Summary
- 卒園式・卒業式の服装のマナーは、セミフォーマルが基本です
- スーツじゃなくてもOK!ワンピース×ジャケットで行くならいかにもセットアップじゃない合わせがおすすめ
- アクセサリーはオーソドックスなパールのネックレスやブローチを選んで華やぎをプラス
Contents
◆本記事内にある商品は、すべて過去のDomaniの記事から再編集しています。現在はお取り扱いのないものがございますので、メーカーへのお問い合わせはご遠慮ください。
【目次】
卒園式・卒業式の服装のマナーはセミフォーマルが基本
卒園式・卒業式では、セミフォーマルが適しているケースが多いでしょう。セミフォーマルとは、モストフォーマルの次に格式が高い「準礼装」のこと。女性の場合、膝丈や膝下のワンピースドレスやスーツが該当します。
スーツやワンピースを選ぶ際は濃紺やグレー、ベージュなどの落ち着いた色味を選ぶのが一般的。
ジャケットは、テーラードやノーカラーなど、シーンに合わせて選択できます。スカートは、膝丈のタイトスカートやAラインスカートが適しており、パンツスタイルも広く許容される傾向にあります。靴は5cm程度のヒールの上品なパンプスがよいでしょう。
また、悩ましいという声をよく聞くのが、アクセサリーやバッグ、ストッキングといった小物類のチョイスとスーツじゃなくてもOKかどうか問題について。次にそれぞれ詳しく解説していきます。
アクセサリーはパールがおすすめ
身につけるだけで華やかさをアップしてくれるアクセサリーは、セレモニーシーンでも大活躍。ファッション好きママであるDomani Labメンバー・杉本緑さんに、おしゃれさときちんと感を両立できるアクセサリーを教えてもらいました。
2児の母。洋服への愛が高じてアパレル業界へ飛び込み、某アパレル会社で企画、生産に携わる。舞台や落語などの芸術鑑賞で自らの感性を刺激。娘との日常を描いたユニークなイラストもSNSで発信中。
Instagram:@green_sgmt
シンプルなパールのネックレスは使い勝手の良さが魅力
短めなので主張が控えめで、丸襟のワンピースに難なくマッチ。顔周りを品よく華やかに演出してくれます。
パールが全面にあしらわれたデザインのブローチなら上品なワンポイントに
「普段からきれいめな雰囲気にまとめたいときに愛用しています」(杉本さん)とのこと。
黒のセレモニー向けバッグをひとつは持っておきたい
数年前まで、黒のセレモニー向けバッグを持っていなかったというDomani編集長のTANAKA。子供のセレモニーの時に、悩みに悩んで「清水買い」し、結果大正解だったというフォーマルバッグを教えてもらいました。
美容&ファッション編集歴二桁の女性誌エディター。好きなものはスニーカー、美白美容液、ヘアオイル、酸熱トリートメント。ラーメンが主食なのでレンゲに負けない落ちないリップ探しに余念がない。新しく買ったじゅうたんのおかげで家作りに目覚めている。
ヴァレクストラの【イジィデ】バッグは、ミニではなくミディアムをチョイス
フォーマルなバッグとして絶大な信頼が寄せられるイジィデバッグ。セレモニーで見かけることが多いのは圧倒的に【ミニ】サイズ。フォーマル服に合う小ぶりサイズのカチッとしたバッグは、TANAKAも、このミニサイズを目当てにお店に見に行ったそうですが、結果選んだのは【ミディアム】サイズだそう。
「横幅22cmのミニに対してミディアムは横幅26cmと、見た目も持った感じも「大きいな」という感じがしました。…この大きさにビビビときたんです。ミニは佇まい的にも機能的にもザ・フォーマルな感じが強い。対してミディアムは、ガシガシと物が入るサイズ感。なんだか頼もしくて、ハンサムな感じ!イジィデバッグを「フォーマル限定」にしない、むしろこなれた感じを出してくれるんじゃない?と直感しました。私の仕事の相棒であるiPadもスリーブケースに入れなければすんなり入るし仕事にも使えそうだぞ、活躍機会が多ければ多いほど、この投資は元が取れるのではないか…?と。」(TANAKA)
ミニとミディアムは約4万円の差。大は小を兼ねるというよりも、むしろ大がかっこいい!という直感は揺らぐことなく、ミディアムサイズを購入したそうです。「斜めがけもできるので、カジュアルなモノトーンスタイルにさらっと肩にかけて出社したり。宝の持ち腐れにならないってこのことだなと、本当に満足しています」とのこと。もちろんミニの上品な感じも素敵なわけで、どちらを選ぶかは、お洋服やライフスタイルとの相性で選ぶことをおすすめします。
フォーマルシーンではナチュラルストッキングが基本
