Contents
【目次】
朝、スキンケアで日焼け止めを塗る順番
スキンケアの最後、メイクの初めが正解!
スキンケア
↓
日焼け止め
↓
下地
↓
ファンデーション
日焼け止めは肌を紫外線から守るもの。そのため肌に直接触れるスキンケアの最後に投入するのが正解。また、下地を塗ってから日焼け止めを塗ってしまうと、下地の効果が半減しファンデーションとの密着が悪くなってしまうので、日焼け止めは下地の前に肌に塗っておいて。
日焼け止め下地を使うのも賢い選択
日焼け止め下地とは、紫外線カット効果と化粧下地の役割を同時に叶えてくれるアイテムのこと。
本来は日焼け止め→下地→ファンデーションとアイテムを重ねなければいけないところを、日焼け止め下地→ファンデーションと2つのアイテムだけで済む手軽さがあります。
また、使用アイテムが増えれば増えるほどメイク崩れの原因に。日焼け止めとしてもファンデーションの持ちを高める下地としても活躍する日焼け止め下地を使うことで、気になるメイク崩れも防げると言われています。
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日焼け止めの正しい塗り方とNGな塗り方
正しい塗り方1:スキンケアがしっかりなじんでから日焼け止めを塗る
スキンケア後のぬるつきがある状態で日焼け止めを重ねるのはNGです。
肌表面に乳液やクリームの油分が残っている状態では、日焼け止めの密着力が低下してしまいます。スキンケアの最後はハンドプレスでしっかりなじませ、肌表面のぬるつきを完全になくすこと。ハンドプレスする時間がないときは、ティッシュオフで油分をオフしましょう。
正しい塗り方2:指のはら全体に伸ばしてから塗る
指先でちょこちょこ塗るのはNGです。
日焼け止めは均一に塗ることが大切。「塗ったのに日焼けした」とならないためには、指のはら全体に日焼け止めを伸ばしてから塗布するのがおすすめです。
使うのは人差し指、中指、薬指の3本。指先〜付け根まで広げましょう。
肌に指のはら全体を当て、広い面からはじませて。ケーキのスポンジに生クリームをコーテイングするイメージで、均一にまんべんなく。
小鼻のわき、口角、まぶたなど細かな凸凹は指先を使って。指先のはらで平たくならすように塗布しましょう。
正しい塗り方3:スポンジを肌にトントン当てて密着させる
日焼け止めを塗って終了! … ではありません。
最後はスポンジで肌をトントンすると密着力が高まります。余分な油分をオフできるので、その後に重ねるベースメイクが崩れにくくなり、日中日焼け止めが取れてしまうのを防げます。
スポンジは厚みのある乾いたものを。強すぎると日焼け止めが剥がれてしまうので、肌にそっと触れるくらいの優しい圧で行いましょう。
日焼け止めを塗り直す時間のベストタイミングは?
理想は「2時間おき」に塗り直す
日焼け止めは2時間おきに塗り直すのがベストと言われています。
でも正直、働く女性にとって2時間ごとに塗り直すなんて非現実的ですよね。
はっきりさせたいのは「わざわざ落としてから塗る」、これはしなくていいということ。メイクを一度落として塗り直すなんて、そんな時間はありませんよね。
その代わり、朝の日焼け止めは汗や皮脂、擦れに強く落ちにくいものをセレクトしましょう。
塗り直しには塗り直しに便利なアイテムを使えばOKです。
メイクの上から日焼け止めを塗り直す方法
「パウダー」か「スプレー」が便利
日焼け止めは、わざわざリセットしてから塗り直す必要はありません。
ランチの前やお手洗いに行くついでに顔の皮脂をオフしたら、UVカット効果のあるパウダーやスプレーをメイクの上から塗布すればOK!
スプレーは顔をやや上に向け、顔よりも軽く上に向けてスプレーし、降り落ちてきたものを浴びるつもりでつけるとムラなく塗布することできます。
パウダーもスプレーも、SPF・PA値が高いものや、メイク崩れしにくい処方のもの、汗や水に強いものなどさまざまなアイテムがあるので、塗り直し用としてぜひ探してみましょう。
日焼け止めのアレコレ、疑問にお答え!
顔と体の日焼け止めは分けたほうがいい?
