今年も洗濯に悩まされる時期がやってきた
ジメジメと天気の悪い日が増えてきた今日この頃。いよいよ梅雨の季節がやってきましたが、この時期面倒なことといえば洗濯物がなかなか乾かないことではないでしょうか。なんせ1か月以上もモヤモヤとした天気の日々が続くのだから、毎年のことながらなかなか困った問題ですよね。
今回、【ライオン株式会社】が“部屋干し”の実態についてアンケート調査を行なったところ、多くの人が「部屋干しといえば」なアノ問題に悩まされていることが明らかに。さらに、そんな今の時期に知りたい、部屋干しをするときの洗濯のポイントも教えていただきました!
部屋干しの悩みといえばやっぱり…
Q1:最近、部屋干しの回数は増えましたか?
どうしても部屋で干さなければいけない場面が増える、梅雨どき。「最近部屋干しの回数が増えたか」を尋ねたところ、「増えた」と回答した割合が8割以上に上りました。
Q2:どんなときに部屋干ししますか?
どんなときに部屋で干すことが多いのか、やはり圧倒的に多かった回答が「雨が降っているとき」というもの。一方、「天気に関係なく普段から」部屋干ししていると回答した人の割合も3割近く、室内で洗濯物を干すことが日常になっている人も一定数いるようです。
Q3:部屋干しのお悩みといえば?
続いて、部屋干しに関する悩みについても聞いてみました。その結果最も多かった回答が「生乾き臭」で、半数近い割合に。「家族に、バスタオルが雑巾のニオイがすると言われた」「子供の服からカビ臭いにおいがして、申し訳ないと思った」など、嫌なニオイに悩まされている切実な回答が挙げられました。
2番目に多かった「乾きにくい」と回答した人の中には、「下着が乾かず、仕方が無いのでなんとなく湿ったまま着用して出かけた」「乾いたと思って畳んでいたら、襟や袖が生乾きで干し直した」と、部屋干しによってかなり不便な思いをしている人たちも。
なかなか乾かない、ニオイが気になる…というのは部屋干しをする上でなかなか避けられない悩みですよね。ということで、ライオン株式会社お洗濯マイスターの大貫和泉さんに、部屋干しが増えるこの時期に役立つ洗濯や干し方のポイントを教えていただきました!
部屋干しの悩みを解決するには、洗濯のやり方が大切!
洗濯物がきちんと乾かず湿った状態が続くと、いわゆる“部屋干し臭”と言われる嫌なニオイが発生します。それは、洗濯の時に落としきれなかったわずかな「汚れ」が化学的に変化したり、「菌」による作用を受けたりするのが原因。“部屋干し臭”発生のもととなる菌を抑えるための、洗濯のポイントをご紹介します!
ポイント1:洗濯物の保管場所に注意
部屋干し臭を抑えるポイントは、洗濯前の保管方法にもあり。着用した衣類や使用後のタオルには菌が付着しており、それを湿ったまま放置すると菌が増殖するおそれがあります。洗濯前の衣類は、通気性の良いカゴに入れて保管するようにしましょう。さらに、洗濯物に衣類・布用の除菌・消臭スプレーをしてから保管するのも効果的。また、洗濯槽はフタを閉めておくと湿度が高くなり菌が増殖しやすいため、フタを開けておくのもポイントです。
ポイント2:除菌・抗菌を意識して
洗剤は部屋干しに適した「除菌または、抗菌効果」のあるものを選んで。さらに、除菌・抗菌効果のある「液体酸素系漂白剤」と消臭・防臭効果もある「柔軟剤」を併用すると、より効果が期待できます。
ポイント3:詰め込み洗いはせずこまめに洗濯
部屋干しをするときには、汚れをしっかり落とすことを意識するのが大切。洗う際には洗濯物を詰め込みすぎないよう注意し、こまめに洗うようにしてください。残り湯を使って洗濯する場合も、すすぎはきれいな水道水で行うと◎。
ポイント4:洗ってもニオイが残っている場合は「つけおき洗い」を
しっかり洗っているつもりなのにニオイが残ってしまう…というときには、「つけおき洗い」がおすすめです。
つけおき洗いのやり方
(1) 洗濯おけに40度程度の水をはる。
(2) お湯5Lあたりに対して、洗剤 (水30Lの使用量) と液体酸素系漂白剤 (50ml) で洗剤液を作る。
(3) ニオイのある洗濯物を30分から2時間つけ置きする。
(4) つけおきが終わったらそのまま洗濯槽に入れ、通常通り洗濯機で洗濯する。
【注意】使用するのは「酸素系漂白剤」です。塩素系漂白剤と間違えないように注意。 塩素系漂白剤は酸性の洗剤と混ぜると危険です。つけおきする衣類は、酸素系漂白剤が使用可能かどうかを確認してから行いましょう。
ポイント5:「洗濯槽」も定期的にお手入れを
洗濯槽の嫌なニオイが強くなったら、「洗濯槽が汚れている」というサインかも?洗濯で衣類をキレイにしているつもりが、逆に洗濯槽の「菌」をつけてしまっている可能性があります。洗濯槽のニオイを防ぐために、「2〜3 か月に1度の洗濯槽クリーナーを使った定期的な掃除」と「日々のお手入れ」を。
普段からやっておきたい「洗濯槽の日々のお手入れ」4つのコツ
(1) 洗濯槽もケアできる、抗菌効果のある衣料用洗剤を使用する。
(2) 使わない時は洗濯機のフタを開けておく。
(3) 洗濯機のおいてある脱衣所の風通しを良くする。
(4) 糸くずフィルター・乾燥フィルターをこまめに掃除する。
部屋干し臭を抑えるために、干し方にも注目!
部屋干し臭のもとである菌を増やさないためには、できるだけ早く乾かすというのも大切なポイント。そのためには、「洗濯物を部屋のどこに干すか」がカギになってきます。
ポイント1:乾きやすいのは部屋の“中央”
部屋干しの際、カーテンレールなどに干している人も多いのでは?実は窓や壁のそばは「空気の動き」が悪く、洗濯物を干す場所としては不向き。カーテンの汚れがついたり、洗濯物の水分がカーテンに移るなど、カビの原因にもなる可能性もあります。
洗濯物を乾きやすくするには、洗濯物のまわりの「空間」をできるだけ広くとり、「湿った空気」を「乾いた空気」と交換することが重要です。そのため部屋干しの際には、部屋の中で空気が動く場所に干すことがポイント!部屋と部屋の間の鴨居 (かもい) や、室内用の物干しを部屋の中央に置くなどして、空気の動きがある場所に干しましょう。
ポイント2:部屋の中央に置けないときは扇風機や除湿器を活用
とはいえ家のつくりによっては、窓際や壁際に干すしかないという場合もあるはず。そんなときには、扇風機やエアコンの風をあてて空気を循環させる工夫をすると◎。
洗濯前の保管方法から始まり、洗濯の仕方、干し方まで。毎年部屋干しのニオイに悩まされているという人は、7つのポイントすべてを実施できなくてもOK。自分のできる範囲で試してみてくださいね。
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