卒園式や卒業式にはいていくストッキングは、ナチュストor黒ストッキング、どちらが正解でしょうか⁉ フォーマルなシーンにはいていくストッキングって迷いますよね。「ストッキングならなんでもOKかな」と思って式に参加したら、「あれ? 私だけみんなと色が違う」なんていうことになったら嫌ですよね。そんな意外と知らないストッキングのOK・NGルールを、スタイリスト霜鳥まき子さんに教えてもらいました。
パーソナルスタイリスト。青山学院大学英米文学科卒業後、日本航空国際線CAとして10年間務める。海外で経験したパーソナルショッパーという職業に感化され、ファッションを通して女性のライフスタイルに寄り添いたいと思うように。その後、パーソナルスタイリストの創始者、政近準子氏に師事。独立後は、1万人を超える女性のパーソナルスタイリングを行ってきた。伊勢丹 新宿店や銀座三越にて、スタイリングアドバイスやファッションセミナーを多数開催。
HP:株式会社SPSO
卒園式・卒業式や入学式といった式典の場合、日本では「喪」を連想する黒ストッキングではなく、ナチュラルストッキングがよいとされています。もちろん、寒冷地や、世の中的に黒を着用したほうがよいタイミングなどの際は、黒や厚手のストッキングを着用することもありますし、スカートではなくパンツを選ぶのもよいかもしれません。ただし、黒ストッキングにした場合は黒っぽいパンプスを選び、ストッキングと靴の色を分断しないように気をつけてくださいね。
スーツやセットアップでなくてもOK!ワンピースコーデもおすすめ
子どもの卒業式・入学式用に着ていく服を用意しなきゃ…とお悩みの方に。これを機にセットアップなどをしっかりと一式揃えることも検討した結果、シンプルなネイビーワンピースを選んだDomani Labメンバーの杉本緑さんに服装選びのポイントを教えてもらいました。
2児の母。洋服への愛が高じてアパレル業界へ飛び込み、某アパレル会社で企画、生産に携わる。舞台や落語などの芸術鑑賞で自らの感性を刺激。娘との日常を描いたユニークなイラストもSNSで発信中。
Instagram:@green_sgmt
若い頃よりカジュアルファッションをこよなく愛し、仕事もアパレル会社勤務という職業柄かいわゆる“コンサバファッション”というキレイめなスタイルに全く触れなかった杉本さん。
「この機にセットアップなどをしっかりと一式揃えることも検討しましたが、今後着用の機会が子どもの成長に合わせて数年おきに発生していくことを考えると、毎回同じ服装ばかりでは飽きてしまいそうな予感が…。それよりもシンプルなワンピースをベースに、あるときは同色のジレ合わせでトレンド色強めに、またあるときはお気に入りのツイードジャケットを羽織って…など、その時々で違うアイテムを買い足して合わせた方が楽しめるのでは?と考えました」(杉本さん)
その結果、選ばれたのが、究極シンプルなネイビーのワンピース。フィット&フレアのシンプルな長袖デザインのものを選ばれたそうですが、1枚で着てもよし、ジャケットやジレなど他アイテムとあわせてもよさそうな、オールマイティなものを選べば、確かに飽きずにいろいろなコーディネートを楽しめそう。学校行事からちょっとした食事会まで、困った時に気軽に頼れそうです。
セレモニースタイルにおすすめのブランド
ビームスから、ハレの日のための「セレモニーコレクション」を発売。Demi-Luxe BEAMSとB:MING by BEAMS、Kodomo BEAMSに、特別なシーンに自信を持って着られる新作が揃いました。
「Demi-Luxe BEAMS」のフォーマルコレクション
今シーズンは、オールシーズン活躍する定番シリーズや1枚で洗練を叶えるワンピース・オールインワンに加え、オケージョンスタイルに華を添えるアウターを展開。
※12月下旬入荷
また、COG THE BIGSMOKE(コグ ザ ビッグ スモーク)との別注コレクション「Interchangeable Formal Wear Collection」から、ジャケット、ブラウス、パンツ、スカートの計4型を発売します。
※1月下旬入荷
「B:MING by BEAMS」のバリエーション豊かなフォーマルウェア
気負わず着られるのにきちんと見えるB:MING by BEAMSのフォーマルコレクション。今シーズンは定番人気のハニカムツイードシリーズはもちろん、セットアップ、ワンピース、オールインワンなど、ハレの日以外にも着回せる多彩なアイテムをご用意。装いを華やかに彩るコサージュやブローチなどの小物も充実しています。
※12月下旬~1月上旬入荷
卒園式・卒業式のおすすめジャケットコーデ
