【目次】
オープニングから大歓声を浴びるシナモン
これまで数々のスターを輩出し、イケメンの登竜門として知られるジュノン・スーパーボーイ・コンテスト!おともだちのモカちゃんがエントリーシートを送ったところ、なんとシナモン、ファイナリスト15名に残りました!オープニングでは、みんなとハイタッチを交わすシナモン。
というわけで、連載【誰かに話したくなるサンリオの魅力】第26回目は、第32回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト最終選考会のステージ上で全力のパフォーマンスをするシナモンの様子をご紹介したいと思います。ジュノンの最終選考に残ったイケメンに挟まれて、顔の大きさや手足の短さがやや気になりますが…、がんばるんだ、シナモン。
■司会の霜降り明星の2人にスタート早々からツッコまれ続けるシナモン
この日、司会進行を務めていたのはお笑い芸人の霜降り明星の2人。
「ひとり、優勝する気満々の人がいますけれども」と、緊張した面持ちのファイナリストを和ませるようにチラチラ、シナモンがいじられていました。
しかし、シナモンはどこ吹く風。ステージ上のファイナリスト15名は、QBハウスのスタイリストにヘアスタイルをアレンジしてもらったという説明が入ると…
霜降り明星「ヘアメイクって、一名を除いてはってことですよね?」「シナモンも帽子似合ってるよ」とフォロー。
「ジュノンボーイって、年齢の制限もあったはずなのですが、シナモンさんに関してはどこからきたのかもよくわからないし、年齢もよくわからない。僕のころとはずいぶん変わりましたね」と語るのは、審査員で参加していたジュノンボーイのレジェンド・武田真治さん。和やかさと緊張感が入り混じる独特な雰囲気のなか、ドッキドキの最終選考がはじまりました。
【一次審査】自由パフォーマンスタイム!シナモンは得意の歌とダンスと…
自由パフォーマンスには、黒帯の空手パフォーマーからピアノの弾き語り、書道やバスケを披露する人がいるなど、さまざまな才能を見せつけ合う展開になりました。
遠いお空の雲の上からやってきたシナモンが披露したのは、この日のために練習を重ねてきたというアイドル調の新曲『ふれーふれーがんばれー!』の歌とダンスです。軽やかなステップとかわいい歌声を響かせながら、アイドルの原石らしい輝きを放ちました。ピョコピョコ飛び跳ねながら、揺れる大きなお耳がとってもキュート。
ピューロランドのショーなどで鍛えられた度胸が炸裂します。ところが、音楽が止まると…。急に後ろ向きに…。
シナモンは審査員にシナモンロールのようなしっぽを向けてモゴモゴ…。ユラユラ…。
謎の動きに静まり返る会場。「どうした?シナモン」と、筆者も緊張がはしります。誰もが息をのんでシナモンの動きを注視。
振り向いたシナモンは「応援してくれるみんなに『ありがとう』って書いたよ。 」と得意満面の表情。この尻文字は、一瞬にしてみんなのハートを掴んだのであります。
霜降り明星のインタビューには、興奮しまくりのシナモン。「めっちゃ動くやん。マイクフォローが大変。」と2人がびっくりするほど、自身のパフォーマンスを楽しそうに振り返るシナモン。持っている力をすべて出し切ったかのような爽やかな笑顔が印象的でした。
【二次審査】告白パフォーマンスではストレートな気持ちをぶつけたシナモン
二次は、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストの恒例人気企画となっている「告白パフォーマンス」で審査が行われました。告白のセリフや表情、動きなどが、すべてジャッジの対象となります。ファイナリストたちが告白する相手役には池田美優(みちょぱ)さんが登壇。
ファイナリストそれぞれが、自分で考えたシチュエーションにあわせてファッションも設定。どのように気持ちを伝えるのか、演技力だけでなく、人間性までもが試される審査です。
シナモンは、池田さんの背後に潜むところから、告白パフォーマンスがはじまりました。なんか近い…。
少し緊張気味な池田さんの視線のなかへ、ピョコンと飛び込むシナモン。いよいよ自分で考えたセリフの披露です…。
「みゆうちゃん、今日もお仕事おつかれさま。ぼくは一生懸命、元気にがんばってるキミをいつも応援してるよ。 」と、シナモン。
「ありがとう。でも今日ちょっと元気じゃないんだ…。なんかごめんね。」という池田さん。
「どんなみゆうちゃんも、ぼくは全部大好きだよ。だから、ぼくだけのものになってほしいな。…だめかな? 」と、まるで映画のワンシーンのような告白。シナモンは照れ隠しなのか、少しモジモジと揺れながらも、想いをまっすぐに伝えたのでした。
これには、池田さんも最高の笑顔でOKのお返事。
シナモンは、よほどうれしかったのか、池田さんの手をぎゅっと握り締めながらステージの真ん中まで誘いました!
