帽子をかぶる時は凝りすぎず、シンプルなひねりを効かせたアレンジが大人にはちょうどいい
この夏トレンドのバケハ(バケットハット)やキャップといった帽子はカジュアル度が高く、三つ編みや編み込みなどの凝ったヘアアレンジを合わせると子どもっぽく見えてしまうこともあります。40代がするヘアアレンジはシンプルがおすすめで、やわらかなフォルムでこなれ感を出したり、毛先の動きで遊びを加える程度がベター。バケハとキャップそれぞれで、大人におすすめのアレンジを解説します。(モデルのレングスはロング)
【バケハ】はルーズ感のあるひとつ結びで女らしさをプラス。ゴムの結び目を工夫してさらに洒落見え!
ハット¥17,050(CA4LA プレスルーム〈CA4LA〉) “ノンブルアンペール”のワンピース¥13,200、“ラピエサージュ”のイヤリング¥5,500(ノンブルアンペール吉祥寺パークストア)
アウトドアブームの影響で人気となったバケットハット。名前の由来通り、バケツをひっくり返したようなフォルムで春先はダウンヘアに被るスタイルが多くみられました。けれど暑くなってきて、ひとつ結びに合わせてみたら「顔まわりがさみしくなった」という声もちらほら。若い世代の間では三つ編みなどに合わせていますが、大人はなかなか難しいですよね…。そこでおすすめなのが、襟足付近の髪をたるませることです。耳後ろから襟足にかけての髪は帽子を被った時も見えるので、ここをたるませてやわらかなフォルムにすることで女らしい雰囲気がアップ。もみあげ付近の後れ毛も出して大人のルーズ感を楽しんでみてください。
髪全体をまとめてゴムでひとつ結びにしたらバケットハットを被ります。耳後ろから襟足にかけての髪を指でつまんで引き出し、たるませます。一度に多くの髪を引き出すのではなく、2〜3回に分けて引き出すとこなれ感のある仕上がりになります。もみあげ付近の後れ毛を出す時はヘアバームなどをつけた指先で毛束感を作るのがキレイに仕上がるコツ。
ゴムとゴムの間に隙間をつけるだけでただの黒ゴムでもお洒落見え!
ベーシックな黒ゴムの結び目を少しずらしで髪をちら見せするだけで、ヘアワイヤーのようなルックスに。ゆるやかな髪フォルムと相まって後ろ姿も様になります。
ボーイッシュな【キャップ】は変形ロウボーンで色っぽな印象に
キャップ(取り外し可能の紐つき)¥9,130(CA4LA プレスルーム〈CA4LA〉) ワンピース¥53,900(カオス新宿〈レイチェル クレイヴン×カオス〉) ネックレス¥6,050(ノンブルアンペール吉祥寺パークストア〈ラピエサージュ〉) イヤカフ¥1,870(ゴールディ〈ゴールディ〉)
キャップを被った時のちょっと差がつくアレンジとしてご紹介したいのが“変形ロウボーン”です。ロウボーンとは、韓国でトレンドとなった低めのルーズなお団子ヘアのことで、日本でも人気が出ています。本来は襟足付近でゆるくまとめたお団子ですが、キャップの時はお団子を毛先までずらした変形バージョンがおすすめです。たゆませた髪の分量が多いのでボーイッシュなキャップを被っても大人の女らしい雰囲気に仕上がります。ロウボーンなら束ねた毛束がコンパクトにまとまりますし、逆さになった毛先のハネで顔まわりに遊びが出るので360度どこから見てもこなれ感のある仕上がりになるんです。
作り方はとても簡単で、髪全体を手ぐしでひとつにまとめて襟足付近でゴムで結びます。束ねた毛束の中間くらいまでゴムの結び目をずらしたら、毛先を折り返し、ゴムとゴムの間にはさんで固定します。上を向いた毛先を扇状に広げたら完成。顔まわりはサイドから2〜3つの毛束を出し、ルーズ感をプラスします。
いかがでしたか? こんなに簡単なアレンジでも小ワザが効いたルックスになるので「帽子の時のヘアスタイルが決まらない…」という方はぜひ一度試してみてくださいね。
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撮影/向山裕信(vale./人物) ヘア&メイク/KIKKU(Chrysanthemum) スタイリング/柿原陽子 モデル/浅野里絵(Domani専属読者モデル) 構成/片山幸代
マネしたいヘアアレンジ