ファンデーションの標準色。ブランドの差は想像以上です!
たくさんの新作ファンデーションが登場した今シーズン。保湿ファンデーションが手放せないという人もいるのでは?そこで、あらためて見直してみたいのが、色選び。実は、ファンデーションにおいては、モノ選びと同じくらい〝色選び〟が大事。だが、色選びについては、じっくり取り上げる機会が、ない。というわけで、今回はブランドごとの肌色の差について、ディープに検証したい。
検証1:海外ブランドと日本ブランド
※上が海外ブランド、下が日本ブランド
第一に検証したいのが、海外発ブランドと日本発ブランドの差。実は、海外発ブランドと日本発ブランドには、かつてほどの大きな差は見られない。海外発ブランドは、日本で展開する色には、日本人好みの色を集約させているからだ。とはいえ、全体に明るい傾向は、まだまだ。〈検証1〉は、ある海外発ブランドと日本ブランドの標準色を比べたもの。標準色を見ただけでも、これだけの違いがあるのだ。逆にいえば、色白さんには海外ブランドのほうがジャストな色を見つけやすいともいえる。国産ブランドの黄ぐすみ感が気になる人は、海外ブランドをチェックしてみるといいかもしれない。
検証2:比べてみよう!日本ブランドどうし
※上がヤングブランド、下はマダムブランド。
第二に検証したいのが、日本発ブランドの中での差。日本ブランドは、日本人のほとんどが黄み肌なため、総じて黄みが強い傾向がある。さらに赤みの強さやグレーみの強さなど、ブランドごとに微妙な違いがあるのだ。たとえば、マダムブランドとヤングブランドの差。中高年向けブランドは、若者向けブランドに比べて、血色感をプラスするため、赤みが強く色味も濃い傾向にある。〈検証2〉は、マダムブランドとヤングブランドの標準色を比べたもの。同じ日本ブランドでも、これだけの差があるのだ。さらに、オタク情報としては、日本ブランドの中には、やけにグレーが強いブランドも。BBクリームによくあるグレーみといったらわかりやすいだろうか。なぜ、グレー? と思うかもしれないが、もともと暗めな肌にはグレーがかっているほうがなじみやすい場合もあるとご理解いただきたい。
このように、ファンデーションの色は、ブランドによって大きな差がある。ファンデーションで美肌を手に入れるには、自分の肌色に合う色を選ぶことが大事なのだ。そのためにはブランドごとの特徴を掴むことも必須。これらのオタク情報を新しいファンデーション選びに役立てていただけるとうれしい。
従来の色づくりを打破する新たなシェードも登場!
必ず似合う色が見つかる全21色のユニバーサルレンジ
最新の「ディオール バックステージ フェイス&ボディ ファンデーション」は、10の明るさ、3つのアンダートーン、3つの色相から選べる全21色。どんな肌にも必ず似合う色が見つかる新時代のフェードレンジが大きな話題だ。パルファン・クリスチャン・ディオール ディオール バックステージ フェイス&ボディ ファンデーション 全21色 ¥5,100
お粉だって肌色に合わせて選択したい!
この秋発売になったNARSのお粉は、赤みと黄みのバランス×明るさからなる5色から選べる画期的なもの。写真、右は黄みに赤みもある肌色向け、左は黄みのある肌色向け。下地やお粉まで、黄みや赤みを考慮できるようになれば、立派なオタク!NARSソフトベルベットプレストパウダー 全5色 ¥5,000
Domani2018年12月号『美容刑事 FILE 021(最終回)』より
本誌撮影時スタッフ:撮影/恩田はるみ スタイリスト/郡山雅代 構成/木更容子
あわせて読みたい
▶︎美容刑事が行ってみた。メークのパーソナルレッスンてホントはどうよ?