【目次】
・部屋干しはデメリットだけじゃない?
・生乾きの臭いを防ぐ部屋干しのコツを紹介
・部屋干しにおすすめの洗剤・柔軟剤
・部屋干しにおすすめの衣類乾燥除湿器・サーキュレーター
部屋干しはデメリットだけじゃない?
部屋干しは「生乾きになりやすい」「臭いがつく」などのイメージがありがちですが、もちろん部屋干しならではのメリットも。では、部屋干しには具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
衣類が色あせしにくい
まず最も大きなメリットといえるのが、紫外線の影響を受けにくい点です。太陽の光にあてて洗濯物を干すとよく乾きます。しかし強烈な紫外線の下に長くさらされると、衣類も肌と同様に日焼けをする可能性が高くなります。色があせたり繊維がもろくなったりと生地がダメージを受けやすくなるのです。
また自宅付近の交通量が多い場合は、排出ガスによるダメージも。紫外線によるダメージと同様に衣類が色あせしやすくなるので、注意が必要です。
花粉や空気中の汚れがつきにくい
洗濯物が汚れた空気にさらされる危険性が低い点も、部屋干しのメリットです。目には見えないものの、屋外の空気には花粉、黄砂、さらにはPM2.5などといった有害物質が浮遊しています。そのような環境の中で洗濯物を干すことになってしまうので、空気中の物質が付着するのは避けられません。濡れた状態ほど汚れをキャッチしやすいので、干した瞬間から洗濯物が汚染される可能性があります。そのため、アレルギーの発症等が気になる場合、洗濯物は部屋干ししている人もいるかもしれません。
生乾きの臭いを防ぐ部屋干しのコツを紹介
気温や天候によっては、時間をかけて部屋干ししても洗濯物は乾かないこともあります。洗濯物が不快な生乾き臭を発するようになれば、せっかくの洗濯も台無しです。生乾きの臭いを防ぐには、どのような点に気をつければよいのでしょうか。生乾きしにくくなる部屋干しのコツを紹介します。
風通しをよくする
洗濯物を早く乾かすコツの一つが、空気の循環をよくすることです。狭い空間に濡れた衣類を干すと、空気中の湿度が上がり、この状態では衣類の水分が外に抜けられません。洗濯物はなかなか乾かず、生乾き臭を発しやすくなります。部屋干しでは湿った空気が停滞しないよう「換気扇を回す」「窓を開ける」ことなどを意識しましょう。
また、干し方も大切です。ピンチハンガーに干すときは長い洗濯物を外側、短いものを内側に配置して「アーチ干し」を。風の通り道ができ、洗濯物が乾きやすくなるといわれています。このほか、「間隔を十分取って重ならないように干す」「薄いもの・厚いものを交互に干す」こともポイント。
太めのハンガーを使う
ハンガーを利用して洗濯物を干すとき、細いハンガーだと前後の生地が密着しやすくなります。これでは空気の通る隙間が小さくなり、乾きにくい原因のひとつになります。細い針金ハンガーなど使っている場合は、なるべく太くしっかりしたハンガーに変えましょう。生地の前後の隙間が広くなり、空気がよく通るようになります。
扇風機やサーキュレーター、エアコンを活用する
特に早く洗濯物を乾かしたいときは、エアコンを「除湿」「冷房」モードにし、扇風機やサーキュレーターをあわせて使うのがおすすめです。
エアコンの風は、基本的に一定方向にしか排出されません。洗濯物の乾きムラを防ぐには、エアコンの風をきちんと循環させることが必要となります。このとき有効なのが扇風機やサーキュレーターです。エアコンの下に配置することで風が部屋全体に行き届き、洗濯物が乾きやすくなります。
また、部屋にエアコンがない場合は扇風機やサーキュレーターを単体で使ってもかまいません。このほか除湿機や浴室乾燥機がある家庭なら、それらも役に立ちます。
部屋干しにおすすめの洗剤・柔軟剤
部屋干しが増える季節は、いつもの洗剤や柔軟剤を見直してみるのもおすすめです。近年は部屋干しを前提にした商品も増えています。使い勝手や香りが好みにあうものをみつけましょう。部屋干しにおすすめの洗剤と柔軟剤を紹介します。
くすんだ衣類も明るくよみがえる「花王 アタックZERO レギュラー ワンハンドタイプ」
「生乾き臭ゼロへ」「洗剤残りゼロへ」など「ゼロ洗浄」を謳うのが、洗濯洗剤としておなじみの「アタック」。使い続けるうちに衣類のくすみがだんだん明るくなります。
