心も体もお肌も“健やかでいれるかどうか”が大事だと思っています
▶︎＜第一回＞40代美容の心がけ（1）「30代後半からのエイジングは目に見えて実感していました」
▶︎＜第二回＞40代美容の心がけ（2）「角質ケアは肌の力を引き上げる秘訣」←今ココ
▶︎＜第三回＞40代美容の心がけ（3）「自分の変化と向き合うために体に関する知識を深めたい」
美容賢者として絶大な信頼を誇る美容家・神崎恵さん。キレイを常に更新し続け、美容誌やコスメ業界で姿を見ない日はありません。美容にまつわるヒントを紐解くべく、神崎さんがいつも心がけていることや、美容に対して意識されていることを教えていただきました。
美容に対するモチベーションを高めるモノやコト、30代から変わってきたことはなんですか？
「私の中でとても変わったなと思うのは、美しくあることが目的ではなくなったということ。心も体もお肌も、全てにおいて“健やかでいれるかどうか”が重要になってきました。優先順位なのか、目を向ける方向が変わってきたのか。結果的にお肌もそうですし、体もそうですし、心も健康でいたいと思うことで美容面でもしっかり育ってくれているような気がしています。そういったところが、40代での大きなマインドの変化です」
コンディションに左右されずに、健やかでタフな神崎さんのお肌。そのお肌の作り方や秘訣は？
「いろいろなことを大事にしているのですが、しっかりと角質ケアをして、自分自身の肌の力を引き上げていくことはとても重要だと思っています。それは体も同じですが、何か取ってつけてすぐに美しくなるようなその場限りの力を与えるのではなく、自分自身でしっかりと鍛えていくことを大事にしています。その時に意識しているのは、やはり角質ケア。昔から角質のケアはしていますが、今はより大事に取り組むようになっています」
角質ケアが重要視される理由はなぜだと思いますか？
「時代の流れもあるのかな、なんて思っています。私たちの若い時代には、それこそスキンケアというもの自体の優先順位がメイクの次に来るもの、という印象でした。そこまで盛んではなかったですし、教えてくれる人もいなかった。アイテムももちろん少なくて…。でも今は、なんでも学べる時代に。例えば角質をケアすることで、お肌が美しくなったり、肌環境が整っていくという研究も盛んに行われていたりしますよね。昔は“角質”というと剥がすもの、ハードに取り除いていくもの、という印象を持っていらっしゃる方が多かったのではないかなと思うのですが、その概念も大きく変わってきたなと感じています。長年続けてきたからこそ私の中でも腑に落ちた部分があり、やってきてよかったなと思える部分が重なりあって、より納得しながらケアをするようになりました。今後も大事にケアしていきたいというところに、今、気持ちがあります」
次回は神崎さんが肌に触れる際に意識していること、子育てと仕事を両立する中でこれだけは大切にすべきと考える美容習慣、冬のケアで特に大切にしていることをご紹介します。
▶︎＜第一回＞40代美容の心がけ（1）「30代後半からのエイジングは目に見えて実感していました」
▶︎＜第三回＞40代美容の心がけ（3）「自分の変化と向き合うために体に関する知識を深めたい」
撮影／神戸健太郎 スタイリスト／石関靖子 ヘア＆メイク／犬木 愛（AGEE） 構成／又吉樹菜、田中ゆか
