【社会系】社会の仕組みを知る第一歩になるかも?
「環境問題やSDGsなど、社会問題について調べる」(40代・山口県・子ども2人)
「エコライフを実践して記録をつける」(30代・愛知県・子ども2人)
「近所の避難場所や、災害時に役立ちそうな場所、危険な場所探しをして、マップを作る」(40代・東京都・子ども3人)
「株価やドル、ガソリンの値動きを調べる」(40代・広島県・子ども1人)
「道の駅調べ。全国各地のおすすめお土産等をまとめる」(40代・北海道・子ども1人)
「親の仕事についてレポートを作成」(30代・大阪府・子ども3人)
【家庭科系】この機会に家事を身につけるのも◎
「1日お母さん体験」(40代・静岡県・子ども2人)
「家事を実践してみる」(40代・新潟県・子ども2人)
「夏野菜を調べて料理する」(40代・神奈川県・子ども1人)
その他にはこんな意見も
「ことわざの信ぴょう性を調べる」(40代・長崎県・子ども2人)
「反抗期について研究」(40代・静岡県・子ども1人)
「歴史遺産、郷土史を調査」(40代・神奈川県・子ども2人)
編集部おすすめ自由研究のアイデア
割れないしゃぼん玉作り
水、食器用洗剤(界面活性剤の割合が30%以上のもの)、液体洗濯のり(原料にPVAの記載があるもの)、ガムシロップ(はちみつや溶かした砂糖で代用可)を混ぜて割れないしゃぼん玉を作ってみましょう。
混ぜる割合を研究したり、ボディーソープやシャンプーなどほかの洗剤でも作ることができるか実験してみるのもおすすめです。洗っていない新品の軍手があれば、シャボン玉を手のひらにのせたり、ボールのように弾ませて遊ぶことができます。ハンガーやうちわの骨組み、モールなどを使って一度にできる大きさや数を確かめてみるのもおすすめです。
手作りラッシー
牛乳とレモン果汁を混ぜると、牛乳に含まれるたんぱく質とレモン果汁の酸が反応してとろみがつきます。レモン果汁の量を変えて、固まりかたや味の違いを比べてみましょう。飲む時には、はちみつやガムシロップで甘みを足したり、氷でしっかり冷やすと美味しさが増します。
また、応用編として温めた牛乳にレモン果汁を入れて濾すことでカッテージチーズが作れます。牛乳とほかのフルーツを使った実験であれば、バナナや柿などペクチンが含まれる果物と牛乳を混ぜることで、ゼラチンを使わずバナナプリンや柿プリンが作れます。
ペクチンにはカルシウムに反応する「LMペクチン」と糖分に反応する「HMペクチン」があり、HMペクチンが豊富なかんきつ類やりんごなどでは牛乳と組み合わせても固まらないので注意が必要です。ジャムを作った時にとろみがつくのはこの糖分に反応するペクチンが反応しているため、同じフルーツを牛乳と砂糖に混ぜ分けてみてどちらのペクチンが含まれているか予想してみても良いかもしれませんね。
氷と塩を使ったシャーベット作り
細かく砕いた氷と塩を混ぜることで、マイナス20度近くまで冷やすことができます。氷と塩を入れたボウルの上にアルミ皿を重ねてジュースを入れて混ぜたり、氷と塩を入れたビニール袋の中に口をしっかり縛ったジュース入りのビニール袋を入れて揉み込むことでジュースが凍り、シャーベットが作れます。氷や塩の分量を変えたらどうなるのか試してみましょう。安全のため、実験する時には軍手や手袋などで手をしっかり保護してから行うように注意してください。
野菜や果物の種で発芽実験
カボチャ、インゲンマメ、トウモロコシ、ゴーヤー、トマト、ピーマン、スイカなどいつも食べている野菜や果物の種を取っておいて、発芽の実験をしてみましょう。水を染み込ませたキッチンペーパーやコットンを透明の容器に入れ、洗ってぬめりを取った種を置いたら、あたたかい場所に置いておきます。乾燥しないように毎日水を足しながら、成長を観察しましょう。カボチャ・ゴーヤー、スイカなど種の皮が硬いものは、爪切りなどで先をすこし切り落とすと発芽しやすくなります。
すぐに食べることはできないため、食べられるもので実験したい場合は大豆からもやしを作ってみるのもおすすめです。
ラディッシュ作り
日本で「はつか大根」とも呼ばれるラディッシュは、その名の通り20日程度で収穫できる野菜です。夏休み中に収穫できる野菜を植えて、収穫して食べてみましょう。アブラナ科で虫がつきやすいため、ネットなど虫よけ対策をしっかりしましょう。ラディッシュのほかには、小松菜、ほうれん草、水菜、リーフレタスも1か月以内に収穫することができます。
プラネタリウム作り
ダンボールと画用紙で簡単に作れるプラネタリウムをご紹介します。画用紙に夏の星座など好きな星を印刷した紙を重ね、コンパスや針、ボールペンなどで穴をあける。この時、星の大きさによって道具を使い分けるとよりリアルな星空が完成します。蓋部分を切り取ったダンボールの中に懐中電灯やスマートフォンなどのライトを入れ、先ほど作った画用紙で蓋をしたら、プラネタリウムの完成です。ダンボールの底にライトが入る大きさの穴をあけておき、画用紙をぴったり貼り付けてしまうのもおすすめです。また、黒の画用紙はアルミホイルでも代用できます。
月の観測
毎日月の形と位置を観察してみましょう。窓ガラスに透明のシートを貼って、月の形を書き写すして、最後にすべてのシートを重ねると比較がしやすくなります。また、月だけではなく周りの建物や木など目標になるものも一緒に描き込むことで、月の位置が把握しやすくなります。月の満ち欠けの周期は約29.5日なので、夏休みの観察にぴったりです。
花の解剖と観察
花を解剖して、おしべ、めしべ、花弁、がくなど花の作りを観察してみましょう。スケッチしてみるほか、白いノートや画用紙に置いて透明のOPPテープで貼り付けたり、OPPテープで挟むようにして標本を作ってみても良いでしょう。花によっては花粉が服につくと取れなくなるものもあるので、汚れても良い服装や場所で行うと安心です。
ろ過装置作り
ペットボトルの底を切って裏返したら口を脱脂綿で塞ぎ、⼩⽯ 、砂利 、活性炭、砂の順で重ねて上にガーゼや布を被せます。上から泥水を静かに注ぎ、ろ過されるか実験してみましょう。泥水以外にも、絵の具で色をつけた水やお米の研ぎ汁、お醤油など様々な液体をろ過して比較してみるのもおすすめです。また、世界の水事情も一緒に勉強しても良いでしょう。
自由研究のテーマは早めに決めるのが吉
定番かつ安定のテーマから、その手があったか!と膝をたたくものまで、さまざまなアイデアが寄せられました。早めにテーマを決めて取り組み始めれば、余裕をもって進められるはず。お子さん自身からやりたいことがなかなか出てこない場合には、ぜひ興味のありそうなものをさりげなく提案してみてくださいね。
写真・イラスト/(C)Shutterstock.com
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