セレモニースタイルに欠かせないジャケット。パンツでクラシックにセットアップで着こなすのもいいし、ワンピースに羽織って華やかな感じに仕上げるのもおすすめです。
定番ノーカラージャケット×細身テーパードパンツをベージュのツイードが優しげに見せる
トレンドに関わらず、卒入園・卒入学式コーデに毎年選ぶ人が多いツイード素材のジャケットコーデ。ミックスツイードあるいは単色問わず、どんなデザインでも上品なクラシカル感が漂い、リッチに映えるのが最大の魅力です。
テーラードジャケットやプルオーバーも人気ですが、中でもクルーネックのノーカラージャケットのセットアップはすっきりきれいめに映えるとセレモニースタイルの定番アイテム。それ自体がクラシカルにつき、ボトムは細身パンツを選んで、軽やかにまとめるのが今の最適解です。
定番ノーカラージャケット×ワンピースなら”いかにもセットアップ”じゃない合わせがおすすめ
ジャケット×ワンピースも、セレモニーコーデの正装。これまでは、潔いノーカラージャケットに同素材のシンプルなAラインワンピが従来の王道でしたが、最近は異素材だったり、ワンピ1枚でも映えるデザイン性の高いワンピも豊富。
卒園式ではジャケットを羽織って、二次会はワンピ1枚でなどと違う印象を出せるので、ジャケットとワンピースで素材を変えたり、いかにもなセット合わせにしないコーデがおすすめです。
卒園式・卒業式の「色別」お手本コーデ
感度高めのワーママなら卒園式・卒業式コーデにも色々な選択肢があります。知的に映えるネイビー、モード感漂うブラック、華やかに仕上がるオフホワイトやベージュと、選ぶ色で印象はかなり変わります。子供のハレの日だからこそ、マナーに則った服装を自分らしく楽しみましょう。
定番も最旬も最愛「ネイビー」のセットアップなら知的映え
黒よりも柔らかく、ベージュよりも落ち着いたトーンのネイビーのセットアップは、卒入園・卒入学式コーデで真っ先に手が伸びる色。小物使いやアレンジ次第で、その後の学校行事や通勤コーデにも着られる汎用性の高さも注目です。
ベーシックなノーカラージャケット×テーパードパンツやワンピースはもちろん、ちょっとリラクシーな素材やカジュアルめなデザインもネイビーならグッとセレモニー仕様に格上げ。すでに定番のセットアップも持っているなら、ほんのり自分らしさが出せる変化球的デザインを選ぶのもおすすめ。
モードな「黒」ワンピースでおしゃれに!
卒入園・卒入学式はもちろん子どもが主役、とはいえママも自分らしいおしゃれで臨みたいもの。落ち着いたネイビー、ベージュがベストなのは百も承知だけれど、やっぱり最愛のブラックコーデに頼りたい。もともとブラックやモノトーンコーデ好きでエッジの効いたおしゃれが好きな方の中には、そんな想いがある方もきっと多いですよね!
ハレの日のブラックコーデは沈んだ暗い印象にならないことが何よりも大切。どこかに華やかさがあったり今っぽいデザインのものなら、落ち着きすぎずお祝いの場にふさわしい印象に。ゴールドやパールなどアクセを効果的にあしらって、一段と洒落見えさせるのもポイントです。
「オフホワイト・ベージュ」のスカートコーデで華やかフェミニンに
知的で落ち着いたムードのネイビーもいいけれど、もう少しハレの日らしい華やかさが欲しい方に人気のオフホワイトやベージュのセットアップ。
淡いオフホワイト/ベージュの上品さがより生きるのは、足元に抜け感がでるスカートのセットアップ。タイトめスカートはその真面目さを和らげ、フレアスカートは甘さが抑えられ大人可愛い印象に。きちんと系は柔らかく、甘いデザインのスカートは品よく昇華してくれるのでお祝いの場にふさわしい絶妙な華やかさが叶います。
卒園式・卒業式に役立つ!あると便利なアイテム
卒入園・卒入学式コーデの仕上げに欠かせないハレの日らしい小物使いやアウター選び。意外と手持ちのアイテムだといざあわせてみたら印象がちぐはぐなんてこともありますよね。そこでDomaniがおすすめする洒落見え小物や、あると便利なライトアウターをピックアップしました。
「アクセサリー」はオーソドックスなパールピアス、ネックレスを選んで、華やぎをプラス
アクセサリーは、大きすぎず小さすぎず、控えめなサイズのパールピアスやネックレスがおすすめ。きちんと感がありながら、ほどよい華やぎもプラスできます。
セレモニー定番のパールアクセサリーは、ワンピーススタイルともブラウススタイルとも好相性。ハレの日にふさわしい輝きを添えながら、のっぺり見えを回避してくれるのがうれしい。
「バッグ」は、ほどよいツヤがある小ぶりの黒バッグが◎
貴重品類を入れるのにちょうどいいサイズ感のハンドバッグが卒園式・卒業式コーデにはぴったり。クラシカルなデザインと品のよいツヤ感があるレザー仕立てで、タイムレスに使えます。
