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【目次】
美容液は順番を間違えると本来の効果が得られない可能性が
美容液は、化粧水や乳液、クリームといったベーシックケアにプラスして使うもの。特定の肌悩みに合わせて使用する「スペシャルケアアイテム」という位置づけです。
保湿に特化したものやブライトニングに特化したもの、シワ改善に特化したものや皮脂分泌の抑制に特化したものなどさまざま。必ずしも使わなければいけないものではありませんが、肌悩みの解決や美肌キープのために使用している人が多いようです。
この美容液、スキンケアのどのタイミングで取り入れるべきなのでしょうか。推奨されている基本の順番と例外をチェックして、最大限の効果を実感できるようにしましょう!
【基本】美容液を使う順番は化粧水の後&クリームの前
スキンケアにはそれぞれ役割と正しい順番があります。
例えば、洗顔やクレンジングの役割は汚れの除去。まず最初にメイクや肌についた汚れ・皮脂を落とさなければ、化粧水や美容液を塗っても本来の効果が期待できないため、洗顔・クレンジングはスキンケアの一番はじめに行われます。
洗顔が終わったら化粧水を塗布します。化粧水は肌を保湿し、後に使用する美容液や乳液などの浸透をサポートする役割があります。基本的に美容液を使用するのは化粧水の後で、最後に乳液やクリームの油分で肌に蓋をします。
【例外1】役割が異なる美容液は使う順番が変わることも
ブースターや導入美容液の場合は洗顔直後に
ブースター・導入美容液とは、洗顔後すぐ顔に塗布することで表皮の角質層をやわらかくし、その後に使う化粧品の浸透を促すもの。この場合は、化粧水の前に使用することが推奨されています。
「美容液」と名前がついていてもこちらは〝導入〟美容液なので、化粧水の後は通常通り美容液→保湿クリームでスキンケアを行いましょう。
パックをするときは美容液を塗布してから
パックのようなスペシャルケアをもうひと工程プラスするときは、どのような順番がベストなのでしょうか?
【パックをするときのスキンケアの順番】
クレンジング
↓
洗顔
↓
化粧水
↓
美容液
↓
パック(場合によってはパックと美容液の順を逆にしても)
↓
乳液
↓
朝夜に適したケア
ただし、製品によってはこの限りではありません。使用するアイテムのパッケージ記載や説明書は必ず確認しておきましょう。
美容液を複数使うときは油分の少ないものから
みなさんの肌悩みがひとつとは限りません。例えば保湿に特化した美容液とブライトニングに特化した美容液を使いたい! というように、期待できる効果が異なるアイテムを一度のスキンケアで重ねて使用したいこともあるでしょう。複数の美容液を併用する場合、どのような順番で使うのが理想なのでしょうか。
一般的には「油分の少ない美容液から先に使用する」ことが推奨されています。また、最初の美容液がしっかりと肌になじんでから次の美容液を塗ることが大切です。併用はOKですが、ふたつの異なる美容液を混ぜて使用することはおすすめされていません。
アイクリームは美容液→乳液の後に

(c)Adobe Stock
アイクリームを使用する場合は、アイクリームの前に美容液と乳液を塗布することが推奨されます。
洗顔
↓
化粧水
↓
美容液
↓
乳液
↓
アイクリーム
ただし、こちらも製品によってはこの限りではありません。事前にパッケージや説明書の確認は行いましょう。
【例外2】美容液の成分によって順番が変わることもある?
「ビタミンC」や「レチノール」、今話題の美容液の順番は?
ビタミンCやレチノールなど、注目成分を含む美容液も最近目にすることが増えてきました。すでに使用しているという方も多いでしょう。
美容液に含まれる成分によって、使用の順番が変わることはあるのでしょうか? メーカーが推奨する使用タイミングの記載がなければ、基本的に油分が少ないもの→油分が多いものという順番は変わらないと言われています。
ただし、ビタミンCやレチノールといった成分を含む美容液を「複数同時に併用する」場合は、その美容液の中でも塗布する順番は意識したほうがいいかもしれません。
一般的にビタミンCは水溶性、レチノールは油溶性と言われています。2つの美容液を併用する場合、ビタミンCを先、レチノールを後にすることで、ビタミンCの浸透を高めることができ、レチノールで懸念されるA反応という副反応を抑えることができる、と考えられているそうです。