あとは野となれ山となれ
「あとは野となれ山となれ(あとはのとなれやまとなれ)」は、「目の前のことさえできれば、後のことや、その結果はどうなってもいい」という意味。あとは運を天に任せるので、結果はどうなろうが構わない。すこし投げやりなニュアンスを感じる言葉です。
例文:なんとか最終レースまで漕ぎつけた。今回負ければ引退する。あとは野となれ山となれだ
「のるかそるか」の対義語は?
「のるかそるか」の対義語にはどのようなものがあるでしょうか。一緒に見ていきましょう。
備えあれば患いなし
「備えあれば患いなし(そなえあればうれいなし)」は「万一に備えてあらかじめ準備をしておけば、ことが起こっても少しも心配事がない」ということわざです。「のるかそるか」の大一番で結果がどのようになろうとも、どちらの準備もしておけば、伸びても反っても大丈夫だという意味。
例文:今回のゲームで負ければ引退だが、その後の進退は決めている。備えあれば患いなしだ。全力勝負をするだけだ
石橋を叩いて渡る
「石橋を叩いて渡る(いしばしをたたいてわたる)」は「用心の上に用心、念には念を入れる」という意味。どんなに硬い石橋でも叩いて崩れないかを確認してから渡る、まさに「のるかそるか」をしない人のことといえます。
例文;いままで無難にキャリアを積んでこられたのは、石橋を叩いて渡っていたからだ。今度の転職も慎重に考えよう
「のるかそるか」の英語表現は?
「のるかそるか」を英語で表現するとどのような言葉になるのでしょうか。 一緒に見ていきましょう。
sink or swim
直訳すると、「sink(沈む)」か「swim(泳ぐ)」かになります。「沈むか泳ぐか、結果はどうなるかわからないけどやってみよう」という意味で「のるかそるか」に近い言葉です。
最後に
ものごとの結果はやってみないとわからない。だからこそ迷ったら最後は「よし! のるかそるかやってみよう!」と、行動に移すことも大切なのかもしれません。
主に勝負事に使われる言葉ですが、人生のあらゆる場面での選択も、言ってみれば勝負。「のるかそるか」は、行動する前提に立った言葉です。いつもは慎重派でなかなか一歩を踏み出せない方も、結果を恐れずに行動してみる。「のるかそるか」でやってみる精神もよいと思いませんか?
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