30代に突入して「仕事観」が変わりました
町田啓太さんに「Effective=効果的」なファッションを着こなしていただく本連載。素敵すぎるカットを余すことなくお見せするために1ルックを前後編にわけて、ファッションやライフスタイルについて等身大に語ってもらいます。ニットスタイル後編となるVol.4では、仕事への向き合い方や憧れの存在について聞きました。
写真をすべて見る今回のテーマ:リラクシーなニットスタイル
▶︎町田啓太連載Vol.3 「自分にご褒美をあげるとしたら…
–––30代を迎えてから、仕事への向き合い方や考え方に変化はありましたか?
変化しましたね。30代に突入したから変わったのかは定かではないですが…20歳ごろからこの仕事を始めて、最初は「とりあえずやる」という感じだったんです。でも、20代後半になって、勢いだけではなくちゃんと考えなければいけないなと思い始めて、段々とそこに思考や学びも必要だと感じるように。それからは作品の解釈具合やアプローチの仕方が全く変わって、“気づき”が多くなったと思います。今、すごく変わってきた実感があります。
–––2021年上半期、一番印象に残っていることは?
どなたかは言えないのですが、仕事で初めてご一緒した大先輩が本当に素敵な方で、こういう大人の男になりたいなとすごく憧れの存在になりました。長年ご一緒されているスタッフの方々も現場で本当に楽しそうに見えて、だからこれだけの長期間一緒にやれているんだろうなって。そんな魅力的な方なので、この出会いは僕にとってすごく大きくて上半期でいちばん印象的な出来事でした。
「優しい」とはこういうことなんだって学びましたね。そして本当にチャーミングなんです。ずっと一緒の時間を過ごして、仕事のアプローチの仕方ももちろん勉強になりましたし、人格も素晴らしいですし。その一方で、ちょっと子供のようなかわいらしいところもあって、本当に素敵な方。この方は年齢を重ねてそうなったわけではなくて、昔からずっとこういうふうに振る舞ってこられたのだろうなと思います。それって本当にすごいことですよね。
30代だけでなく20代の若いキャストもいた現場だったのですが、その中でお話するときも上から物を言うでもなく、あえて同じ目線でとかでもなく、とても自然体でおられるんです。その“ごく普通”にしてらっしゃる姿が素敵でとても心地よくて。誰なのか絶対知りたくなりますよね?(笑)。そのうち…きっと来年くらいにはわかると思いますよ。