映画『ドリームガールズ』についてそれぞれ思うこと
2006年に公開され、日本でも大ヒットした『ドリームガールズ』の映画についての質問も。
写真をもっと見る「公開されたのが小学生の時で(会場ざわつく)、家族全員で観に行きました。その時ジャズダンスを習い始めたばかりだったので、楽しくて全曲に合わせて踊り倒したりととても盛り上がった記憶があります。ダンスが好き、歌が好き、ミュージカルが好きという人にとってアイコニックな作品だと思うので今回の出演は夢のようです」(saraさん)
「私も映画館で観まして涙がとめどなくあふれ、そこからサントラを聴いたり、たまたまですが韓国の初演の舞台を観ることができたりと、長い間近くに存在する作品です。まさかその作品に自分が出演できるとは…と深く思います」(村川さん)
「ジェニファー・ハドソンやビヨンセの歌ぢからに圧倒された映画でした。1960年代のソウルミュージックを聴いて育ちまして、アレサ・フランクリンやエタ・ジェイムスなど、エフィの役作りにおいても参考にしたい人が何人かいるのでこれから詰めていきたいですね。本当に光栄です」(福原さん)
「映画もミュージカルの日本公演も観に行き、素敵な作品だと思いましたが、映画が公開された頃は宝塚歌劇団で男役をやっていたため、性別が違うなと。まさか自分が女性役としてこの作品に出演できるとは思っても観なかったので、もっと真剣に観ておけばよかったな思っています。これからもっと深く勉強していきたいです」(望海さん)
なんと衣装は200着以上!手がけるのは宝塚歌劇団の有村 淳さん
今回の会見は、衣装のお披露目でもありました。タカラヅカで衣装デザインを手がけている有村 淳さんによるもので、使われるのは約200着なのだとか! その豪華な衣装も見どころのひとつとなっているようです。
「有村さんの衣装はさすがだなと。ヴィンテージの生地を使い、1着1着きちんと作っていただいています。これを着て出演ができるというのは役者冥利につきますし、けがさないように素敵な芝居ができればと思います。気に入っております」と駒田さんがコメントすると、記者席から「すごくお似合いです」との声。
岡田さんは「とても着心地がいいですし、衣装で気持ちも上がりますよね。セットも音楽もそうですが、大事なファクトなので本当にうれしいです」とにっこり。
舞台初出演のなかねさんは「衣装ってガチガチできつい感じかと思っていたら、すごく動きやすくて驚きました。見た目も華やかですよね。私は身長が低いですが、衣装に着られていないように見せていきたいです」と話してくれました。
続いて「自分の体に合わせて作っていただいた上、これ以外にも衣装があると思うので楽しみです。稽古でさらにC.C.を深め、中身から衣装を着こなすようにしていきたいですね」と内海さん。
spiさんも「『ドリームガールズ』という音楽もさることながら、スタイル(ルックス)もポイントだと思うんです。カッコよくてキレイな。それを体現したような衣装を着られてうれしいですね。200着ってすごい!」と楽しみにあふれたコメントをくれました。
saraさんは「200着…。おそらく着替えるにもすごく速いスピードを要求されると思うので、パッとできるように鍛錬したいと思います」と意外な視点。
ボディラインがくっきりと見えるタイトなシルエットのドレスに「こんなにきらびやかな衣装を着たことがなかったので、まずこのシルエットにテンションが上がりました。この同じ衣装を着てみんなで歌うのが『あぁ、これがグループなんだ』と感動して。他の衣装も着るのが楽しみです」と村川さん。
衣装についていた黒い羽根が落ちている床を見ながら「これをお土産に…」と笑う福原さん。衣装に身を包んで「背筋がのびる思いです。コルセットも入っていますし。着替えも頑張らないとですね」と意気込みを語りました。
有村さんとはタカラヅカ時代から縁が深い望海さんは「有村先生には長くお世話になっていて、先生がデザインされる衣装を着られることがうれしくて。自分自身のもののほか、みなさんの衣装を見るのも楽しみです」と笑顔でコメント。
ドリームズを演じる4人には、キレイに見える座り方など有村さんからポージングの直接指導があったそう。「ただ衣装を着るだけではなく、その時代に実際に生きた女性のようにいかにリアルに着こなすか。動きを含め、お稽古でしっかり研究していきたいです」と望海さんは語ってくれました。