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2022.07.18

ひと手間で温め効果が倍増⁉︎「蒸し生姜」でむくみを撃退【むくみ対策】

 

「むくみ」の解消に「冷え」を改善する必要があります。そこで注目したいのが生姜。生姜に「体を温める効果」があるのは有名ですよね。でも、生姜は生で食べるより、蒸したほうが効果が高まるんです!その理由を医師の石原新菜さんに解説していただきます。

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keiko kido
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むくみ・冷え対策には、生より「蒸し生姜」が効果大!

「生の生姜には『ジンゲロール』という成分が多く含まれていて、毛細血管を拡張させて血行をよくする働きがあります。これは体表面の血行をよくするので、手足ポカポカ、発汗作用があります。しかし、生の生姜を蒸してから乾燥させる『蒸し生姜』はジンゲロールが『ショウガオール』に変化します。このショウガオールは脂肪や糖分を燃やして体の中心から温める働きがあり、ジンゲロールに比べるて「温め効果」が大きくなるんです。そのため、血行をよりよくする『蒸し生姜』のほうが、冷えやむくみに効果が! ちなみに、蒸さないでただ乾燥させた生姜でもショウガオールは増えますが、蒸し生姜の10分の1くらいなので、やはり蒸し生姜がおすすめです」(石原先生)

ジンゲロール

生の生姜に多く含まれている成分。体の末端や表面の血流がよくなり、発汗作用を促進してくれる。

ショウガオール

胃腸を直接刺激して血液を促し、体の奥から温めてくれる成分。内臓の血液を促進して全身の巡りをよくしてくれる。

 

「蒸し生姜」の効果的な取り入れ方は!?

「生姜のよいところは、飲みもの、食べもの、スイーツなど、なんにでも合うこと。玉ねぎやにんにくとなると、飲みものやスイーツにはキツイですから(笑)。しかも粉末になっていると、簡単に使えていいですね。紅茶やコーヒー、ココア、甘酒、スムージー、赤ワイン、焼酎、ヨーグルト、トースト(はちみつと相性いいです)、そば、うどん、味噌汁、野菜スープ、冷奴、サラダ、お肉など! とにかく、なんにでも合いますので、どんどん活用してほしいですね」(石原先生)

「蒸し生姜」のつくり方

1) 生姜を薄くスライスする
厚みがあると乾燥に時間がかかるため、できるだけ薄く。スライサーを使うと、薄く均一にカットできます。粉末にする場合は千切りでもOK!

2)蒸す
蒸し器やせいろにクッキングシートを敷き、スライスした生姜を重ならないように並べて約30分蒸す。

3) 乾燥させる
干し網などに蒸した生姜を並べて乾燥させる。日当たりのよい屋外なら約1日、室内の場合は約2日を目安に。手に取ってパリッと割れるくらいまでしっかり乾燥させましょう。

1日約3gの蒸し生姜を摂取すれば効果が得られるそう。冷えが気になるときは、ミキサーやフードプロセッサーで粉末にした蒸し生姜を紅茶などに混ぜて飲むと体がポカポカ温まりますよ!

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医師/イシハラクリニック副院長

石原新菜

ヒポクラティック・サナトリウム副施設長。健康ソムリエ理事、ロングライフラボ理事、フェムテックジャパン理事。2006年帝京大学医学部卒業。現在父、石原結實のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。クリニックでの診察のほか、わかりやすい医学解説と、親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。日本内科学会会員。日本東洋医学会会員。日本温泉気候物理医学会会員。

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