お風呂上がり、すぐに美容液で応急保湿も効果的
バスルームから出たら子どもをタオルで拭いて服を着せて… としているうちに肌がカピカピに乾いた経験はありませんか? そんなときは「オイル状美容液」でとりあえずカバーするのもおすすめです。 乾燥してツヤがない肌にうるおいと栄養を行き渡らせいきいきと輝かせるオイル美容液は、肌をほぐしてそのあとに使う化粧品の浸透を高めるブースター効果があるのもうれしいところです。
▲手のひら全体にオイルを広げ、顔の内から外へ大きく円を描くように大胆につける。
\おすすめアイテム/
▲アルビオン エクシア AL シークレット フォーミュラ フィト ブライトニング オイル 30ml 11,000円(税込)
西洋菩提樹エキスなどブライトニング効果が期待できる10種の植物オイルをブレンド配合。
スペシャルケアはどのタイミング?
ブースター・導入液は化粧水よりも前に使用する
ブースター・導入液とは表皮の角質層を柔らかくし、次に使用するコスメの成分を肌に浸透しやすくする「先行美容液」のこと。
もしこういったアイテムをスキンケアに取り入れる場合は、メーカー推奨の使用順序をチェックするのがベストですが、一般的には洗顔後すぐ顔に塗布することが推奨されています。
洗顔したら化粧水をつける前に使用し、その後通常のスキンケアを行いますが、ブースター・導入液はあくまで、通常のスキンケアの前に使用することで浸透をアップさせ、その効果を高めるというもの。そのため、単体で使用してもあまり効果は期待できません。
ブースター・導入液を使用したら、そのあとの化粧水や美容液や保湿クリームを使った基本ケアを怠らず、しっかりとスキンケアプロセスを守りましょう。
スペシャルケアは化粧水と乳液の間に
基本のスキンケアの順番は上記で述べたとおり。では、美容液やパックはどの段階にプラスするのが正解?
一般的に「化粧水と乳液の間」の使用が推奨されるアイテムが多いです。
美容液とパックの順番は、重めのパックの場合「美容液→パック」にするのもいいとされています。
【スペシャルケアをするときのスキンケアの順番】
クレンジング
↓
洗顔
↓
化粧水
↓
パック
↓
美容液(場合によってはパックと美容液の順を逆にしても)
↓
乳液
↓
アイクリーム
↓
朝夜に適したケア
アイクリームは乳液の後に
アイクリームは基本的に「乳液の後」に使用します。
洗顔で肌の汚れや皮脂を落とし、化粧水でうるおいを与え、肌悩みに合わせた美容液を塗布、そして乳液で蓋をします。アイクリームはその後に塗るのが推奨されています。
ただし製品によっては推奨する順番が異なる可能性も。効果が最大限発揮されるタイミングがあるので、使用するアイテムのパッケージ記載や説明書は必ず確認しておきましょう。
忙しいママは「塗るだけマスク」を活用して
▲ドクターメディオン スパオキシデュアルジェル 100g(1剤:50g 2剤:50g) 3,740円(税込)
炭酸ジェルで10分間の泡マスク。炭酸効果のめぐりアプローチで、肌のポテンシャルが上がる。
こんなときどうする? Q&A
Q. 本当にこの順番で合っているか不安…
A. 迷ったら「油分の量」に注目
例えば同アイテムを複数使用する場合や、本当にこのアイテムが先でよいのかどうか疑問に思ったとき。そんなときは油分の少ないアイテムから肌に重ねることが推奨されています。
メーカーが推奨する順番が明確な場合は、それを参考に。そうでない場合は「油分の量」に着目して使用の順番を決めましょう。
なお、いくつかのアイテムを混ぜて使用するのはおすすめされていません。しっかりと肌になじんでから次のアイテムを使用することが推奨されています。
Q. ニキビや毛穴肌でもクリームは必要?
A. 過剰な油分はトラブルの原因に
油分の少ないアイテムから順番に使用し、最後はクリームまたはオイルでカバーすることがおすすめされていますが、もしニキビや毛穴肌に悩んでいる場合はこの手順が絶対ではありません。
ニキビや毛穴肌は、油分を与えすぎるケアが推奨されておらず、保湿はバリア機能を改善させるセラミドや“適度な”油分で行います。
また、日焼け止めの使用は必須。紫外線対策をすることで、ニキビや毛穴トラブルの悪化を防ぐことができます。
スキンケアにかけるそれぞれの時間は?
化粧品は1つひとつしっかり浸透させる
トータルビューティアドバイザーの水井真理子さんによると、スキンケアは1つひとつのアイテムをしっかりと肌に浸透させることが重要だと言います。
「それができればうるおいやツヤはもちろんのこと、透明感や肌のやわらかさまで高まります。最近のスキンケアは昔に比べて浸透がよくなっていますが、それでも手のひらの圧を使ってグッグッと入れ込むプッシングが大切です」(水井さん)
化粧水の浸透には時間がかかる
スキンケアの中でも化粧水の浸透には少し時間がかかるそう。
「化粧水は浸透までに少し時間がかかるので、軽くプッシングしたら浸透までの合間に家事をしても構いません。ただし、化粧水の湿り気が完全に乾く前にスキンケアに戻りましょう。次のスキンケアをつける前にもう一度プッシングして、肌表面に残っている化粧水を余さず入れ込むことも重要です」(水井さん)
時間ではなく“音”で浸透を確かめて
肌にしっかりと浸透させるためには◯分おくという明確な決まりはなく、プッシングによる“音”を参考に次の化粧品をなじませる目安とすることをおすすめします。
「浸透したことを見極めるポイントは“肌の音”です。浸透しきってないときはぴちゃぴちゃと水っぽい音がしますが、浸透するとシュワッシュワッと少し乾いた音に変わります。この音を確認してから次のスキンケアをつけましょう」(水井さん)
プッシングの手順
顔全体に化粧品をなじませたら、手のひらを頬の内側に当てます。少しだけ圧をかけるようにして5秒間キープしましょう。
そのまま頬の外側へと手のひらを移動させます。同様に圧を少しだけかけましょう。
次に手を額へ。何回かに分け、全体をプッシングしましょう。その後、鼻やあごも同様に。小鼻の脇は指先を使い、凹凸をまんべんなくプッシングして。
手に残った化粧品で首もケアします。首が乾いているとうるおいが吸い取られていきます。最後、顔全体をもう一度プッシングし、浸透のサインの音が聞こえたら、次のアイテムも同様に塗布していきます。
▼あわせて読みたい