ドリームスの4人が子供の頃に抱いた夢、今叶えたいと思っている夢とは?
続いて〝ドリーム〟にかけ、今叶えたい夢について聞かれると「タカラヅカに入りたいと思っていた子供の頃の大きな夢は叶えましたので、今は自分の家を買うことが夢です」と望海さん。家を買う…と空気が揺れた記者席に向かい、「あ、自分が安心できたりホッとできたり、帰れる場所を作りたいということです」と言い直す一幕も。どうやら、物理的な意味だけでなく精神的な意味を含んでのようです。
写真をもっと見る福原さんが子供の頃に描いていたのは「音楽に携わること。それができた今、あとは長く音楽を続けていくことが夢です」と話すと、「私も歌手になりたいと思っていました」と村川さん。「実はグループでデビューして3年ほどで解散し、その後女優の道に進みました。この舞台で、『ザ・ドリームズ』として歌手になる夢を叶えたいと思っています」と話してくれました。
saraさんは舞台に立つことが夢だったそうで、「その夢が叶ってうれしいです。どうなっていくかわからないというのが人生の醍醐味だと思うので、この先自分がどうなっていっても『いいね、最高!』と思える人生を送りたいです」と嬉しそうに語る姿が印象的でした。
出席者全員による意気込みを最後にお届け!
「誰もが知っている作品に出演させていただくこと、ディーナ役をさせていただくことになかなか実感がわかなかったのですが、本日こうして素敵な衣装を身につけて曲を披露させていただき、少しずつ実感がわいてきました。眞鍋さんやキャストのみなさんと話を重ねて深めていきながら、時代背景なども勉強して、しっかり血を流して最高の初日を迎えられるよう、みんなで力を合わせていきたいと思います」(望海さん)
「初のミュージカル出演なのに、小さい頃から好きだった『ドリームガールズ』という作品で、まさかエフィをやらせていただくということで喜びがひとしおです。難しいことが多いですが、今からたくさん練習して初日を迎えたいと思っています。みなさんと一緒に頑張っていきたいです」(福原さん)
「私の周りでも期待の高いこの作品に出させていただくことが光栄です。今回福原さんとWキャストでやらせていただきますが、私なりのエフィを作っていきたいと思います。期待していてください」(村川さん)
「子供の頃から大好きだった作品にオリジナルキャストとして出演させていただくことが、今でも夢のようです。精一杯全力を尽くしてこの作品に臨んでいきたいと思います」(saraさん)
「大好きな作品に携われて本当にうれしいです。今から稽古も本番もワクワクして、楽しみが止まらないほどです」(spiさん)
「世界で愛されている作品に出演することができ、うれしく思うと同時に身が引き締まる思いです。『ドリームガールズ』のソウルフルな楽曲は夢や希望や勇気を与えるものだと思っているので、胸に抱いているすべての感情を出し尽くして完全燃焼して、日本版の『ドリームガールズ』がいちばんよかったと言ってもらえるように励みたいと思います」(内海さん)
「普段は動画クリエイターとしてカメラとスマホと1:1で活動しているため、こんなに人がいる状況に緊張しました。ミュージカルは初ですが、もし現場でTikTokを撮影する機会があったらその道のプロとしてめちゃくちゃ先輩風を吹かしたいと思っています(笑) 頑張ります」(なかねさん)
「ソウルシンガー、そしてスターということで、1960年代のソウルミュージックシーンの盛り上がりを伝えられるようにエネルギッシュに演じられたらと思っています」(岡田さん)
「この話をいただいた時に、駒田にスパンコールと羽根のついたドレスが似合うのかと勝手な妄想をしていたのに…違いましたね(笑) 岡田浩暉くん以外は初共演の方ばかりなのでとっても楽しみにしています。一番年上ですが初心にかえったつもりで目一杯頑張ります」(駒田さん)
「『ドリームガールズ』は極上のエンターテイメントだと思っています。それと同時に、何かを変えたいと思っている人の背中を押せるような作品にできたらいいなと。素晴らしいキャストとスタッフが参加してくださいますので、常にお客さんのことを考えながらみなさんとやっていきたいです。最初の歌唱パフォーマンスを後ろから見ていたのですが、『これはいけるな!』と思いました」(眞鍋さん)
みなさんの熱い想いと4人の圧倒的なパフォーマンス力に、胸を躍らせた会見時間でした。初の日本版キャスト&新演出の、魂を揺さぶる傑作ミュージカル。これは期待しかありません!
イラスト/春原弥生 構成・文/淡路裕子
トニー賞6部門・グラミー賞2部門を受賞し、2006年にはビヨンセ主演で映画化された大ヒットブロードウェイ・ミュージカル『ドリームガールズ』
【Story】
1960年代、アメリカ。ディーナ(望海風斗)、エフィ(福原みほ/村川絵梨)、ローレル(sara)の3人は、コーラスグループ「ザ・ドリーメッツ」として活動し、ショービジネス界での成功を夢見ていた。
そんなある日、野心家の中古車販売員、カーティス・テイラー・ジュニア(spi)が、彼女たちの才能を見初め、ドリーメッツのマネージャーとなることを申し出る。
カーティスは、抜群の人気を誇るソウルシンガー、ジェームズ・“サンダー”・アーリー(岡田浩暉)のマネージャーであるマーティ(駒田 一)を説得。ドリーメッツの3人は、見事彼のバックコーラスの座を手に入れた。
エフィの弟で、才能あふれる作曲家のC.C.ホワイト(内海啓貴)と共に、大ヒット曲を続々と飛ばす彼女たちは、一躍スターの仲間入りを果たし、ついに「ザ・ドリームズ」としてソロデビューが決定する。
しかし、デビューに向けて、カーティスから告げられたのは、高い歌唱力を持つエフィの代わりに、最も美しいディーナをリードシンガーにするという衝撃の方針だった。
納得がいかないエフィは脱退、そして新メンバー ミシェル(なかねかな)の加入など、複雑に絡まり合う人間模様に翻弄されながら、彼女たちがたどり着く場所、そしてそこで見る夢とは---
【Staff&Cast】
脚本・作詞:トム・アイン
音楽:ヘンリー・クリーガー
オリジナル・ブロードウェイ版演出・振付:マイケル・ベネット
演出:眞鍋卓嗣
出演:望海風斗、福原みほ / 村川絵梨、sara / spi、内海啓貴、なかねかな、岡田浩暉、駒田一
石井千賀、ICHI、伊藤広祥、岡本華奈、Sarry、仙名立宗、高橋祥太、高橋卓士、茶谷健太、遠山裕介、菜々香、西岡寛修、原田真絢、丸山泰右、森山大輔、吉井乃歌(以上、五十音順) / 髙橋莉瑚、田川景一
【公演日&場所】
2023年2月5日(日)~14日(火)
東京都 東京国際フォーラム ホールC
2023年2月20日(月)~3月5日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール
2023年3月11日(土)~15日(水)
福岡県 博多座
2023年3月22日(水)~26日(日)
愛知県 御園座
【問い合わせ】
梅田芸術劇場 [10:00〜18:00]
(東京)0570-077-039
(大阪)06-6377-3800
▶︎公式サイト
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