夏バテで食欲がない…そんなときはバナナを!
過ごしにくい蒸し暑さが続いた7月を終え、いよいよ夏本番の8月がやってきました。今年も暑い日が続き、すでに夏バテ気味の方も多いのでは。そんな暑い夏を乗り切るためにおすすめしたいのが、果物でも1番の輸入量を誇り、健康にも良いとされるバナナ。しかも、8と7で「バナナ」と読む語呂合わせに由来して、8月7日は「バナナの日」なんですって!ということで、今回はバナナに関する調査結果をお届けします。
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子どもから大人まで人気のバナナ、よく食べる果物ランキングで15年連続第1位!
15年連続、よく食べる果物第1位は「バナナ」という結果に!
まず、「あなたがよく食べる果物は?」という質問をしたところ、65.4%の大人が「バナナ」と回答。続く第2位のりんご(43.7%)や第3位のみかん(32.1%)と大きく差をつけて、堂々の第1位となりました!2005年より実施してきた調査結果も踏まえると、バナナは15年間変わらずよく食べられている果物であるということが判明。
同様に子ども調査でも、よく食べる果物第1位はバナナで、7割以上の72.9%が「バナナ好き」と回答しました。他の果物を抑え、子どもから大人まで幅広い世代に支持されているバナナは、まさに果物の王様ですね。
また、バナナを食べる頻度について聞いたところ、週に1回以上バナナを食べると回答した人が大人調査では48.9%、子ども調査では48.4%という結果に。大人も子どもも約半数の方が、週に1回以上という高い頻度でバナナを食べていることには驚きました!
さらに、月に1回以上バナナを食べている人に、この1年でバナナを食べる頻度はどのように変化したかについても聞いてみました。すると、「増えた」と回答した人(31.7%)が、「減った」と回答した人(21.0%)より10ポイント以上多いということが判明。全体としてバナナの食べられる量は、やや増加傾向にあるということがわかりました。
「手軽な値段」「健康によい」「おいしい」が、バナナを食べる理由の上位に!
次に、バナナを食べる理由について聞いたところ、大人調査で特に多かったのが「手軽な値段」(59.6%)、「健康によい」(57.7%)、「おいしい」(50.9%)という回答。次いで「栄養が優れている」(40.2%)、「食べやすい」(36.4%)が続きました。手軽でおいしいバナナは、豊富な栄養素や健康への好影響という理由からも注目されている果物なんですね。
一方、子ども調査では約7割の68.6%の子どもが「おいしいからバナナを食べる」と回答。大人と比べると、「おいしい」の割合が17.7%高いということが分かりました。その他では、「食べやすい」(32.3%)や「栄養」(31.6%)は大人同様に上位となりましたが、比較的高い割合で「腹持ちがよい」「お菓子の代わり」「すぐにエネルギー補給ができる」という理由もランクインしていることから、子どもにとってバナナはおやつや補食としての役割も大きいということがうかがえます。
また、バナナを食べるタイミングについても聞いたところ、大人調査では約7割の66.2%の人が「朝食で食べることが1番多い」と回答しました。子ども調査では59.5%の子どもが「朝食」、次いで28.1%が「間食(おやつ)」にバナナを食べることが1番多いという結果でした。
バナナに含まれる栄養素は、熱中症や夏バテ、寝苦しい夏の睡眠にも効果的
バナナを食べる理由として健康や栄養素が重視されている中で、次に「知っているバナナの栄養素は?」という質問をしてみました。その結果、大人調査では「糖質」(41.3%)、「食物繊維」(37.0%)、「カリウム」(31.7%)がバナナの栄養素として特に知られていることが明らかになりました。一方、10%未満ながら、「ビタミン」、「ポリフェノール」、「セロトニン」などの栄養素が続きます。ちなみに、栄養満点のバナナは健康にいいだけでなく、熱中症や夏バテ対策、寝苦しい夏の睡眠にも効果的な果物なんです!
というのも、バナナには主要ミネラルの1つであるカリウムが多く含まれており、熱中症や夏バテに効くと言われています。また、カリウムは調理によって失われやすいという特徴がありますが、生で食べられるバナナはそのような心配をする必要がありません。その他、バナナには紫外線が強まる夏に肌の健康を整えてくれる「ビタミンB群」や、暑さで寝苦しくなる夏の夜に睡眠を促してくれる「セロトニン(=トリプトファン)」なども含まれています。
バナナの効果・効能として、「セロトニンの効果により精神を落ち着かせてくれる」ということを知っている人は5.8%とかなり少数派でした。しかし、「この効果・効能を知ってバナナを食べたいと思いますか?」という質問には、約4割の41.6%の人が「今まで以上に食べたいと思う」と回答。このことからも、まだまだ知られていない睡眠や精神を安定な状態にもたらしてくれるバナナの持つ効果に期待されていることがわかります。
また、子ども調査では「バナナがお子様の体にとって、よい食品と思うか」について親に聞いたところ、全体の9割以上(92.9%)の人が「そう思う」と回答。栄養豊富なバナナは子どもの健康にとって好意的に捉えられているようです。
ひんやりおいしく、保存にも最適な「冷凍バナナ」は、昨年に引き続き第3位に!
「どのようにバナナを食べますか?」という質問に対して、大人調査と子ども調査の両方で「そのまま」という回答がダントツ1位!続いて「ヨーグルトと食べる」が第2位、「凍らせて食べる」が第3位という結果でした。夏場でも食べやすいかつ保存しやすい「冷凍バナナ」は、家庭でも定着しつつある食べ方のようです。
子どもから大人まで幅広く愛されているバナナは、手軽でおいしい上に夏バテや熱中症にも効果的な栄養素が豊富に含まれていることが今回の調査結果からわかりました。そのまま食べても十分おいしいですが、夏の暑い時期は保存のきく冷凍バナナで、ひんやりおいしくいただくのもいいアイディアかもしれません。
【調査概要1】
調査名:バナナ・果物消費動向調査(以下、大人調査)
対象:16~70歳以上の1,442名(インターネット調査)
期間:2019年6月25日(火)~2019年6月26日(水)
【調査概要2】
調査名:子どものバナナ・果物消費動向調査(以下、子ども調査)
対象:全国の年中(2014年4月2日~2015年4月1日生まれの4・5歳)~高校3年生のお子さまと一緒に回答できる母親728名(インターネット調査)
期間:2019年6月25日(火)~2019年6月26日(水)
情報提供:日本バナナ輸入組合