\ 分けて使った方がいい!/
「からだ用」と表記されているものを顔に塗っても問題ないことが多いですが「からだ用」は多少刺激があっても、紫外線をカットする効果が高いアイテムが多くあります。顔の皮膚は腕や足の皮膚に比べて薄くデリケートなので、刺激や負担が少ない「顔用」とされている日焼け止めを選ぶのが賢明です。
また「顔用」は、保湿やトーンアップなど、スキンケア効果からメイクアップ効果があるものも多いので、顔は「顔用」を、体は「からだ用」で使い分けることをおすすめします。
日焼け止めの肌への影響はないの?
\安全性を疑問視する声あり!/
美容業界歴25年超のベテラン美容エディター 木更さんに聞いてみました!
日焼け止めで紫外線を防止するには、大きく2つの方法があります。ひとつは「紫外線吸収剤」。紫外線のエネルギーを肌の上で熱などのエネルギーに変えて放出する方法。そしてもうひとつは「紫外線散乱剤」。これは、単純にパウダーで紫外線を跳ね返す方法。ほとんどの日焼け止めはこの2つの方法を組み合わせてつくられていると思います。
日焼け止めの効果は同じですが、アメリカでは「紫外線吸収剤」の安全性を疑問視する声があり、日本にも警鐘をならすドクターもいます。そのため、ドクターズコスメは「ノンケミカル」がほとんどで、よく皮膚科で売っているドクターズコスメやオーガニックブランドにある、「ノンケミカル」は「紫外線散乱剤」だけ使っています。
適正量を使うと白浮きします…
\白浮きさせないコツがある!/
ヘア&メークアップアーティストの佐伯エミーさんに聞いてみました!
「適正量としてよく聞くのが『クリームタイプは8mm程度のパール粒2つ分』『ローションタイプは1円玉2枚分』ですが、これを一度に塗ると白浮きしたり、メークがくずれる原因に! 十分な量をきちんと塗るためには、コツがあります。ポイントは2つ」(佐伯さん)
1. 顔全体と細部の2回に分けて塗ること
2. 指のはら全体で塗ること
「この2つを守れば顔が白浮きしませんし、メークがくずれにくくなります。指先だけを使ってパーツごとに少しずつ伸ばす人がいますが、これだと塗っている間に日焼け止めの水分が蒸発してムラづきすることに。日焼け止めがムラづきすると紫外線が入る隙間ができたり、メークの仕上がりに影響したりするので気をつけましょう。正しい塗り方をマスターして、太陽を気にせずお出かけを楽しみましょう」(佐伯さん)
家にいるときも日焼け止めは塗らなきゃダメ?
\室内でも必ず塗るべき!/
まいこ ホリスティック スキン クリニック 院長の山崎まいこ先生に聞きました!
「リモートワークで1日中、家にいるという方もいるかもしれませんが、室内にいても日焼け止めは必ず塗りましょう。窓からも紫外線は入ってくるので、気がつかないうちに紫外線を浴びていることがあります。外出するときは、マスクの下にも日焼け止めを塗ってくださいね。マスクやメガネをしていると、こすれて日焼け止めが取れている場合があるので、外出時はこまめに塗り直しましょう」(山崎先生)
おすすめの日焼け止めアイテムもチェック
ルナソル グロウイングデイ クリームUV
▲SPF40・PA+++ 40g ¥4,950(税込)
保湿クリームのようにリッチな感触。肌の中のアブラ=セラミドと同じ構造をベースに応用。このタイプベースのUVカットはルナソルだけ。
ポーラ B.A ライト セレクター
▲SPF50+・PA++++ 45g ¥12,100(税込)
太陽の光の中に存在し肌にいい影響を与えるという「赤色光」を肌に取り込むことで、ハリ感や弾力感をアップさせるというまるでスキンケアのような日焼け止め。
トランシーノ 薬用ホワイトニングUVプロテクター
▲ (医薬部外品) SPF50+・PA++++ 30ml
美白ケア、日焼け止めは、乳液、化粧下地にもなるという一本4役のマルチタスカー。紫外線吸収剤を一切使わないノンケミカル処方。“トラネキサム酸” を配合し、肌荒れ防止効果も。敏感肌の人にもおすすめ。
チャントアチャーム UVフェイス&ボディプロテクター
▲SPF43・PA++ 80ml ¥3,080(税込)
乾燥からも肌を守る! オーガニックコスメのミルクタイプ。赤ちゃんの肌や敏感肌も使えるやさしい設計で、石けんでオフできる。白浮きしないので、ボディだけでなく化粧下地としても。無香料、無着色。
イプサ フェイスパウダー アルティメイト
▲SPF15・PA++ ¥9,900(税込)
パウダーに美容水を取り入れた製法で、まるで肌と一体化する仕上がり。サラッと軽やかに使える。
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