気負わず過ごせるビオワインが豊富なフレンチレストラン 松㐂【 マツキ 】
「展示会のケータリングを依頼したのが通い始めたきっかけで…」と、グルメな敏腕プレスならではの思い出が飛び出す「松㐂」。「フレンチだけど気どっていなくて、そしてオーソドックスな料理がストレートにおいしい。これってなかなか難しいことだと思うんです。素材を生かした食事が引き立つ、ビオワインが充実しています」 ワインはグラス¥1,000~。20時30分まではアミューズ・スープ・前菜・メインからなるプリフィクスコース¥5,000を提供。前菜とメインは各4~5種類から選べる。それ以降はアラカルトオーダーが可能。
白いんげん豆とたっぷりの季節野菜をコトコト煮て、バジルペーストを加えて仕上げた、南仏の郷土料理〝スープ・オー・ピストゥー〟。「野菜の甘さとうまみが、じんわりと体中に広がって…体が喜んでいるのがわかります」
温かなスープでひと息ついた後は、季節感をしっかりと取り入れた前菜が続く。シェーブルチーズとアンディーブ、いちじくのサラダは目にも美しいひと皿。パンは、京都の「吉田パン工房」のもの…と、パン好きにはたまらないチョイス!
メインは旨味あふれる近江牛のステーキ
メインの定番は、じっくり焼き上げたうまみあふれる近江牛リブロースステーキ(コースに+¥1,000)。ワインはフランス産を中心に自然なつくりのものがそろう。「シェフ自らが飲んでおいしいと感じたものを提案してくれます。日本のビオワインもいろいろ」。この日はさまざまなぶどうの香りが肉によく合う、長野の〝洗馬〟を合わせて。
フレンチだからと身構えることなく、くつろぎながら過ごしてほしいというシェフ夫妻の想いがあふれる穏やかな店内。その心づかいはテーブル上にも表れて。ワイングラスの横には、ポップなイラスト入りのアンティークコップが。チャーミングなセッティングに思わずほっこり。
【松㐂】
[住所] 東京都中野区中野2-23-3 1F
[TEL] 070・3274・3730
[営業時間] 18:30~24:00(22:30L.O./20:30~はアラカルト営業)
[休日] 不定休
最勝久美子
showroom SESSIONプレス。〝ファッション界でもワイン好きで知られる。自宅にワインセラーもあるけれど… 「つい飲んじゃって、セラーに貯まっていかない!(苦笑)