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気づくと増えていたスキンケアアイテム、どれをどの順番で使うのがいいのか疑問に感じることはありませんか?タイミングによって本来の効果を最大限に引き出せなかったらもったいないですよね。そもそもスキンケアの目的とは何なのかを押さえながら、正しい順番を理解してスキンケア効果をより高めていきましょう。
そもそもスキンケアの目的とは?
「肌を清潔にして守る」ことが目的
「スキンケア」とは、肌に付着したさまざまな汚れを落として清潔にし、見た目や状態を整えること。さらには紫外線や乾燥、花粉など、外的刺激から肌を守ったり、栄養を与えて皮膚を健康に保つることもスキンケアの役割です。間違った方法や順番では、効果を最大限発揮できない可能性も。正しい方法を覚えておきましょう。
朝と夜とではさらに目的が変わる
朝と夜ではさらにスキンケアの目的は変わります。
朝に行うスキンケアは、寝ている間に出た皮脂や汗などの汚れを落としたり、日中浴びる紫外線や花粉などの外的刺激から肌を守ったりするために行うもの。
夜に行うスキンケアは、メイクや日中にかいた汗・皮脂を落とし肌を清潔にし、ダメージを受けた肌をいたわるために行います。就寝中の乾燥からお肌を守るためのものでもあります。
そのため、朝よりも夜に使用するスキンケアアイテムのほうが、油分が多くこっくりしたタイプのものが推奨されています。
【アイテム別】スキンケアの目的
【洗顔・クレンジング】は汚れの除去

(c) Shutterstock.com
朝の洗顔の目的は、夜につけたクリームの油や自分が出した過剰な皮脂など、肌の汚れを落とすことです。ただし、皮脂には肌を守る役割もあるため、すべて落としてしまうような洗顔は推奨されていません。

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夜も同じように肌に付着した汚れを取るために行いますが、メイクをしている場合は先にクレンジングでメイク落としをする必要があります。しかし、こちらも元々肌にあるうるおいをごっそりもっていかない、乾燥しないタイプのアイテムを使うことが大切です。
【化粧水】は肌の保湿と浸透のサポート
化粧水には肌にうるおいを与えたり、その後に使用する美容液や乳液などの浸透をサポートしたりという目的があると言われています。
中には「拭き取り化粧水」というアイテムもありますが、こちらは保湿よりも洗顔で落とし切れなかった汚れや古い角質を除去することが目的です。これによりくすみやゴワつきを減らす効果が期待できます。
【美容液】は特定の肌悩みの集中ケア
化粧水や乳液など、最低限健康な肌を保つために推奨されているケアを「ベーシックケア」と言うなら、美容液はそれにプラスして使用する「スペシャルケアアイテム」という位置づけ。個々の悩みに合わせて美容液を選び、肌を集中ケアするのが目的です。
さまざまな種類があり、保湿成分配合のうるおい補給に特化したものや、美白有効成分配合のシミやくすみ改善に特化したものなど、数多くのタイプの美容液があります。
【乳液】は水分蒸発の防止
乳液は油分と水分をバランスよく配合した、スキンケアの仕上げに使用するアイテム。油分によって水分の蒸発を防ぎ、化粧水や美容液で補給してきたうるおいに「蓋」をする、というのが役割だと言われています。
【クリーム】は水分蒸発の防止・長時間のうるおいキープ
クリームも乳液と同じく、化粧水や美容液などのスキンケアの仕上げに使用し、補給したうるおいに蓋をして「肌の水分蒸発」を防ぐアイテムです。
乳液との違いは「油分の量」。どちらも役割は似ていますが、クリームの方が油分量が多いのでよりこっくりしており、乳液よりも長時間うるおいキープが可能だと言われています。
肌の状態によって使い分けたり、朝は乳液・夜はクリームと使用するタイミングで使い分けたりする人が多いよう。乾燥がとにかくひどいという場合は、乳液とクリームのダブル使いで仕上げる人も多いようです。
【基本】朝スキンケアの正しい順番
洗顔→化粧水→乳液→UVケア
【基本的な朝スキンケアの順番】
洗顔
↓
化粧水
↓
乳液
↓
UVケア
先述した通り、朝はこれから受けるダメージを防ぐこと、夜は1日の汚れを落としうるおいを保つことがスキンケアの目的。朝と夜とではスキンケアを変える必要があります。まず朝は夜の間に溜まった皮脂を洗い流し、失ったうるおいを補給。紫外線などこれから受ける外的環境対策を行いましょう。
朝スキンケアには「ビタミンCコスメ」がおすすめ
ビタミンCといえば、肌の身代わりになってくれるとも言われる大人に嬉しいパートナー。抗酸化作用があり、シミやたるみ、シワを防いでくれるだけでなく、肌の生まれ変わりをサポートしたり、過剰な皮脂を抑制したりととにかくその効果はマルチ。このビタミンCが配合されたコスメ、実は朝に使うのがおすすめなのです。
酸化ダメージは紫外線やストレス、大気中の汚染物質などで大量に発生するので、朝のスキンケアでしっかりとビタミンCを補給してあげることで、こうしたダメージを防いだりケアしたりという効果が期待できるのです。夜に使用するのももちろんOKですが、ぜひ朝スキンケアにビタミンCコスメを取り入れてみましょう。
\おすすめビタミンCコスメ/
▲ドクターシーラボ VC100エッセンスローションEX 150ml 5,170円(税込)
低刺激タイプのビタミンC化粧水。毛穴やくすみ、ハリ、キメの乱れ、乾燥などの悩みにアプローチ。
▲津田コスメティクス 5C バリア セラム 45ml 12,100円(税込)
5つのビタミンC配合の美容液。たるみ毛穴やハリ不足を感じる肌に。刺激を受けにくく強く美しい肌へと導いてくれる。
メイク崩れが気になる人はクリームを控えて
乾燥しやすい方は油分の多いクリームに頼るのもありですが、たっぷりつけてしまうとメイク崩れの原因にもなります。
メイク崩れが気になる場合は朝の化粧水後、油分が控えめでうるおい効果が高い「保湿美容液」をたっぷりと重ねづけするのがおすすめ! 目元や口元など、とくに乾燥しやすいパーツは意識して丁寧に重ねづけしましょう。美容液なら油分過多にならず、後のベースメイクに影響しません。
最後にクリームを使用するなら、薄めを心がけましょう。
\おすすめの美容液/
▲アユーラ リズムコンセントレートα 40ml 8,800円(税込)
使用し続けることでバリア機能を強化。揺らぎにくい肌へと導く美容液。
▲SUQQU ヴィアルム ザ セラム 50ml 22,000円(税込)
うるおいのみならず、ハリとツヤのある肌へと導く美容液。
▲SDI ソフィスタンス フローレス 120ml 9,900円(税込)
肌フローラに着目した、ベタつき0のジェルテクスチャー美容液。
【基本】夜スキンケアの正しい順番
クレンジング→洗顔→化粧水→乳液→クリーム
【基本的な夜スキンケアの順番】
クレンジング
↓
洗顔
↓
化粧水
↓
乳液
↓
クリーム
夜のスキンケアは寝ている間に失われる水分を最小限に抑えるため、クリームなどの油分を与える必要があります。また、その日メイクをした場合はスキンケアの最初にクレンジングを。