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LIFESTYLE 季節を楽しむ

2025.06.07

初心者でもできる! 浴衣の着付けを一人で仕上げるための基本とコツ【専門家監修】

帯の結び方|初心者におすすめの簡単アレンジ

浴衣の帯として用いられるのが、半幅帯(はんはばおび)兵児帯(へこおび)です。中でも兵児帯は、締め心地が軽やかで体への負担が少なく、ラフに結んでも着姿がこなれて見えるので、浴衣を着るのに慣れていない方でも使いやすいのではないでしょうか。

たくさんの種類の結び方がありますが、定番なのは文庫結びやリボン返しです。見た目がリボンのように見えて可愛らしく、なおかつ結び方がシンプルでわかりやすいので人気があります。

兵児帯

あると便利なサポートアイテム|簡単セットや補助グッズの使い方

初めての着付けでは、自分に合った便利アイテムを活用することで、楽に心地よく浴衣が着られますよ。

例えば、衿元が崩れやすい方は、胸ひもの代わりにコーリンベルト(長さの調節が可能なゴムの両端に、クリップがついているもの)を使ったり、ひもを結ぶのが苦手、落ちてきてしまうという方は、伊達締めの代わりにマジックテープでとめるタイプのベルトを使うなどして、浴衣を着る際のお悩みを減らしていきましょう。

暑がりの人は、ブラとスリップが一体になったワンピースタイプの肌着を使って着る枚数を減らしたり、シボのある楊柳(ようりゅう)生地や麻素材の肌着や小物を使うことで、より涼しく快適に着られるようになるでしょう。

また、何を揃えればいいのかわからないという方は、初心者向けの着付けセットを買うという手段もありますよ。

働く女性

左右の重ね方やおはしょりを整え、順序通り着ることが大切。

子どもに浴衣を着せるときのポイントは?

親として子どもに浴衣を着せる機会も多い夏。小学生にも着せられる基本と、動きやすさ・着崩れしにくい工夫を解説します。

子ども用浴衣の選び方と着付けの違い

子ども用の浴衣(大体110cm〜130cmくらい)は、腰揚げ、肩揚げがされており、つけひもが付いているので比較的簡単に着せてあげることができます。ただし、サイズが身長と合わない場合、おはしょりで調節することができないので、お子さんの身長にぴったりのものを選んであげてください。

150cm以上のサイズになると腰上げやつけひもはなくなり、通常の大人が着る浴衣と同じ仕様になります。腰紐や伊達締め前板などの着付け小物も用意してください。おはしょりを作ることができるので、丈の長さは子どもの身長によって若干調整して着付けることができます。

また、活発に動くことが想定される子どもには、着付けの際に使用する腰紐や帯が痛くならないように、肌着との間にタオルを挟んだり、締めすぎない工夫をしてみるといいですよ。また、布地の厚みや滑りやすさによっても着崩れのしやすさが変わるため、やや張りのある生地や、摩擦のある肌着素材を選ぶと安定しやすくなります。

小学生でも安心! 簡単で可愛い帯の結び方

帯の扱いにおいても、子どもならではの工夫が必要です。お祭りなどで長時間浴衣を着ていたり、遊び回っていると、どうしても帯が緩んでしまうものです。着崩れを少しでも減らすためにも、柔らかくて軽い兵児帯が選ばれることが多いですね。

結び方については、左右対称を厳密にそろえるよりも、ふんわりと丸みを持たせた形の方が着崩れても目立ちにくいでしょう。リボンの中心にシュシュや飾り紐を通しておくと、遊んでいる最中でも綺麗な形がキープしやすいですし、子どもが喜ぶポイントにもなりますね。

着ている本人が苦しくない、動きやすい、長時間着ていても気にならないように浴衣を着せてあげられるといいですね。

最後に

  1. 浴衣は肌着・帯・腰紐など、必要最小限の道具で着付け可能。専用アイテムがなくても工夫で対応できます。
  2. 慣れないうちは時間に余裕をもって。時短には事前の準備が効果的。
  3. 子どもの浴衣は、動きやすく苦しくない工夫が長時間の着用をサポートしてくれます。

浴衣の着付けは、最初の一歩さえ踏み出せば意外と手軽に楽しめます。基本の手順や必要な道具を知ることで、自分で着る自信につながります。無理なく実践できるコツをおさえて、夏の装いを気軽に楽しんでみてくださいね。着崩れ対策や時短の工夫をしながら、快適な一日を過ごしましょう。

吹き出し画像/(c) Adobe Stock

プロフィール写真 ソファとテーブルが置かれた部屋の様子

監修

きものトータルクリニック吉本

吉本は、創業80余年の歴史を持つ、京都発祥の染み抜き・お直し専門店です。京都・日本橋・南青山・金沢・高松・鹿児島に店舗を構えています。着物をはじめ、高級衣類や鞄などのクリーニング・染み抜きや修復を行なっております。他店で難しいと言われた品も、最高峰の修復技術でお直しします。 →HPはこちら

執筆・写真/鈴木菜々絵(京都メディアライン)

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