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むくみに「レモン」が効果的なワケ
「レモンはむくみを改善する働きがあるポリフェノールのへスペリジンを含んでいます。レモンヘスペリジンは、血管を広げる物質の産生増加、腎臓の体液調節を整える機能へ働きかけることがわかっており、むくみを改善するという研究結果も。朝に顔がむくんでいるということは、めぐりが悪い証拠です。朝、顔がむくんでいると、夏冷えで夕方には脚がむくみやすくなるので、むくみが気になる方は、レモンを上手に食生活に取り入れてみてください」(石原先生)
暑い夏でもすっきり飲める「レモン炭酸水」
「レモンを摂取する方法としては、レモン炭酸水がおすすめ。炭酸は血管を拡張し血行促進に働き、体の巡りをよくしてくれます。更に、レモンヘスペリジンは皮に多く含まれているので、レモンの皮のすりおろしや丸ごと冷凍したレモンのすりおろし(冷凍すると果汁も皮も一緒にすりおろせます)を入れると効果が高まりますよ。レモン酢やハチミツレモンにアレンジすれば、レモネードのようになりより飲みやすくなります」(石原先生)
レモン炭酸水のつくり方
1) レモンは薄く4~5枚スライスするか、すりおろす。残りは果汁をしぼる。
2) グラスにレモン汁(小さじ1~2・好みで)を入れ、氷とレモンスライスやレモンのすりおろしを入れる。
3) 炭酸水を注ぎ入れ、飲む前に軽く混ぜる。
レモン炭酸水なら暑い夏でも続けられそうですね! 甘さが欲しい方はハチミツを少し加えるとグッと飲みやすくなるので、お好みの方法で試してみてください。
医師/イシハラクリニック副院長
石原新菜
ヒポクラティック・サナトリウム副施設長。健康ソムリエ理事、ロングライフラボ理事、フェムテックジャパン理事。2006年帝京大学医学部卒業。現在父、石原結實のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。クリニックでの診察のほか、わかりやすい医学解説と、親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。日本内科学会会員。日本東洋医学会会員。日本温泉気候物理医学会会員。