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2022.03.04

【KAT-TUN・亀梨和也】ガオーポーズで36歳の抱負を披露!「連続ドラマW 正体」完成披露会見レポ

KAT-TUNの亀梨和也さんが主演を務める注目作・WOWOW「連続ドラマW 正体」の完成披露会見の様子をお届けします!

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亀梨和也「一目惚れをしてもらわなくちゃいけないから頑張りました」

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2月25日(金)に行われた、WOWOW「連続ドラマW 正体」の完成披露報告会見。主演を務めるKAT-TUNの亀梨和也さんをはじめ、共演の黒木 瞳さん、市原隼人さん、貫地谷しほりさんが出席しました。

主演の亀梨和也さんと中田秀夫監督が2020年を代表する大ヒット作『事故物件 恐い間取り』以来、今回で2度目のタッグを組んだことでも話題の本作。さらに黒木 瞳さん、市原隼人さん、貫地谷しほりさん、堀田真由さん、濵田崇裕さん(ジャニーズWEST)、音尾琢真さん、若村⿇由美さん、⾼畑淳⼦さん、上川隆也さん、と豪華な共演陣も揃い、染井為人さんの傑作サスペンス「正体」を映像化。

亀梨和也さんが演じたのは、ある夫婦の殺人事件の容疑者として逮捕され、移送中に脱獄した死刑囚・鏑木慶一。鏑木は逃走しながらも潜伏先で出会った人々をさまざまな窮地から救っていきます。鏑木の目的は一体なんなのか、彼の正体に迫るサスペンスドラマです。

身を隠しながら逃亡する鏑木の変装姿にも注目の本作。地毛を金髪にしたり、眼帯をつけたりという演出は亀梨さん自らのアイディアだそうで、「鏑木として変装しているので、役としてはひとりなんです。何人も演じたというよりはひとりの人物が状況により、そういう変装をしなければいけない状況になった。だから、どのキャラクターを演じているときもそのリアルさをすごく大事にしました。(金髪にしたのは)人生で初めて。すごい時間かかりましたよ。5時間くらい? そのパートで言うと、皆さんのセリフの中に“イケメン”、“めちゃくちゃイケメン”とあって、一目惚れをしてもらわないといけないから頑張らなくちゃいけないなという思いでした(笑)」とかなりの準備をして挑んだことを明かしてくれました。

鏑木と出会う人々との関係については「どうしても時間を重ねる中で、触れ合う人々に対して嘘をつかなければならないじゃないですか。でもこの嘘っていうのは人を欺くための嘘ではないので、その辺りの心地悪さというのは、セリフの中や間合い、目線をいちばん核の部分にして大事に演じました。とはいえ、バレちゃいけないので、その辺もうまくこなさなければいけないというのもありつつでした」と話してくれた亀梨さん。


鏑木が遠藤という名前に扮して働く工事現場の同僚・野々村和也を演じた市原さん。遠藤と友情を育んでいくシーンも描かれていましたが「劣勢な状況下で労働を強いられている野々村和也と鏑木との間に芽生えた情愛。真実とはなんなのか、事実とはなんなのか、情は?その混沌とした中でまたさらに労働とは、法律とは、運命とはなんなのか?いろんなことを考えさせられました。役づくりとしては内容に答えを出さず、迷子になることが役づくりでしたので、そこに入ったときに恐怖とか不安は言葉に表せないものがありました。何を信じればいいのかわからなくなったんです。目の前にいる本当に絆がある相手に“友達だよね”って言いながらもどう思えばいいのか…犯罪を犯した人間なのか、触れてはいけない人間なのか…どう接していいかわからなかったので、本当に難しかったです」と演じる中での葛藤があったことを語ってくれました。

貫地谷さんが演じた安藤沙耶香は、身寄りのない鏑木を自宅に招いて一緒に暮らし、次第に鏑木に対して恋心を抱いていく女性。舞台『迷子の時間 -語る室2020- ​​』以来の共演となる貫地谷さんについて「以前共演したときはお姉ちゃんと弟という役柄だったんですけど、今回はしっかり恋させてもらいました!」


貫地谷さんは「もう最初は恥ずかしいかなってちょっと思ったんですけど(笑)。以前は私がちょっと狂ってしまうお姉さん役で、亀梨さんはそれを支える弟という間柄でしたので、いやあ、どうだろうなと思ったのですが、現場に入ったら相変わらず大好きでした! 亀梨和也さんらしいなって思うんですけど、この見た目でですよ? “なんかかゆいんだよね〜。乾燥しててさ”みたいなこと言うから保湿効果のある入浴剤をあげました。もうなんか愛おしかったです(笑)」と話していました。

