ダウンの洗濯方法
洗濯表示を見て、水洗い不可という表示がなければ、ダウンも自宅で洗うことができます。
洗い方はまず、襟や袖口、ポケット口、裾など汚れやすい箇所に、おしゃれ着用の洗剤を塗布します。汚れがひどい場合は歯ブラシに洗剤をつけ、トントンとなじませるように汚れを浮かせましょう。
桶に水を張り、ダウンをネットに入れて洗っていきます。両手のひらで軽く押すようにし、押したら力を抜いて浮かせる動作を、洗濯ネット1つの角につき10回ほど繰り返します。最後は中央を10回押し洗いしましょう。
ボリュームのあるダウンは、洗濯槽を桶の代わりに手洗いするのがおすすめです。押し洗いが完了したら、ダウンをしっかりすすいで脱水。脱水は洗濯機で1分程度でOKです。
応用|頑固な汚れを落とすコツ
つかみ洗いする
襟やそで口など、特に汚れが気になる箇所にはつかみ洗いが有効。ですが、汚れ部分をゴシゴシこすってしまい、優しく洗った意味がなくなった… という失敗談も多数あるので注意しましょう。
「洗剤液の中で、手のひらをグーパーさせ、衣類をつかむ・離すを繰り返して汚れを落として」(ライオン/大貫さん)
予防洗いする
白い服をなるべく白くきれいにキープするコツは、汚れが蓄積される前に予防洗いで先回りケアをすること。
「淡色の服も色移りする場合があるので、洗濯時は白い服だけでまとめましょう。皮脂や汗がつきやすい部分は、なるべく前処理をしてから洗って。見えない汚れが黄ばみになる前に手を打つことが重要です」(ライオン/大貫さん)
早く洗う
しぶとい汗ジミ汚れとの闘いを終わらせるには… 早く洗うこと。これにつきます。
「洗濯するまでの時間が長いと、皮脂が酸化して黄ばみの原因となるので、とにかく早く洗って。特に気になる部分には洗剤原液での前処理を」(花王/河野さん)
干し方|洗濯後は正しく乾かす
ジャケットの干し方
スーツや制服といったジャケットを干すときは、肩幅に合わせたハンガーを用意しましょう。
どうしてもサイズが合うハンガーを用意できない場合、タオルをハンガーに巻き付けて厚みを出したり、丸めて袖口や裾に入れたりして調整するといいでしょう。
ダウンの干し方
ダウンを自宅で干すときは、ハンガーにかけておくだけではふっくら仕上がらないことも。
ハンガーにかけ、ある程度表面が乾いたら、身ごろや袖を両手で挟むように軽く叩き、中の羽毛をほぐしてあげるとふっくらと仕上がります。
ニットの干し方
濡れたニットは、ハンガーに吊るすと、下に重みが加わって肩や丈が伸びてしまうので、平干しがおすすめです。
どうしても竿にかけるなら、そでも身ごろと一緒にかけましょう。
ハンガー1本で干す場合は、そでを上にあげるなどの工夫を。
ハンガーを複数本使って、そでと胴部分を別のハンガーにかけるのも◎。
「重さを分散させることで、伸びや型崩れを防げます。また、平干しネットを使わなくても、お風呂のフタなどに大きめのバスタオルを敷き、その上に平らに干してもOKです」(ライオン/大貫さん)
デニムの干し方
お気に入りデニムの色落ちを少しでも防ぐには、裏返して陰干しするのが鉄則です。丈夫だし… とガシガシ洗いがちですが、色やダメージ状態を美しくキープしたいなら、おしゃれ着同様の気配りを。
「裏返しにしてネットに入れ、おしゃれ着用洗濯コース&洗剤で。色移り防止のため単独で洗うこともお忘れなく! 脱水後はすぐに取り出し、叩いてシワを伸ばします。色落ち、色あせの観点で侮れないのが紫外線。裏返しのまま必ず陰干ししましょう。筒干しすれば、乾燥スピードもぐんとUP」(花王/河野さん)
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