また、次世代消臭テクノロジー「抗菌+(プラス)」※がニオイ菌のニオイ代謝を制御。高温多湿な環境でも、衣類に生乾き臭を発生させません。24時間部屋干し臭を防ぎ、洗濯物を快適な状態にキープしてくれます。また、「プッシュ式」というのも魅力的。計量の手間がなく液だれや手の汚れがつきにくいのも嬉しいポイントです。
※すべての菌の増殖を抑えるわけではありません。
商品名:花王 アタックZERO レギュラー ワンハンドタイプ
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上品な香りに癒される「ランドリン 柔軟剤 クラシックフローラル」
生乾き臭を防ぐのはもちろん、洗濯物に上品な香りをプラスしてくれる柔軟剤。トップ・ミドル・ラストと香水のように香りが変化します。優雅でクラシカルに香るこの「クラシックフローラル」は、シリーズの中でも一番人気。
また、ランドリンは仕上がりのなめらかさや肌触りのよさにもこだわり、オーガニックエキス配合。摩擦が起こりにくく、やさしい仕上がりで赤ちゃんの衣類にも使えます。マイクロカプセルを使用していないため、環境への負担が少ないのも人気のひとつ。さらにホコリや花粉の吸着を抑えるので、衛生面が気になる人も安心です。
商品名:ランドリン 柔軟剤 クラシックフローラル
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部屋干しにおすすめの衣類乾燥除湿器・サーキュレーター
部屋干し率が上がる時期は、部屋干し専用の除湿機やサーキュレーターを備えておくと便利です。機能や仕様はメーカーによってさまざまなので、自宅の部屋干し環境や必要な機能を踏まえて検討しましょう。部屋干しにおすすめの衣類乾燥除湿機とサーキュレーターを紹介します。
素早く衣類を乾燥「CORONA コンプレッサー式除湿器」
水分を除去し空気のみを排出する「コンプレッサー式」の除湿機です。除湿の風と300Wヒーターによる温風の併用で、約2kgの洗濯物がおよそ46分で乾きます。除湿量は1日18lとハイパワーです。また、除湿機には温度センサーと湿度センサーが付いています。常に室内の温度と湿度をチェックしており、最適な除湿を叶えます。さらに「衣類乾燥オートストップ機能」により、洗濯物が乾けば自動停止するという仕組み。
さらに内部乾燥モードにより、運転を停止すると除湿機内部が自動的に乾燥されるようになっています。10年交換不要のウイルス抑制・除菌・脱臭フィルター、抗菌・防カビフィルターも付いており、常にきれいな風で洗濯物を乾かすことが可能です。赤ちゃんの衣類など衛生面がとくに気になる洗濯物を洗うときに重宝します。
商品名:CORONA コンプレッサー式除湿器 CD-H1820
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優れた消臭機能「シャープ 衣類乾燥 除湿機」
乾燥中にプラズマクラスターイオンを放出するため、生乾き臭はもちろん、衣類についた汗の臭いなども消臭。乾いた後も「臭い戻り対策モード」にしておくことでプラズマクラスターイオンが放出され続け、不快な臭いが戻ってしまうこともありません。これなら洗濯物の取り込みが遅くなったときも安心です。
またルーバーは上下広い範囲に動くため、天井付近から下方までしっかりと風を届けてくれます。部屋の中の空気を循環し洗濯物が乾きやすくなるうえ、プラズマクラスターイオンも部屋中に行き渡ります。カビ菌の抑制効果が高まり、部屋の中は常に快適な状態です※。除湿能力は1日に18l、約2kgの洗濯物を乾かすのにおよそ100分かかります。
※使用場所の状況や使い方によって効果は異なります。
商品名:シャープ 衣類乾燥 除湿機 CV-J120W
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乾燥時間の短縮に「山善 サーキュレーター」
直進性が強い風で部屋の空気をしっかり循環してくれるサーキュレーターです。左右合計50度、上向き90度の首振りにより部屋中に風を届けてくれます。部屋干しするときに稼働しておくと、乾燥時間の短縮や部屋干し臭の抑制に有効です。
簡単なリモコン操作で、風量は6段階に調節できるほか、最大8時間まで設定できるタイマーも付いています。本体サイズは幅21×奥行19.5×高さ29.5cmとコンパクト。場所を多く取らないので、ちょっとしたスペースでも設置しやすいサイズ感です。
商品名:山善 サーキュレーター AAR-JSN15
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