【目次】
生胡椒を知っていますか?
乾燥胡椒や塩胡椒は馴染みがありますが「生」はいかがでしょう。私が知ったのはコロナ前まで定期的に開催されていたファーマーズマーケット。通りすがりにアパッペマヤジフという青い看板がふと目に留まり、1瓶買ってから今日まで切らさず常備しています。
Break Pepper
最初に買ったのはこの瓶ではなく、1番小さなSサイズでした。結果、とてもおいしくてすぐになくなってしまったほど。これが何瓶目が分かりません。とにかく何にでも合う優れものなんです。画像の瓶もまもなく使い切ってしまいそうです。
普段ポークソテーやサーモン・目玉焼きなど何にでもかけて食べてるんですが、今回は夏が旬のとろ茄子にアッペマヤジフ系列のカレー店「レカマヤジフ」の馬告(マーガオ)キーマ(缶詰)をかけ、さらにこの生胡椒をプラス。馬告とは台湾産の希少な香辛料のことで、このキーマは胡椒のスパイシーさをダイレクトに感じられます。
とろ茄子を縦4つにカット。
熱を通してトロッとした茄子にスパイシーさ際立つキーマと、さらに生胡椒がよく合って「本来、胡椒ってこんなにスパイシーで味わい深いんだ」と気付かされます。そして口に広がる爽やかな香り。
今回は胡椒好きが高じて、馬告キーマにさらに常備している生胡椒をかけましたが、シンプルにオリーブオイルと塩のみで焼いた肉や魚にこの生胡椒だけでもレストランで食べるような複雑な味わいに。
時間をかけて丁寧に栽培されたアパッペマヤジフの生胡椒。前回のメローハバネロに続いて食卓にスパイシーなレパートリーを!
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yangji
国内外の宿とレストランを巡るフリーライター(青山在住)。インスタグラムアカウント:@yangji.k