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FASHION ファッションコラム

2019.04.19

今さら聞けない!お葬式・お通夜での喪服のマナーとは?

急なアクシデントだからこそ、普段から準備しておきたいブラックフォーマル。1万人以上のパーソナルスタイリングを手がけてきた、スタイリスト霜鳥まき子さんに、大人のフォーマルとそのマナーについて教えていただきました。

パツパツ&若見えブラックフォーマルはNG!

急なお葬式やお通夜で、「着る服がない!」と焦ったことはありませんか? 着る機会が少ない服こそ、定期的な見直しが必要。「昔、着た服あったよね」と油断していると、いざという時、パツパツで入らなかったり、20代のころに買ったためデザインが若すぎたり・・・。急遽買いに走るというトラブルが起きかねません。

長く着られるブラックフォーマルの選び方は?

冠婚葬祭のマナーにも詳しい、パーソナルスタイリスト霜鳥まき子さんにブラックフォーマルを選ぶ際、気をつけたい点を教えていただきました。「ブラックフォーマルには、経二重織りのノンストレッチ生地が使用されていることが多いので、長く着ることを考えるなら、適度なゆとりのあるものを選ぶのが正解。ゆるすぎるとだらしなく見えてしまいますが、あまりにパツパツだと見映えだけでなく、着ていても窮屈ですよね。普段着ている服の素材とは違うということを念頭に置いて選びましょう。また、ブラックフォーマルの中にも『浅い黒色のもの』と『漆黒色のもの』がありますが、Domani世代なら、『漆黒色のもの』のほうがよいでしょう。黒は深いほどフォーマルになるということも覚えておいてください」(霜鳥さん)

アラフォーに相応しいブラックフォーマルのポイント

「まず、ひざがきちんと隠れる着丈を選びましょう。シルエットについては、フレアとタイトの中間くらいのワンピースが品よく見えて使いやすいと思います。ジャケットは正統派、ワンピースは上半身にレースやシフォンをあしらったものを選ぶと、T.P.Oに合わせて着回すことができますよ。さらに、ブラックフォーマルに欠かせないパールアクセも、事前に準備しておいてください。ここで注意したいのは、パールネックレスのデザイン。2連や3連のネックレスは、『不幸が重なる』と言われているため喪服として着用する際には相応しくありません。ワンピースだけでなく、コートや靴、バッグ、袱紗なども一式そろえておくと安心です」(霜鳥さん)急なアクシデントにも慌てず対応するため、洋服に合わせて必要な小物一式も事前に用意しておくことが大切なようです。

イラスト/村澤綾香 構成/木戸恵子

霜鳥まき子

教えてくれたのは
世直しスタイリスト

霜鳥まき子

パーソナルスタイリスト。株式会社シモトリパーソナルスタイリングオフィス代表。青山学院大学英米文学科卒業後、日本航空国際線CAとして10年間務める。海外で経験したパーソナルショッパーという職業に感化され、ファッションを通して女性のライフスタイルに寄り添いたいと思うように。その後、パーソナルスタイリストの創始者、政近準子氏に師事。独立後は、1万人を超える女性のパーソナルスタイリングを行ってきた。品格がありながら、生き生きとした大人のスタイリングに定評がある。

シモトリパーソナルスタイリングオフィスHP

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