牧野さんのブランド「IVY I’M NAVY」は、お受験・学校行事・セレモニーの枠を超えた新ネイビー服を展開
子供の小学校受験や学校行事、セレモニーにも対応するネイビー服がそろうブランドを紹介する特別企画、第一回目。今回ご紹介するのはDomaniでも活躍するモデル牧野紗弥さんが2022年の秋に立ち上げたブランド「IVY I’M NAVY」です。
お子さん3人が小学校受験し、お受験に関わった期間はなんとトータル7年間! モデル仕事をした足で子供の塾などの送迎をする多忙な日々を通して気づいたのは、シチュエーションの垣根を取り払った、”日常になじむネイビー服”の必要性だったそう。
3人の小学校受験を経た牧野さんの気づきは”お母さん自身がポジティブにネイビー服を楽しめること”
「上の2人の受験期は、今思うと母である私自身の服装一つにしても”こうすべき””こうでないといけない”というバイアスに囚われていて、自分を苦しめていたように思います。”私は私らしく”と思っていたつもりだったけれど、モデルの仕事終わりにそのままデニムで塾にお迎えに行ったらやっぱり私だけ浮いていて居心地の悪さを気にしてしまったり。寒いから内心はパンツを履きたいのに、右へ倣えでネイビーのスカートで脚を出さないといけない矛盾とか。周囲の視線を気にしてしまい、その矛先が子供に向かって、怒らなくてもいいことで怒ってしまっていた。合格を手にしても、子供たちをこんなに怒らなきゃよかったと自分を責める後悔の念が常にありました。
その経験から、3人目の受験では自分の心持ちも大切にしました。周囲と比べることをやめ、好きな服を着てラクにのぞめるように子供や自分の意思を尊重することにしたんです。子供に対しては、例えば「試験本番ではこういう格好をするけれど、慣れたいなら着ればいいし、襟を自分で直せるようにした方が良いから練習のために着たいなら着ていいよ」という伝え方をしてみたんです。「はい、これ着てね」という選択の余地のない接し方はしないように意識しました。そうしたら自然と子供を叱る場面が減り、褒めることが多くなったんですよね。そして何より自分の気持ちがラクで、受験期を楽しめました。結果、3人目も無事に合格を手にすることができました。
そんな経緯から、お受験や学校行事という限定的なシーンだけでなく、カジュアルだったり日々の生活にも取り込めるネイビー服があったら世のお母さんたちももっとラクに楽しく過ごせるのでは?という想いを共有したくて「IVY I’M NAVY」を立ち上げました。もっと日常になじむネイビー服だったら、お母さんたちも「きちんとしなきゃ」というスイッチを入れることなく、日常の延長線上として受験を楽しむことができると思うんです。3人目の受験中から構想を練っていたネイビー服を、ぜひ多くのお母さんたちに着てもらいたいです」。
「上質なウールで日本製」「手洗い可能」「普段使いもできるデザイン」が3つの特徴!
普段使いもできるネイビー服を目指しながらも、まず牧野さんが徹底したのが上質なウールであること。
「お受験の面接でも胸を張っていけるのは、やはり上質なウール。そこだけは譲れないので、ハリとコシを持たせた上質なウールで100%メイド・イン・ジャパンにこだわりました。自然なストレッチ加工も施し、上質なだけのウール生地に留まらず、着心地のいい機能性素材に仕上げました」。
写真からでも一目瞭然の、美しい光沢とふっくらとした素材感がクオリティの高さを証明しています。
ジャケット¥66,000・ドレス¥55,000・ベルト¥22,000・ブローチ[シュシュとセット]¥22,000(IVY I’M NAVY)
次に、自宅で手軽に洗えること。
「長女のお受験のとき、雨が降ったことがあって。もちろんネイビー服を着ていたので、その時に”あ〜家で洗えるといいのにな”と実感したんですね。日本製のウール100%で、しかも手洗いできるネイビー服ってなかなかないので、これも母親目線でこだわったことの一つです」。
頻回に洗うわけではないけれど、気になったらその場ですぐに洗えるというのは、クリーニングに出す手間と時間を考えるとかなり心強いです。
そして、お受験や学校行事、セレモニーにとどまらない普段使いにも着回せるデザインであること。