ベーシックなハンドバッグなら、深いネイビーのワンカラーコーデにもすんなりマッチします。
「サブバッグ」は「かさばらない」がキーワード
ダークトーンの縦長トート。卒園式・卒業式のセレモニーコーデに多いネイビーやブラックになじむものを選ぼう。ハンドル部分が長く、肩かけも可能なものであれば、使い勝手も抜群。
ネイビーのサブバッグもママ行事関連でとても使い勝手がいい。手のひらに収まるサイズ感に折りたためるものだとより便利です。
「シューズ」は、足元をきれいに見せるポインテッドトゥ&太めヒールのパンプスを抑えたい
すっきりした印象のスムースな風合いのレザーのシューズがセレモニーコーデにぴったり。幅が太めのヒールのものを選べば、安定感がある上に歩きやすさも両立できます。長時間履いても痛くなりにくく、靴ズレもしにくいものがおすすめです。
「コサージュ」は甘さを抑えた大人めデザインを選んで
シュッとしたリーフ柄はジャケットにあしらうだけでスタイリッシュな雰囲気に昇華。左中の小さな花が連なったデザインは、シルクサテンの艶やかな葉が上品なアクセント。クリップ付きなのでヘアにあしらったりと色んな楽しみ方ができそう。下はオーガンジーとチュールの繊細な花モチーフにパールビーズが可愛らしいアクセント。
「ブローチ」は、フラワー、オーバルetc…好みのデザインを数種類揃えておくのも狙い目
最近の流行りもあって、近年ブローチはバリエ豊富に展開されています。同じ服でもブローチ次第で雰囲気も変わるので、この機会に少し揃えておくのも一案。クラシカルな花柄モチーフのほか、オーバル型やラインモチーフはすっきりとした大人っぽい雰囲気が楽しめる。
「ライトアウター」は、どんな襟とも合うステンカラーやノーカラーがおすすめ
三寒四温で朝晩と日中の気温差が激しい卒園式・卒業式シーズン。3月のセレモニーに冬用のコートはちょっと時季外れと感じてしまいます。4月の入園・入学式も着て、その後は通勤にも着られることを考えると、おすすめは春先でもバッチリ着られる化繊混のとろみ素材がおすすめ。デザインはインナーのコーデにもよりますが、どんな襟とも合うノーカラーやステンカラーならより安心です。
先輩ママの卒園式・卒業式コーデSNAP
卒入園・卒入学式コーデに迷うママたちに向けて、先輩ママのファッションを紹介。Domani専属読者モデル&Domani Labメンバーの卒園式・卒業式ファッションをスナップしました。
- Domani専属読者モデル・浅野里絵さん|品のよさとクリーンなイメージをもたらす紫ベースの着物スタイル
- Domani専属読者モデル・鈴木まきさん|ネイビーのノーカラージャケット×ブラウス×タイトスカート
- Domani Labメンバー・杉本緑さん|フレアワンピース×ビジューつきパンプス
- Domani Labメンバー・吉田美帆さん|ブルーのブラウス×センタープレスパンツ
Domani専属読者モデル・浅野里絵さん|品のよさとクリーンなイメージをもたらす紫ベースの着物スタイル
白〜淡い紫のグラデーション、かつ片身替わりのデザインの着物だから、彩り豊かな帯を合わせてもエレガントに着地。波模様のような帯がモダンな印象に。日本の伝統文化である着物は普段なかなか着る機会がないため、子どもも喜んでくれるはず。
Domani専属読者モデル・鈴木まきさん|ネイビーのノーカラージャケット×ブラウス×タイトスカート
セレモニースタイルならではのオールネイビーファッション。ダークネイビーを選べばきちんと感がより増します。深みのあるワンカラーコーデの中、ボウタイブラウスにあしらわれた大振りのパールモチーフがアクセントに。
Domani Labメンバー・杉本緑さん|フレアワンピース×ビジューつきパンプス
デイリーシーンでも着まわせそうなネイビーのフレアワンピースは、ほどよく体にフィットするきれいなシルエットと、かしこまり過ぎないきちんと感を演出。レース地×スクエア形にビジューがあしらわれたパンプスや、パールのアクセサリーで華やかさをプラスしているのもポイントです。
Domani Labメンバー・吉田美帆さん|ブルーのブラウス×センタープレスパンツ
洗練度&洒落感たっぷりのブルーのセットアップ。ネイビーやモノトーンだとマンネリ化しがちなので、鮮やかなブルーでとびっきり晴れやかに。ブラウスをインすることでフリルのようなディテールが引き立ち、スタイルアップ効果も抜群。セットアップが華やかな分、髪は軽く内巻きにする程度のナチュラルスタイルに仕上げています。
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