあるんですか?
福徳:〝徹底的にやる〟というだけなんですけどね。僕の中でとにかく拭き心地が最高なのが、換気扇なんです。それと、最近は、〝ウェットティッシュ最強説〟が出てきたんですよ。ウェットティッシュとキッチンペーパーを使って拭き掃除をすると、洗剤要らずでどこもピッカピカになるんです。ちなみに羽田空港のトイレは世界一キレイと言われているんですが、そこの清掃員いわく、濡れおしぼりと乾きタオルでピッカピカにするらしいんですよ。
後藤:コツがあるの?
福徳:昔、『ベスト・キッド』という映画があったんですが、そこで掃除の時間に、相手のパンチをよけるイメージで〝右拭き左拭き〟の練習をしていたんです。僕もそれを実践したらほんまにピッカピカになったんですよ! ぜひ試してもらいたいですね。
後藤:僕は奥さんと何十年も一緒にいるからこそ、しょうもない問題はあまり持ち越さないようにしています。小さなことも、蓄積して熟成されると後に大きくなるんです。
――ちなみにどんな小さな問題がありましたか?
後藤:僕はどうしても電気を消し忘れてしまうんですが、水道も出しっぱなしにしてしまうんです。
――なぜ…?
後藤:ほんとにわかんないんですよ!
福徳:ほんまにあかんやつなんですよ。めっちゃ消し忘れるし、出しっぱなしにするよな?
後藤:自分でもわかんないんですけど。
――最近は自動のものも増えたから、そこに慣れてしまったのかも…。
後藤:(さえぎって)いや、僕が知る限り全部手動です!自分では“閉め忘れるはずがない”と思っているんですが、閉め忘れているんですよ。
福徳:去年の12月に、1回ほんまに後藤が閉め忘れて“ジャーッ”て出てる水見たよ。ちょろちょろ出てるのはめっちゃ多い!
――握力が弱めなんですかね?
後藤:かもしれない…。
福徳:閉めたって思う判断が早いんじゃない? 僕はそこにあまり気にならないけど、後藤の奥さんならイヤかもね。
後藤:はい。イヤと思います(笑)。出かけた後に、消し忘れている写真などが送られてくるんですよ。
――傍から聞いていると微笑ましいエピソードなんですけどね(笑)。
後藤:水はちょろちょろでも、積もれば修羅場になりますね。熟年離婚されないように気を付けます(笑)。