正しく塗っていないとUVを使っても「うっかり焼け」に!?
紫外線が強くなるこれからの季節は、気温や湿度も上昇するため、日焼け止めの量をつい減ららしてしまいがち。けれど、量が少ないとSPF値やPA値が高いものでも紫外線を防ぎきれず、くすみやシミなどのエイジングを招きます。せっかくのUVケアを無駄にしないためにも十分な量を使うよう心がけましょう。
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少ない量はNG! 塗り方の工夫で「白浮き」「くずれ」を防げます
適正量としてよく聞くのが「クリームタイプは8mm程度のパール粒2つ分」「ローションタイプは1円玉2枚分」ですが、これを一度に塗ると白浮きしたり、メークがくずれる原因に!十分な量をきちんと塗るためには、コツがあります。ポイントは2つ!
- 顔全体と細部の2回に分けて塗ること
- 指のはら全体で塗ること
「この2つを守れば顔が白浮きしませんし、メークがくずれにくくなります。指先だけを使ってパーツごとに少しずつ伸ばす人がいますが、これだと塗っている間に日焼け止めの水分が蒸発してムラづきすることに。日焼け止めがムラづきすると紫外線が入る隙間ができたり、メークの仕上がりに影響したりするので気をつけましょう。正しい塗り方をマスターして、太陽を気にせずお出かけを楽しみましょう」(佐伯さん)
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佐伯さん指南! 日焼け止めをしっかり&キレイに塗るテクニック
1.パール粒1つ分を手にとる
まずは顔全体に日焼け止めを塗ります。パール粒1つ分(ローションタイプは1円玉1枚分)を手にとります。
2.指のはら全体に日焼け止めをのばす
日焼け止めを塗るのはスピード勝負。指先を使った「点」ではなく、指のはら全体を使った「面」で塗るのがおすすめ。左右の指のはらを合わせ、3回くらいクルクルさせて広げます。
3.顔の広い面を指のはらで塗る
指のはらを両頰の内側に置き、外側に向けてサッと塗ります。続いて額やあご、フェースラインを塗ります。
4.日焼け止めを足して細部を塗る
日焼け止めを少し足し、目元や口元などの細部を指先で塗ります。日焼けしやすい頰骨などに重ね塗りするのもおすすめ。細部全体でパール粒1つ分足し塗りするのが理想ですが、このあとUVブロック効果のあるファンデーションを塗る場合は、パール粒より少ない量でもOK。
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5.手のひらで軽くプレスして密着
最後に手のひらを使って顔全体を軽くハンドプレス。こうすると、日焼け止めが肌にしっかり密着できるうえ、上に重ねるファンデーションのなじみもよくなります。マスク生活だとベースメイクへの意識が薄まりがちですが、マスクをしていても家にいても日焼けのリスクは常にあることをお忘れなく!
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撮影/向山裕信(Vale./人物)、高橋一輝(近藤スタジオ/静物) ヘア&メーク/佐伯エミー スタイリスト/近藤奈恵 モデル/黒木ナツミ 構成/片山幸代
ヘア&メークアップアーティスト
佐伯エミーさん
美容誌をはじめ、様々なジャンルのヘア&メークを手がけ、女優やアーティストからも指名を受ける。流行りのメークを独自に分析し、その人に似合うメークを提案することが得意。また、スキンケアや美容ツールの指南役としても活躍。