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2022.03.23

転機はチャンス!人生ひと区切りの春に、前を向く方法

週1でお届けする連載「エナジーブランディング」、今週は「人生ひと区切りの春に、前を向く方法」をお届けします。春はさまざまな転機の季節。ドマーニ世代より少し先輩のわたしの経験が皆さんのエナジーチャージになれたら嬉しいです。

Text:
大島文子(ブランディング コーチ)
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エナジーブランディング vol.34:自分で決める人生の転機

あっという間に桜の季節ですね。こんにちは、ブランディングコーチの大島文子です。

コロナ禍に戦争…私たちは今、激動の2022年を生きてます。後世の人たちはどのような言葉でこの時代のことを表現するのでしょうか。

でもその未来は、今の私たちの日常の先にあるーー。激動の時代だからこそ、自分自身の人生を大切に生きていかなくてはと思います。

転職 人生の転機 仕事の転機

今回のテーマは「人生ひと区切りの春に、前を向く方法」。

転職や転勤、引越し、そして家族のことなど、春はさまざまな転機の季節です。転機には二種類あり、悩みに悩んで自分で決める転機と突然訪れる転機があります。今回は前者の〝自分で決める転機〟についての思いをお話ししたいと思います

転職6回、私の人生の転機とは

私はファッションやビューティのPR・宣伝の仕事を生業としています。6社で働いた経験を生かし、6年前に独立、起業しました。

20代の転職|人生のドアを開けてくれたのは?

就職難の新卒就職活動で何とか内定をいただけたアパレル企業。希望の宣伝部にも配属されました。しかし、未熟な私は3年半で人間関係を理由に退職、週末に日仏学院でフランス語を勉強していたことから、パリの語学学校に留学することに。

仕事の悩みから毎日の着るものさえ考える事が出来なくなり、ほぼ白シャツとデニムで通勤していた私。パリでも当初は、そんな格好で学校とホームステイ先の往復でした。そんな時、前職で取引先だった方が、パリで働いているデザイナーを紹介してくれたのです。パリでファッションの仕事をしてる人たちに繋がり、私の日常は一変。

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エルメス、シャネル、ピエール カルダン、クロエやKENZOといったブランドでお買い物をしたり、毎週蚤の市通ったり、友人伝いにパリコレの簡単なお手伝いなども経験させてもらいました。

あんなに悩んで退職した会社の先輩たちも、パリ出張の度にショーに同席させてくれたり、レストランに連れて行ってくれたり。パリで私は、オシャレやファッションビジネスを今まで以上に愛する人間に再生されました。

学生のまま留学生してたら絶対に出会えなかったチャンスの数々。未熟なりに務めた初めての会社の縁と経験が、私のパリのドアを開けてくれたとずっと感謝しています。

そして、パリでこんなに自由に生活できたのも、実は前職のおかげ。その会社に上場のタイミングに勤めていたことで、上場益を持っていたのです。私の優雅な約7ヶ月のパリライフはこの上場益に支えられていました。素敵なレストラン通いや、高級ブランドでの買い物で、7ヶ月後にはすっからかんになってしまいましたが、その経験は、この後20年ほどの間仕事で何度も通うことになったパリやNYで、そして日本でも礎になってくれたと思っています。

お金は無いけれど、ファッションへの情熱は誰よりも溢れてる私は、帰国5日後には、東京コレクションに参加しているブランドのプレスアシスタントとして働き始めました。その後、化粧品会社のセレクトショップに転職。そしてこれが、私のプレス職の独り立ち、本当のスタートになりました。

30代の転職|転職の意味が変わってきたー

ファッションの情熱が溢れていた私は、プレスの仕事が天職かのごとく毎日夢中で働くことになります。仕事をすればするほど、ブランドやショップ、会社、そしてブランドを愛してくれるお客様への愛が強くなっていきました。

あるとき、会社の経営方針に変更がありました。180度変わったその経営方針に、まだ未熟な私は対応することができませんでした。溢れんばかりの情熱で仕事をしていた私にとって、その経営方針の変更は大失恋のそれと同じだったのです。

その後、5年半の経験を生かし転職しました。でも「あの時退職するのでなく、もっと会社に働きかける努力をするべきだったのではないか?」と反省したことも事実。まだ若く、経営に意見など伝えた事の無い一社員だったけど、もっと何かできたかもしれない。すべきだったかもしれない。との思いが残りました。

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この思いは、その後の仕事で発言力のあるポジションに立つ意欲に繋がりました。

次の会社では同じような大失恋(笑) で退職を考えてから2–3年、経営に働きかけ戦ってみました。新しいブランドも担当して、会社と向き合ってみた。それでもこれ以上私のミッションはないなと思えた11年目の夏、悔いなく退職しました。その次の会社は、風通しが良く若手の意見がどんどん通る社風のアパレルへ。経営者の考えを傍で実現していくことを仕事としました。

そして今、自分の会社で誰のせいにも出来ない、自分が経営者として働いています。転職の度に学んだこと、力不足や幼さに反省したことを経て今の私がいます。この春7期目を迎える超零細企業ですが、さまざまな人と出会い、繋がり、ウエブやビジュアル、イベントでお客様に笑顔を届けられることが幸せです。

転機の先にある未来

自分で決める転機、転職や引っ越し、結婚や離婚、子どもや親のことも大きな転機。その決断が正しいのか、このタイミングなのか?人生はそんな悩みの連続です。

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でも決めたなら、その先に進むしかない。それがもし後悔や反省をすることになったとしても、後悔や反省を学べた分だけプラスになったと思いませんか?なにより、たくさん悩んだ時間から新しいステージに進めた自分を褒めてほしいです。

人生の一区切りを決めた先の未来は、自分で作っていくものです。決めたことが結果ではなく、その先の未来に結果が待っている。だから、その未来を幸せにしていきましょう。

たくさん悩んだ人、そこから抜け出た人には、その分、未来を生きる勇気が備わっているのですから。

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大島文

ブランディング コーチ

大島文子

ファッションや百貨店、化粧品、ライフスタイル雑貨などのブランディング支援、PRや販促を中心に活動している。6年前に(株)ブルーム&グローという会社を起業。
Oggi.jpにて連載していた「ブランディング仕事術」はこちら

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