「これはかわいい!」と大絶賛する池田さんですが、「シナモンの握った感触、“ぬくもり”すごい!」と爆笑していました。
シナモンの男らしい愛の告白は、一歩リードを広げたのではないか?と感じます。
【最終審査結果発表】シナモンのとろけるかわいさは、芸能界で通用するのか?
あっという間に、運命の審査結果発表の時間。「イチナナLive賞」や「DDセルフプロデュース賞」、「QBナビゲーター賞」に「明色美顔ボーイ賞」…と、受賞者が次々と呼ばれていく中、緊張の面持ちで佇んでいたシナモン。
「審査員特別賞」の発表で、ついにスポットライトに照らし出されたのであります。ちょっと信じられないという表情で、青い瞳をキラキラさせていました。
この「審査員特別賞」は、ステージの様子をみて、厳正な審査の結果、急きょ創設されたものなのだそう。審査員長の栃丸秀俊氏(JUNON編集長)からは「とろけるほどに可愛かった。」という言葉とともに「審査員特別賞」を授与され、副賞として「イケメン卓上カレンダー」の発売が発表されました。
イケメン卓上カレンダーの撮影については、シナモンのスケジュールを確認して、これから行っていくとのこと。シナモンを応援していたモカちゃんやファンの皆さんの願いが通じ、ついに快挙を成し遂げた瞬間です。コメントを求められたシナモンですが、ステージ上で感動に言葉を詰まらせ、一言も話せず。でも最後は元気いっぱいのジャンプで大喜びしていました。
(左から)池田美優さん、グランプリに輝いた渡邉多緒さん、武田真治さんと一緒に囲み取材にも応じるシナモン。
一歩踏み出した場所は、ゴールではなく、スタートであるという、厳しい芸能界——。
「ファッションショーに出たり、お歌を歌って、みんなを笑顔にできたらいいな! 」と語っていたシナモン。会場には芸能プロダクションのスカウトもたくさん来ていました。
このステージに立ったことで、シナモンのキャラクターとしてのアイドル性にもさらに磨きがかかっていくように感じます。現場からは以上です。
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PROFILE
シナモロール
誕生日は、3月6日。遠いお空の雲の上で生まれた、白いこいぬの男の子。ある日、空からフワフワ飛んできたところを、「カフェ・シナモン」のお姉さんに見つけられ、そのままいっしょに住むことに。シッポがまるでシナモンロールのようにくるくる巻いているので、「シナモン」という名前をつけてもらう。今は、カフェの看板犬として活躍中。特技は、大きな耳をパタパタさせて、空を飛ぶこと。おとなしいけれど、とても人なつっこくて、お客さんのひざの上で寝ちゃうこともある。(C)’01,’19 SANRIO 著作(株)サンリオ
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朝岡真梨
世界50か国200都市を超える海外旅行の経験をもとに、各地のグルメや観光スポットの魅力を紹介している。最新のIT機器に関する取材も多く、女性目線からの分析が得意。キャラクターや英語にも明るく、コピーライティングの分野では他業種に関わっている。 旅行先ですったもんだした体験や主婦業をラクして乗り切るヒントを綴っている「遊んでばかりのスナフキン」が人気。 Instagram:@yans_publisher Twitter:@Yans_Publisher