バナナ1本のカロリーは93kcal
バナナは1本(100g)約93キロカロリー(※)ほどの果物だと言われています。栄養豊富で甘さの強いバナナは、高カロリーだと思われることも多いですが、ごはんやパンなどと比べると意外と低カロリーですね。
※出典:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年
バナナに含まれる栄養素とは
バナナの栄養素一覧
よく知られている糖質や食物繊維、カリウムだけでなく、バナナにはビタミンやポリフェノール、セロトニンといった栄養素も含まれています。
バナナにはタンパク質も含まれている
タンパク質と聞くと肉や魚、卵、乳製品、大豆製品を思い浮かべるかもしれませんが、実は果物にもタンパク質を含むものはあります。バナナもそのひとつで、100gあたり1,1gのタンパク質を含みます。
動物性の食品と比べるとタンパク質含有量は少なめです。しかし、果物の中でバナナのタンパク質はかなり多いほうです。
タンパク質の働きを助けるビタミンB6も含まれている
バナナにはビタミンB6も含まれています。
ビタミンB6は水溶性のビタミンで、タンパク質を体の中で使うときに必要な栄養素です。免疫機能を正常に保ったり、皮膚の抵抗力を高めたりする働きがあります。
さらには、赤血球中に含まれ全身に酸素を運ぶヘモグロビンや神経伝達物質を合成するのにも関わっています。不足すると皮膚炎や舌炎、口内炎、貧血といった症状が現れることも。
ビタミンB6はタンパク質の摂取量に比例し必要量も増えるので、タンパク質食材を食べるときに一緒に摂るようにするとGOODです。
バナナに期待できる体に嬉しい効果
熱中症や夏バテ対策
日本バナナ輸入組合によると、栄養満点のバナナは健康にいいだけでなく、熱中症や夏バテ対策にも効果的な果物なんだそう。
バナナには主要ミネラルのひとつであるカリウムが多く含まれていて、これが熱中症や夏バテに効果的なんだとか。カリウムは調理によって失われやすいという特徴がありますが、バナナは生で食べられるが故、そのような心配が必要ないのだそう。
さらにバナナには、紫外線が強まる夏に肌の健康を整えてくれる「ビタミンB群」も含まれているそう。美容のために食べるのも良さそうですね。
睡眠を促す
日本バナナ輸入組合によると、バナナには「セロトニン(トリプトファン)」が含まれていて、夜の睡眠を促すのにも効果的なんだそう。
調査によると、バナナの効果・効能として、「セロトニンの効果により精神を落ち着かせてくれる」ということを知っている人は5.8%とかなり少数派だったようですが、この効果・効能を知ってバナナを食べたいと思うか? という質問には、約4割の人が「今まで以上に食べたいと思う」と回答したそうです。
睡眠や精神を安定な状態にもたらしてくれるバナナへの期待がわかりますね。