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2025.06.07

初心者でもできる! 浴衣の着付けを一人で仕上げるための基本とコツ【専門家監修】

「浴衣を着てみたいけれど、どうやって着るの?」そんな疑問を持つ方に、わかりやすく画像付きで浴衣の着方の手順を解説します。着付ける時の便利アイテムや子どもに浴衣を着せる時のポイントなども紹介します。

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Summary

  • 初心者でも基本の手順と必要な道具がわかれば、浴衣の着付けは可能!
  • 浴衣の着付けは、30〜45分を目安に。事前の準備と練習で時短も叶う!
  • 帯は兵児帯や半幅帯で簡単・可愛く結べる!

夏祭りや花火大会など、浴衣を着る機会が増える季節が近づくと、「自分で着られるようになりたい!」と感じる方も多いのではないでしょうか? とはいえ、着付けに自信がないと、イチから浴衣を着ることはとてもハードルが高く思えますよね。

この記事では、浴衣の着付けが初めてという人に向けて、必要な道具や基本の手順、時間の目安、着崩れ対策まで具体的に紹介していきますので参考にしてみてください。

浴衣の着付け、初心者でもできる? 最初の不安を解消しよう

「自分で着られるか不安」「難しそう」と感じているのは、着物特有の専門用語や着付けの小物は何を揃えたらいいのかわからないことも原因の一つかもしれませんね。引っかかる疑問点を一つずつ解決していきましょう。

初心者がつまずくポイントとは?

初めて浴衣を着る際に戸惑いやすいのが、左右の合わせ方や、帯の位置、布の余り具合の調整なのではないでしょうか? 特に本に書いてある「右前・左前」という言葉で混乱したり、「おはしょりって何?」と、着付けの順番が分からず、途中で手が止まってしまう場合もあるようです。そうした混乱を避けるためには、最初に手順の全体像を把握してから取り掛かることが大切です。

また、着付け中に鏡を使うと、映った動作が左右逆に見えるため、頭と手がうまく連動せず混乱することがあります。そのような時は、体の感覚に従って動かすことを意識すると、スムーズに進みやすくなりますよ。

おはしょりの幅は、人差し指1本分が目安です。

自分から見て右側に浴衣のひらひら部分(褄《つま》先)がくるようにします。

浴衣の着付けに必要な道具とは? 最低限これだけあればOK

「いきなり全部揃えなければならないのは大変!」と感じる人もいるかもしれませんが、最初から完璧な準備は必要ありません。最低限準備するものを紹介しますね。

(準備するもの)
・浴衣
・帯(半幅帯やへこ帯など)
・肌着
・腰紐…2本
・伊達締め…1本
・薄手のタオル…2〜3枚程度。(ウエストや胸元を補整したい場合)
・前板…1つ


肌着については、和装専用のものがなければ、ブラ付きのキャミソールやタンクトップで代用可能です。白や淡い色の浴衣の場合、肌着の色が透けて見える可能性があるので、白やベージュなどの色を選ぶといいですね。

浴衣の着付けはどれくらい時間がかかる? 所要時間の目安と時短のコツ

初めて浴衣を自分で着る場合、「どれくらい時間がかかるのかな…?」と気になるものですよね。慣れないうちは、浴衣を着る〜帯結びまでを含めて30〜45分程度かかることもあるようです。そのため、時間に余裕がある日に練習しておくと、本番で焦らずに済みますよ。

また、浴衣を着る前日の晩に準備しておくことで、着付け全体の流れがスムーズになります。例えば、浴衣をハンガーにかけておき、汚れや折じわなどがついていないかどうかチェックする。紐などの小物類を1箇所にまとめて置いておくなどのひと工夫が、時間の短縮につながりますよ。

働く女性

初心者は手順全体を把握してから着付けを始めると安心。

自分で着られる! 初心者向け浴衣を着るための基本ステップ

自分で着るのは難しいと思われがちな浴衣。でも、コツをつかめば意外と簡単です。写真を参考にしながら、順を追って進めてみましょう。

浴衣の着方|初心者でも一人でできる手順をわかりやすく解説

浴衣を体に羽織った際、最初に確認したいのは「左右の重ね方」です。右前(自分から見て左の衿が上)にすることが、男性・女性ともに和装の基本とされています。

着付けの手順

1.肌着を着たら、浴衣を肩から羽織る


2.左右の手で衿先を持って裾を持ち上げる。浴衣の裾がくるぶしの位置にくるまで徐々に下げる


3.上前が右脇までくるように上前の幅を調整する


4.上前を開き、下前を巻き込む


5.上前を重ねる


6.腰骨あたりの位置でひもをしめる。ウエスト周りの生地を上にたくし上げてスッキリさせる。ひもを持って締める


7.先ほど上に上げておいた、余った生地を下に下げて、両方の身八つ口(みやつぐち)から手を入れて、手を左右に動かして、おはしょりを整える


8.横から見て、衣紋(えもん)が抜けているかチェック


9.お腹周りの余った布を内側に折り返す。掛衿が左右対称になるように衿元を合わせる


10.胸下にひもを巻く


11.ひもと同じ位置に伊達締めを締める


12.前板をつける(ゴム付きの前板の場合)

着付けの際のポイント

腰ひもを結んだ後、おはしょりと呼ばれる「余った布のたるみ」を丁寧に折り返して整えると、綺麗な着姿になりますよ。ちなみに男性の浴衣の場合は、おはしょりはありません。余った布のたるみを処理する手間がなく、シンプルに裾合わせをするだけなので、より簡単に着ることができます。

女性の場合は、衣紋を抜くことでうなじが見えて、ほんのり色っぽく涼しげに見えます。後ろ姿を鏡で見て、背中の縫い目が体の中心にきているかどうかもチェックしてみてくださいね(浴衣がきちんと左右対称に着られているかどうかの目安になります)。

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