また、「ねぎ」などの「野菜」は、ほとんどが「スロー」または「ニュートラル」なので「うどん」に入れてOKなのですが、なかには少しだけ例外があります。
じつは、「トマト」「かぼちゃ」「ピーマン」「ししとう」といった野菜は、野菜の中でも「ファストの食品」に、アダムスキー式腸活法では分類されているのです。
【NG例4】「かぼちゃ」「ピーマン」「ししとう」の天ぷらうどん
そのため、「かぼちゃ」「ピーマン」「ししとう」といった「ファストの野菜」の入った「天ぷらうどん」は、アダムスキー式腸活法ではNGだと考えられています。
同じ野菜の天ぷらでも、「ごぼう」「にんじん」「さつまいも」「れんこん」「しいたけ」などは「スローの野菜」で、「なす」と「玉ねぎ」は「ニュートラルの野菜」なので、うどんと一緒に食べて問題ありません。
また、「えび」「ちくわ」「いか」といった魚介類、「鶏肉」などの肉類も「スロー」なので、心配無用です。
天ぷらうどんを食べるときは、具に「ファストの食材」が入らないようにするのがコツなんですね。
免疫力を維持するカギは「腸に汚れをため込まない」こと
「今日はうどんを食べて胃腸を休ませたい」というときに、食材の組み合わせを間違えた結果、「腸を汚す食べ方」になってしまうと、本末転倒ですし、もったいないですよね。
むしろ、「『腸の汚れ』はさらなる体調の悪化を招きかねない」とアダムスキー博士は話しています。「腸の汚れ」がたまると、「下痢」や「便秘」など、「便のトラブル」が起こりやすくなるだけでなく、「腸の壁が吸収してくれるはずの栄養」が上手に体に取り込めなくなるのだそうです。
また、腸には「体内の毒素」を排出する働きもあるので、体の中で出た「有害な成分」が体外に排出されなくなるとも話しています。
『腸がすべて』の監修をつとめた澤田肝臓・消化器内科クリニック院長である澤田幸男先生は、「腸は病気から生命を守る、人体最大の免疫システム」と話しています。
腸は「健康のかなめ」です。みなさんも、「腸をきれいに保つ食事の仕方」を心がけることで、元気に年末年始を過ごしてくださいね。
(医学監修:澤田幸男/医学博士、澤田肝臓・消化器内科クリニック院長)
腸がすべて:世界中で話題!アダムスキー式「最高の腸活」メソッド(東洋経済新報社)
翻訳家
森 敦子 (もり あつこ)
東京外国語大学イタリア語専攻卒業。アパレル企業勤務を経て翻訳の道へ。現在は書籍およびビジネス文書のイタリア語翻訳を行いながら、フリーランスでイタリア語を教える。
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