「私も思っていたことではあるんですが、ママ友にリサーチをする中でみなさん一様に言うのが、”着回しできるものが欲しい”なんですね。学校行事やセレモニーで保護者の方達とお会いするときに「いつも同じ服を着ている」という印象を持たれるのは避けたいけれど、服は増やしたくない…という声がとにかく多いんです。また、長女は中学校の入学式で次男は小学校の入学式、と子供の年代に伴うシチュエーションが変わると、今まで当然だと思っていたジャケットとワンピの着こなしがつまらなく感じることがあって。そういったこともあり、色々と組み替えられるように同素材でジャケット、ドレス、トップス、スカート、パンツの5アイテムを作りました。5アイテム同士での着回しはもちろん、どれも単品使いでカジュアルなアイテムとも合わせられるので普段使いにもできる自信作です」。
実際に牧野さんのSNSではフレアスカートにパーカやGジャンを合わせたり、柄ワンピにジャケットを羽織ったりと普段から愛用している様子も。下のコーデのように、学校行事に着る際はトレンドのボウタイブラウスにジャケットとスカートで仕上げるのも素敵です。
ジャケット¥66,000・スカート¥49,500(IVY I’M NAVY) 他、私物
ラインアップは全5型。全て揃えたくなる秀逸なシルエット
●ジャケット
少し立ち上がったスタンドカラーのなだらかなVラインが、首まわりをすっきりとシャープに見せているジャケット。自然なウエストシェイプや、少しボリュームをもたせたショルダーが上半身を立体的に見せています。
ジャケット¥66,000
●ドレス
ネックラインは鎖骨がちらりと見える程度に少し開け、パールのショートネックレスが肌に乗る開き具合に。丈は脚がきれいに見え、座った時も膝が出ないレングスをミリ単位で調整。バストやウエストをきれいに見せる立体的な作りや、ジャケットを着てももたつかない五分袖など、1枚で着ても美しく映えるデザイン。また、ポケットは牧野さん自身がお受験本番で子供を送り出す際、ティッシュやハンカチを入れるポケットが欲しかったと言う経験からつけたこだわりが。
ドレス¥55,000
●トップス
前後に少し差がある丈感で、裾をアウトでもインでも楽しめるラウンドスリット入り。ドレスよりも首が詰まっているので、ジャケットに合わせてもドレスに合わせたときと違う印象が楽しめる。袖はドレスよりも少し短めで、カジュアルな印象も。
トップス¥33,000
●スカート
パンプス以外にもブーツに合わせたりと、様々な靴と合わせやすいロングスカートは牧野さんが実現したかったアイテム。お腹周りを立体的にホールドする二重仕立てで、表側にはステッチを一切出さない縫製が身体の動きに合わせたドラマティックな広がりを演出。仕立ての良さがわかる、5アイテムで特に人気の高いアイテム。
スカート¥49,500
●パンツ
しゃがんだり立ったりと、何かと動きが多いお母さんがラクなように、後ろのウエストはゴム仕立てで、あえてヒップや太もも周りはゆったりとした作りに。裾はしっかりと細くすることでスタイルアップ効果も抜群。美しいシルエットと履きやすさが両立している1本。
パンツ¥49,500
着こなしをアレンジできる、共布のシュシュとプリーツベルトは口コミでも大人気
「確実にニーズがあると思って作ったのがこのシュシュ。ツヤッと明るいネイビーのシュシュは見かけるけれど、どうしてもシュシュだけ浮いてしまう。ネイビー服のようなダークネイビーのシュシュってないよね?というとても声が多くて、ならばと共布のウールで作りました!パールのブローチとセットなので、シュシュにつけてもらってもいいし、ブローチはジャケットにつけたりと、自分好みにアレンジできるのも魅力です」(牧野さん)
シュシュ[ブローチとセット]¥22,000
「印象を変えたいけれど、服は増やしたくないと言うママ友の声を聞いて作ったのがこのプリーツベルト。こうやって腰に巻いてもいいし、首に巻いてもいいし、ドレスやパンツをいかようにも変化させてくれるアイテムです。手持ちのニットやシャツに合わせてカジュアルにも使いこなせるので、これも手前味噌ですがご覧頂いた方たちからとても好評で、すごくうれしいです」(牧野さん)
ベルト¥22,000
ネイビー服=コンサバというイメージを超えるような、フォーマルな場から普段のカジュアルな場面まで着回せる「IVY I’M NAVY」のネイビー服。お受験シーズンや卒入園・卒入学、学校行事に向けて、買い足し候補の筆頭に挙げたいブランドです。
名古屋、新宿、銀座で近々ポップアップも開催予定。実物に触れる好機会ですよ!
<POP UP情報>
●ジェイアール名古屋タカシマヤ 2/15(水)〜2/28(火)
場所:5階 ベーシック&モダン「スーツクローゼット」
●伊勢丹新宿店 2/16(木)〜2/21(火)
場所:本館6階催事場
●銀座三越 2/22(水)〜2/28(火)
場所:本館3階 ルプレイス
撮影/谷口 巧(Pygmy company/人物) ヘア&メイク/陶山恵美(ROI) 構成/松崎のぞみ
セレモニーコーディネート特集