薬剤師も使っている! 喉の痛みにおすすめの市販薬
喉が痛いと、お食事も美味しく食べられないし、唾を飲み込むのも辛いし、声も出しにくいし…本当につらいですよね。先日の記事では、風邪の初期におすすめの常備しておくべき市販薬をご紹介しました。
風邪の初期症状には万能な葛根湯がとてもおすすめなのですが、喉の痛みが特に気になる場合がありますよね。今回はそんな時に試してほしい市販薬をご紹介したいと思います。
なぜ喉が痛くなるの?
お酒やタバコ、声の出し過ぎなど、喉への直接的な刺激が原因で炎症を起こしている場合や、風邪などのウイルスや細菌への感染により喉の細胞が破壊されて炎症が起こり、痛みや腫れを起こしている場合があります。
喉が痛くなったらどうしたら良いの?
喉の炎症が広がらないうちに早めに対処すること、痛みではなく原因の炎症を抑えることがポイントです。軽症の場合は市販薬でセルフケアも可能ですが、喉に膿ができていたり、高熱があったりなど、重症の場合は病院へ受診を。
どんな薬を選べばいいの?
喉の痛みに効く薬といってもたくさんありすぎて迷ってしまいますよね。そこで、薬剤師の視点から、ドラッグストアで買える薬の中で選ぶ私のおすすめ市販薬を紹介させていただきます。
1:ストナのどスプレー、浅田飴AZのどスプレーS
▲ストナのどスプレー(佐藤製薬)
▲浅田飴AZのどスプレーS(浅田飴)
どちらもスプレータイプの薬です。有効成分が荒れた喉の粘膜に直接作用し、炎症を抑え正常な状態に治します。風邪の初期や、喉がイガイガする時にもおすすめです。どちらも妊婦、授乳婦も使用することができる薬です。
2:ぺラックT錠
▲ペラックT錠(第一三共ヘルスケア)
錠剤タイプの飲み薬です。抗炎症成分配合で喉の痛みや腫れなどを改善します。喉の痛みに対する風邪薬は成分がたくさん入っていることが多いのですが、こちらは必要最低限の成分のみが入っているシンプルな薬です。
3:浅田飴AZうがい薬
水溶性アズレンを配合したうがい薬です。うがいをすることで有効成分が口中やのど粘膜に直接作用し、喉のはれを抑えます。妊婦、授乳婦も使用することができる薬です。
店舗によって置いてある商品も異なると思いますが、上記のアイテム以外でも同様の成分を含んだ薬がいくつかあると思います。わからないことがあったら、お近くの薬局やドラッグストアで薬剤師に相談してみても良いかもしれません。薬が多すぎて何を選べば良いか迷った時の参考になれば嬉しいです。
※症状だけでは新型コロナウイルスと区別がつきにくいこともあるため、必要に応じて検査を受けるなど医師の診断を受けてください。
Domanist
花田彩歌
薬剤師。子どもとの過ごしやすさを重視した、育児をしながらできるおしゃれを満喫。趣味はテニスで、週末は子どもと一緒に出かけることが多く、アクティブに過ごしている。
Instagram:https://www.instagram.com/ayaka_.87/
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