多年草というのは、複数年にわたって開花・結実のサイクルを繰り返す植物のグループです。
Summary
- 「虎杖」とは「イタドリ」と読み、タデ科の植物のひとつで道端や土手などに生えている多年草
- 名前の由来は、節に虎の縞模様のような柄が見られる説や、痛みを取るから「イタドリ」など諸説ある
- 「回復」や「見かけによらない」などの花言葉があり、英語名は「Japanese knotweed」
Contents
「虎杖」の意味や読み方とは?
まずは「虎杖」の意味や読み方、名前の由来など、基本的な知識からチェックしていきましょう。
読み方
「虎杖」は「イタドリ」と読みます。漢字のイメージに引っ張られて、「コジョウ」「トラツエ」「コショウ」と読み間違われることが非常に多いです。
苗字としても実在しますが、非常に珍しい「幽霊名字(実在するか疑わしいほど稀少な名字)」に近い存在です。全国でも数十軒程度と言われており、石川県や愛知県などにわずかに見られる非常に珍しい名字です。
意味
タデ科の植物のひとつで、道端や土手など、比較的身近な場所で見ることのできる多年草です。
茎には節がたくさんあり、楕円〜ハート形の葉を持ち、8月から10月にかけて白い花を咲かせます。種は風に運ばれ、アスファルトの隙間からでも発芽するほど、繁殖力は旺盛。深い地下茎を持ち、駆除に苦労している話もよく耳にする、強靭な雑草です。


名前の由来
「虎杖」の名前の由来は諸説あります。節に虎の縞模様のような柄が見られるから、という説や、葉に咳止めや止血の効果があるとされ、「痛みを取る」から「イタドリ」と名付けられたという説も。

このような理由から「イタドリ」の漢字表記は「虎杖」のほかに「疼取」とされることもあります。
どんな効能がある?
「虎杖」の葉には咳止めや止血効果がありますが、根にはまた別の効果も。晩秋から冬にかけて採取して乾燥させた根は生薬にも利用され、「虎杖根(コジョウコン)」と言います。利尿効果があり、特に膀胱炎や膀胱結石の治療に効果があるとされていますが、他にも、便秘やリウマチ、消化不良、婦人病、喘息などにも、幅広く使われます。

江戸時代には「虎杖」の根茎を甘草と一緒に煎じて、夏の飲み物としていたようです。この場合、渇きを取るという効果が期待されていました。

【実際のエピソード】「虎杖」に関する成功談・失敗談
「虎杖」の体験談には、どのようなものがあるのでしょうか?ビジネスシーンにおいて、「虎杖」に関して何かしらの気づきや学びを得た実際のエピソードを紹介していきます。
【episode1】漢方成分の読み間違いでクライアントを困惑させた話
Nさん(管理職、42)
私が30代前半、ヘルスケア系の新規事業を担当していた時の苦い経験です。企画書の中に成分として「虎杖(こじょう)」という記載があったのですが、私は知識がなく、会議の場で堂々と「トラツエエキスが…」と読み上げてしまいました。クライアントの担当者様は苦笑いされ、後で上司から「あれは植物名のイタドリ、あるいは漢方名のコジョウと読むんだ」と厳しく指摘されました。 自分の担当分野において、専門用語や難読漢字の読みを確認せずに出向くのは、プロとしての準備不足。単なる読み間違いでは済まされない「信頼の欠如」を招くのだと、恥ずかしさの中で痛感した出来事でした。
【episode2】上席の「教養」がクライアントの心を開いた瞬間
Mさん(管理職、38)
以前、役員に同行して重要顧客の創業家を訪ねた際のことです。その邸宅の庭に生えていた植物を見て、役員が「見事な虎杖(いたどり)ですね。昔は痛み取りの薬草として重宝されたとか。このお庭の歴史を感じます」と自然に会話を切り出しました。 相手の方は「よくご存知ですね」と顔を綻ばせ、そこから家系の歴史や地域への思いなど、深いお話を聞かせてくださいました。難読な漢字や植物の知識をひけらかすのではなく、相手の大切にしているもの(この場合は庭や歴史)を理解するための「教養」として備えておく。その姿勢が、一瞬で信頼関係を築く鍵になるのだと、隣で見ていて非常に感銘を受けました。
「虎杖」の花言葉とは?
葉や根が生薬として使われる「虎杖」ですが、夏から秋に小さな白い花を咲かせ、花言葉も存在します。ここでは、「虎杖」の2つの花言葉を紹介しましょう。
回復
「虎杖」の葉には止血効果があり、「疼取」とも表されるように痛みを取ることから、「回復」という花言葉が付けられたと考えられています。