唯一の事件の目撃者でもあり、トラウマを抱えながら若年性認知症を患っている井尾由子を演じた黒木さん。20年近く面識はあったにもかかわらず、俳優としての共演は今回が初となる黒木さんについて亀梨さんは、「緊張しました! デビュー前のコンサートに来てくださったり、あとデビューしたてのころの番組にゲストで来ていただいたり、本当に自分が小さいときから近くにいてくださった方。女優さんとしても黒木さんは、映像やスクリーンでガッツリ観ていたので役者としては今回が初めましてだったので、初日は、どうも〜!って行っていいものなのか、ちょっとわからないなと迷って、(真面目なトーンで)よろしくお願いいたしますって入らせていただきました。現場の空気感、作品を通じてすごく重要な関係地になる中で、台本に書かれていない部分でのセリフのアドバイスをいただいて、出来上がりの作品を観たらものすごく効いたセリフになっていて。現場での佇まい、空気、存在感というのは圧倒されましたね。お勉強させていただきました!」とコメント。


一方の黒木さんは「恐縮です。亀梨くんの言葉ですごいなと思ったのは、“正体を隠して演じなきゃいけない。だから現場では自分がどこにいるかはスタッフにもわからないようオーラを消す”。そういう努力をなさったと聞いて、素晴らしい心持ちだなと思ったのですが…オーラは消せないんです!(笑)(亀梨さん:あれ?消えてなかったですか?笑)うん、素敵だから! そういうふうにこの役を捉えてらっしゃるんだなっていうこととか、やっぱり現場をピシッとおさめて和やかな現場にしてくれる姿を現場で拝見すると、本当に僭越ですけれども大人になられたなと思いながら(笑)。もう母親のような気持ちで臨ませていただきました。シーンとしては多かったけど、楽しかったですね」と感慨深げな様子。

初共演となる亀梨さんと市原さん。お互いの印象について聞かれると、亀梨さんは「市原くんの作品を拝見していて大好き。市原くんの独特のオーラやお人柄も魅力的です。日にあたりながら力仕事をするシーンの撮影で、“夏じゃないのにめちゃくちゃ市原くん焼けてんね”って聞いたら、“このためにちょっと焼いてます”って言うので、マジか!って驚きました(笑)。あと、冬でめちゃくちゃ寒いのに一生懸命頑張っている役柄をしっかりつくるために、本番前にTシャツを霧吹きの水でブワーッて濡らすんですよ。で、カットがかかったあとに、本当に子犬のように震えながら“ちょ、ちょっと寒いっすね…”って(笑)。そういった役の入り方や監督に対してのご自身のお芝居のプラン、フィーリングを合わせていく作業にも熱量を感じました」とそのストイックさに圧倒された様子。


市原さんから見た亀梨さんの印象は、「亀梨さんに会った瞬間から本当に真摯に作品に向き合っているなとすごく感じたんですよね。で、その思いを大切にすべく、やっぱり僕も話しかけることができなくて…。やはり芝居の中の空気が僕はすごく好きでした。とても繊細でときに大胆、すごくしっかり周りを見ているんだなとも思いました。細かな気づかいもそうですし、のちに作品全体を拝見させていただいて、本当にこの作品に参加出来たことを心から感謝しています。亀梨さんが孤独になって、声もなかなか発さない現場の中で真摯に難しい重い役を担って、しっかり受け止めて、向き合っている姿に本当に惚れました。こういう役者が増えたらいいなと心から思いました」と尊敬の念でいっぱいの様子。

本作で2度目のタッグとなる中田監督についての質問になると、「以前はホラー作品で今回は重厚感のあるテーマの作品ですが、現場の雰囲気は本当に笑顔が多い現場でした。スタッフさんもですし、監督が持っているメリハリにすごく助けられました。厳しくするわけではないけど、的確にチーム全体を引っ張ってくださる。監督の優しさがすごく潤滑に現場を動かしてくれるので、今回も本当に居心地のいい現場でした。監督から“こうしたいんだけど”って言われたら、僕も疑いもなくどうそこにたどり着けるかをシンプルに考えられるので、そこはすごく幸せだなと感じますね」と信頼関係がうかがえる話をしてくれた亀梨さん。

3話の撮影では、特殊メイクで一重姿を披露した亀梨さん。中田監督が亀梨さんだと気づかなかったそうで、亀梨さん「そうなんです。監督が、今回1・2話を撮ってくださったんですけど、僕が3話の撮影をしているときに現場にいらして、ご挨拶に行ったんですよ。おはようございます!って声をかけたら、初めましてくらいの返事で。今日なんか素っ気ないなと思って、俺なにかしちゃったかな?って思っていたら、3話で演じた久間くんの一重メイク姿で監督が僕だって気付かなかったという。あとから「ごめん!ごめん!」って(笑)。監督が“一重にしたい”って言うから一重にしたんですけどね(笑)。“現地の協力してくださっているスタッフさんがご挨拶に来てくれたかと思って、ちょっとなんか人見知りっぽくなっちゃって…”って(笑)。まあでも、監督さえも欺けたということでね。リアルになれてたんだと思いますけど」と完成度の高い扮装は監督ですら見抜けなかったんだそう。

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