「遣る瀬無い」表情
どうしようもない思いを抱えているときの表情を「遣る瀬無い表情」といいます。嬉しいわけでも悲しいわけでもなく、はっきりとしない感情を抱えた微妙な表情です。次のように使うことができます。
【例文】
・「もう私のことは放っておいて」と彼女は言い、何ともいえない微妙な【遣る瀬無い表情】を見せた。
・彼女が時折見せる【遣る瀬無い表情】は、夢を諦めたことから来ているのだろうか。
「遣る瀬無さ」を感じる
「遣る瀬無い」と形容詞で表現するのではなく、「遣る瀬無さを感じる」と名詞と動詞を組み合わせて表現することもできます。どうしようもない思いを感じるときに使える言葉です。いくつか例文を紹介します。
【例文】
・あれだけ毎日練習をしたのに、風邪をひいてしまい、出場することすらかないませんでした。今まで積み重ねた練習を思うと、【遣る瀬無さを感じます】。
「遣る瀬無い」の意味を理解して適切な場面で使おう
すっきりとしないもやもやとした気持ちを「遣る瀬無い」と表現します。思いはあるものの、どう表現して良いかわからないときなどにも使うことができるでしょう。
また、「遣る瀬無い」という言葉は、そのままでも使うことがありますが、「遣る瀬無い表情」や「遣る瀬無い気持ち」と名詞を組み合わせて使うケースも多いです。すっきりとしない思いがあるとき、後悔やいたたまれない気持ちになったときなどに「遣る瀬無い」を使って思いを表現してみましょう。
「遣る瀬無さ」と名詞にすれば、「遣る瀬無い」という言葉を「遣る瀬無さを感じる」とも表現できます。ぜひ日常生活にも活用してみましょう。
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