そもそも「浮気」とは?
「彼氏が浮気した!」などと喧嘩になることもありますが、そもそも「浮気」にはどのような意味があるのでしょうか? 「浮気」にはいくつか意味がありますが、恋愛においては、「配偶者・婚約者などがいながら、別の人と情を通じ、関係を持つこと」とされています。
3 配偶者・婚約者などがありながら、別の人と情を通じ、関係をもつこと。「旅先で—する」
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用
しかし、どこからが浮気で、どこまでが浮気ではないのかに明確な定義はありません。「性的な関係を持たなければ浮気ではない」と考える人もいれば、「メールをしたり、手を繋ぐのは浮気」と捉える人もいます。パートナーの「浮気」のラインを踏み越えてしまうと、相手から「浮気をした!」と言われ、トラブルの原因になってしまうでしょう。
どこからが「浮気」?
先述したように、どこからどこまでが浮気に当たるのかは、人それぞれ考え方が異なります。パートナーがいる人の場合は、相手がどう思うのかによるところが大きいでしょう。ただし、浮気だと思う基準については、だいたい以下のものが考えられます。
1:肉体関係を持ったかどうか
パートナーとは別の人とホテルに行ったり、自宅に泊まったりするのは「浮気」と捉える人がほとんど。実際に肉体関係を持ったかどうかはさておき、パートナーに内緒で別の人と外泊したとなれば、何かやましい理由があると疑われても仕方ありません。
キスをしたり、性的な関係を持つこと以外にも、手を繋いだり、ハグをするなど体が触れ合う行為をすることも「浮気」だと考える人は多いものです。
2:恋愛感情を持っているかどうか
1番の例のように実際に行動に移さなくても、「他の異性が気になっている」状態も、パートナーにとって気持ちのいいことではありません。例えば、職場の気になっている異性とデートをしているところを妄想したり、「どんな人がタイプなんだろう?」と考えることも、他の人に心が移っているサインと呼べるでしょう。
心の中で、相手のことを好きだと思っていたり、付き合いたいと考えているのは恋愛感情ですよね。
3:親密な関係にあるかどうか
あなたは2人きりで食事をする、2人きりで出かける、旅行に行く、職場の人とプライベートな内容のメールをするなどは「浮気」に当たると思いますか? たとえ、2人にそのつもりがなくても、側から見て、親しげそうに見えたり、こそこそとやり取りをしているように見えると「あの2人は浮気しているのでは?」と疑われることもあるでしょう。
パートナーがいる人は、なるべく周囲に誤解を与えないよう、異性との関わり方には注意したほうがいいかもしれません。
浮気しやすい男女の特徴とは?
中には、もう浮気をしないと言いながらも浮気をする人や、つい他の異性に浮気心を持ってしまうという人もいます。浮気しやすい男女の特徴を見ていきましょう。
1:交友関係が派手
浮気しやすい人の特徴としては、「交友関係が派手」であることが挙げられます。仕事帰りには必ず飲みに行ったり、バーやクラブなどに出かける人は、それだけ異性と出会うきっかけも多いもの。お酒の席は酔っ払ってハメを外しやすい環境でもあるでしょう。また、仕事柄、人と出会う機会が多かったり、顔が広いとそれだけ魅力的な異性と会う可能性も高くなります。
2:まめな性格
パートナーがいながら、他の異性とも上手に関係を持つことは、まめな性格でないとできません。一般的に、男性は女性よりも頻繁にメールをしたり、連絡をとるのが苦手な傾向がありますが、浮気性の男性はまめに連絡をとるのが得意。
仕事の合間や仕事終わりなどちょっとした時に「今何してるの?」「週末空いてる?」などのメールをします。また、浮気相手から「会いたい」と言われたらすぐに飛んでいく、フットワークの軽さも持ち合わせているでしょう。
3:寂しがりや
寂しがりやな性格の人も、つい浮気に走ってしまう傾向が。パートナーが忙しくて構ってもらえなかったり、遠距離恋愛でなかなか会えない、という状況が続くと「構ってくれる相手が欲しい」と考えてしまいます。心の隙間を埋めてくれる相手欲しさから、つい浮気に走ってしまう人が多いでしょう。
4:飽きっぽい
飽きっぽい性格が浮気の原因になることも。特に付き合いが長くてマンネリ化していると、新しい刺激を求めて、ナンパをしたり、SNS上で異性と繋がったりすることはよくあるパターン。最初は退屈しのぎだったものが、徐々に関係が深まっていき肉体関係に発展する可能性もなくはありません。
パートナーに浮気の可能性があるときの対処法
もし、パートナーが浮気をしているそぶりが見られたら、どうしたらいいかわからず冷静さを保てなくなってしまうのは当然のこと。このような状況になった場合、どのように対処すればいいのでしょうか? 対処法を3つ紹介します。
1:心が落ち着くまで少し時間をおく
浮気の事実が発覚した直後は、誰しも怒ったり悲しんだり、感情が混乱しています。そのまま彼に感情をぶつけてしまいたくなるものですが、それだと喧嘩別れになってしまう可能性も。心が落ち着くまで、少し時間をおくことをおすすめします。
モヤモヤした気持ちは、紙に書き出して気持ちを整理したり、自分を理解してくれる友人や家族に相談してみるのもいいでしょう。第三者の意見を聞くことで、徐々に冷静さが取り戻せるかもしれません。
2:浮気の原因について考えてみる
少し勇気がいることですが、浮気の原因や相手の立場に立って考えてみることも大切です。彼との関係を振り返ってみて、日頃の感謝の気持ちを伝えられていたか、2人の時間をとれていたか、束縛をしていなかったかどうかなど、考えてみると原因や解決策が見えてくるかもしれません。自身を省みることだけでなく、そもそも相手が浮気性だったということも、冷静に考えたら見えてくるかもしれません。
3:彼と2人で話し合う
気持ちの整理ができたら、パートナーと話し合いをしてみてもいいかもしれません。その際に、自分自身が彼との関係をどうしたいのか、ある程度考えをはっきりさせておきましょう。彼に浮気の事実を確認して、今後どうしていくべきかをお互いが納得いくまで話し合うことが大切です。
最後に
パートナーと別の人と関係を持つことが「浮気」とされていますが、どこからどこまでが浮気というはっきりとした線引きはありません。2人の関係ですから、パートナーがどう考えるかが1番の基準となるでしょう。いずれにしても、自分のことを信頼してくれる相手に疑われたり、傷つけたりするような行動は避けたほうがいいに違いありませんね。