「星組、生き残れ!」「やりたいことしかやらない」…潔さが気持ちいい愛ちゃん語録
美貌の娘役として人気を博した元雪組の星南のぞみ(せいな・のぞみ)さんからご紹介をいただいたのは、昨年末に宝塚歌劇団を退団された愛月ひかる(あいづき・ひかる)さん。星南さんが研1の組回りで宙組に行った際に愛月さんのお手伝いをされて以来の仲だそう。誕生日が近いおふたり(愛月さんが8月23日、星南さんが9月4日)、コロナ禍前まではちょうど間あたりの日程でお祝いをしていたと、以前星南さんが教えてくれました。
愛月さんは2度の異動を経たのち、星組2番手スターとして大きな存在感を示しました。舞台のスパイスになるようなインパクトの大きな役、はたまた苦悩や絶望を抱えたドラマティックな役、話題を呼んだ『ロミオとジュリエット』での「愛ちゃんの死」などなど、愛月さんでしか演じることができない役を、存分に楽しませてもらったように思います。
舞台上ではクールでカッコいい男役を追求しながらも、舞台を降りたら愉快で話すことが大好き。ご本人も「口から産まれてきたから(笑)」と言われるほど! 爆笑を交えつつの取材から浮かび上がる、愛月さんの魅力をお届けします!
写真をもっと見る前回ご登場いただいた星南のぞみさんが、「新人公演でも本公演でも毎回必ず観に来てくださり、時にはあらかじめ入っていた予定をずらしてまで駆けつけてくださった」とおっしゃっていました。
愛月さん(以下敬称略):そうそう、特に『義経妖狐夢幻桜』(2018年雪組バウホール公演)は絶対に観にいかないとと思っていましたが、行けるか行けないか微妙なスケジュールで、でも結果的に行けたのでよかったです。98期の組回りの『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』(2012年宙組大劇場公演)の時にお手伝いしてくれて。その後の(星南さんの)配属で組は離れてしまいましたが、いつもまめに連絡をくれ私の舞台稽古も観に来てくれていました。
星南さんの取材の際は、愛月さんからいただいたというブレスレットを披露してくださったんです。
愛月:りさ(星南のぞみさん)から「ブレスレットをつけました」と連絡がきて、今回の取材の件の話もしましたよ。